巨大母艦司令

 

巨大母艦司令

登場話 : 23話『ヤッタラン・プラモ狂の詩』

       

 エルザの上官ということで登場してきただけの為か、名前が資料にもはっきり出ていないというのはどうしてだ!?ととっても疑問です。(アレルギアスだって名前が出てくるのに。)
ご覧の通り、結構個性的な容貌を持つマゾーンでもあり、美しいというだけではない何か過去のドラマを感じさせてくれるマゾーンで、主役はエルザだったにも関わらずそれ以上に魅かれるものがあるマゾーンでした。
何となくエメラルダスに似てる?!という感じもインパクトあった要因かもしれません。
 それと、この容貌なのでさぞ恐ろしい冷たい感じがするのかと思いきや、本編では、そういう印象がほとんどないというギャップがまた良かったです。
哀れ捕虜として捕えられたヤッタランはさぞかし酷い扱いを受けるかと思いきや、敵ながらも見かけはどうでも副長に対しての礼儀を示し、「失礼があってはならぬ。」と慇懃な態度。
一応とはいっても、そういうことをしたのはこのマゾーンくらいだったのではないでしょうか。
そのイメージの違いに最初見た時は驚いて割と冷酷な侵略者的要素の強かったマゾーンの見方もちょっとずつ変わっていったような気がします。
 また、声を担当された坪井章子さんがまた良かったと思います。
シャキシャキッとした清涼っぽいお声というんでしょうか…だからといって決して冷たくはなく温かみを感じさせるんですよね。
この方がまた、このキャラにより一層深みや幅を持たせていたように思います。
 ただ本当に残念なのは、せっかくのこういう人物なのに出番があまりなく、あまりにもあっけなく倒されてしまったこと。
ちょっと納得いきませんねぇ〜。
ぜひもっと前に出て活躍して欲しかったマゾーンでした。


◆セリフから
 「それはよい趣味をお持ちで…。この方を特別捕虜室へご案内せよ。」

 

<2003.6/ Illustrated by Maja>