ヒステリアス

 

ヒステリアス

登場話 : 8話『女王の宇宙艦隊』
      
       

 ヒステリアス…とは、いかにも零士氏らしいネーミングだなぁと思いました。
悲劇の人ですね、この人も…。
所属を名乗っただけで秘密を知られたことになってしまったわけですが、ちょっと先に出てきて同じく捕虜になったヌレームは感情がほとんど出てこなくて機械的な感じがしていたのですが、ヒステリアスは初めてマゾーンも人間的?というような哀愁を感じさせられた戦士でした。
 原作でも同じエピソードがありますが、こちらではハーロックに釈放された後、帰る場所もなく永遠に宇宙の海をさすらう、というところで終わりなのに対し、アニメの方ではその後復讐の鬼となっている台羽が追いかけていって撃墜してしまうという話が加わっています。
私としてはなんだか後味が悪い展開だな〜と思ってしまいました。(しかもちょっとオカルトチック?な場面がまた印象的でイメージが原作と変わってしまいました。)
 台羽が追撃してきたのを見て何故か笑みを浮かべる彼女。
それは帰る場所を失った誇り高い高官が死に場所を得られたことに対しての笑みなのでしょうか…。

◆セリフから
 「私は大マゾーン銀河系永久基地第7艦隊司令ヒステリアス。
 これ以上のことは何も言いたくない。」
 
おうかしら?」

 

<2001.11. Illustrated by Maja>