エルザ
登場話 : 23話『ヤッタラン・プラモ狂の詩』
アニメでは、ヤッタラン副長が唯一関わり合いになり、関心を持ったという希少なマゾーンが、このエルザでした。
普段はプラモ作りに熱中しているヤッタランですが、プラモを思いを込めたプレゼントとして贈っても花束以上に喜ぶ女性なんてあまりいなかったんでしょうね、やっぱり…。
ところがこのエルザはアルカディア号の秘密を探り出すべく、精巧なアルカディア号を作らせる作戦の為ではあっても、ヤッタランのプラモ作りに初めて理解を示した女性でした。
そしてヤッタランにとっては、理由はどうあれ自分の精魂込めて作ったプラモの価値を認めて欲しがってくれた唯一の女性だったんですね。
ロマンアルバム等の資料には、彼女がプラモ狂のように紹介されてましたが、それはちょっと違うんじゃないかな?とその辺昔から私は疑問に思っているところです。
あくまでも彼女の中にあるのは軍人として任務を遂行することだけだったように思えたんで、出来れば本当にプラモ狂だったら話もキャラの個性ももっと面白くなったんじゃないかと思うんですけど、どうでしょう?
このエルザ、上官に口ごたえしたり転んでもただで起きないようなバイタリティのある性格みたいですが、「これを司令に見せればどんなに喜ばれるか…」という一面も見せていましたね。
しかし最後まで非情な軍人で終わってしまったのはこのキャラだけに何とも残念…。
せっかくの副長スポットのエピソードだし、もっとヤッタランと心ある交流を見せて欲しかった!と思います。
?◆セリフから
「完成させたいでしょ?これを差し上げるわ。
私もこの艦のプラモを作る。どっちが優秀か競い合いましょう。」
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