ミユ

 

ミユ

登場話 : 28話『ユリシーズの星雲』

       

 地球の南国のリゾート地のような、まさに癒しの場所といったユリシーズ星雲の中の「人間の星」。
そこの現地の娘になりすましてハーロック達を待ち構えていたのは、このミユでした。
しかし一見して南国にも関わらず一人周囲と違う青白い肌、妖しい美貌…どうみてもマゾーン!
昔見ていた時に、アルカディア号の乗組員は誰も怪しいと思わないのか…?と疑問に思った覚えがありましたっけ……。
あの台羽君ですらそういう彼女に好意を持って接していたということは、それだけ巧妙に正体を隠せていたということなのでしょう。
それを考えると結構このミユ、そういう意味でも恐るべし!マゾーンかもしれません。
やはりこのミユといえば、その美貌に惹かれた台羽君を螢が不安そうに気にかけているというシーンがありました。
ミユは、そういう台羽君を利用しようと思えばできたのでは?と思うのですが、不思議にも(いや、物語の進行上?)その手は使いませんでしたね。
ハーロックにも酒らしきものをついでいましたが、毒を入れたり(!)することもできたんじゃないかなと思いましたし…。
結局ハーロック達を葬り去る方法は、アイン博士の自然をコントロールする科学の力を利用するというとっても大規模な作戦だったんですよね。
先ほどの色仕掛け等の方法は彼女の好みじゃなかったんでしょうか。
中身は意外にも実はダイナミックなこと好きな、ちょっと硬派な性格だったりして…。
 結構雰囲気的には色っぽいマゾーンだと思うのですが、個人的には、その色気を意外なくらいあまり前面に出さない奥ゆかしさ(?)が印象に残ったマゾーンでした。


◆セリフから
 「私はマゾーン、特別工作隊員よ!」

(↑注:主なセリフはこれくらいだったもので…。)

 

<2003.8/ Illustrated by Maja>