まずは用語の説明から・・・(笑)
- ・硬度
- 正式には「モース硬度計」と言うようだ。オーストリアの鉱物学者、フリードリヒ・モースが考案した方法で、鉱物にかき傷をつける事によって、その鉱物の硬度を測定する方法。硬度1の滑石から、上は硬度10のダイヤモンドまで10種類の鉱物を選んで基準としている。
- 硬度1 滑石,硬度2 石膏,硬度3 方解石,硬度4 螢石,硬度5 燐灰石
- 硬度6 正長石,硬度7 石英,硬度8 トパーズ,硬度9 コランダム,硬度10 ダイヤモンド
- ・比重
- 鉱物の重量をそれと等しい体積の水の重量と対比した値。同じ値を示すものは一つと無い。
- ・屈折率
- 光線がある物質から他の物質へ入る境目で換える方向の程度で、鉱物種ごとに持っている固有の率。
- ・複屈折
- 進入すると光線が二つに分かれる性質。
用語ではないですが、以下の文章に出てくるので説明をします。
- ・色
- ここで言う色とは鉱物の代表的な色のことです。ですから、他にもさまざまな色が存在します。
- *パライバトルマリン
- 硬度:7〜7.5、比重:3.0〜3.2、屈折率:1.624〜1.644、色:ネオンカラーブルー
- とっても珍しい宝石です。この色に惚れ込んでしまい、無理を言って母から譲ってもらいました(笑)。もう、めろめろです〜(爆笑) 普通の宝石屋の店頭にも並ぶようになったと思ったら、すぐに姿を消してしまいました。もう取れなくなったそうです。ぜひ、本物を見て欲しいです。
- *ムーンストーン
- 硬度:6〜6.5、比重:2.58、屈折率:1.518〜1.526、色:ミルキーホワイト
- この石の特徴は帯状のミルキーな光(シーンといいます)が入る事です。(安モノには入ってない事もしばしばですが…)昔は宝石屋には真っ白いムーンストーンしかなかったのに、最近では青みがかった透明度のあるブルームーンストーンが主流になってきています。まあ、ブルームーンストーンのほうが私から見ても、数倍は綺麗だから仕方がないとも言えますね。古くから幸運をもたらす宝石として知られていたようです。
- *ガーネット
- 硬度:7〜7.5、比重:3.84、屈折率:1.760、色:レッド
- ガーネットはラテン語の"ざくろ"を意味するグラナトゥムに由来しています。身に付けると永遠の友情と信頼をもたらし、己の身を守ってくれると伝えられています。
- *ぺリドット
- 硬度:6.5〜7、比重:3.34、屈折率1.654〜1.690、色:オリーブグリーン
- この石の他の石に見られない特徴は複屈折率が高いことで、見た側の反対側の稜線が明らかに二重に見えるほどです。
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