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ハーロック・サーガ

HARLOCK SAGA

last update 2001.7.20.fri

HARLOCK SAGA comment

 

1999年に入ってから1年にわたり、2ヶ月に1本のペースで全6巻OVAで製作された一応ハーロックが主役らしい(?)というこの最新作、一体見た人はどういう感想を持ったのか?!
 ここでは、このHPの作品の投稿コーナーに寄せられた作品の感想を集めてみました。

 また、引き続き記事は掲載致しますので、ハーロック・サーガに一言、言いたい事がある!私はこう思った!という方は作品の掲示板で何でも書き込みしてみてください。

 

  未来軌道様 (No.1『ハーロック・サーガ第2話(OVA)』1999.3.27.SAT)

  秘密作家J様 (No.2『アルベリッヒ』1999.3.28.SUN)

  Maja (No.21『ハーロック・サーガ全6巻を通して』1999.11.28.SUN) 

  ゾナラーナ様-1 (No.22『ハーロック・サーガ』1999.12.5.SUN) 

  ゆみねこ様-1 (No.37『ハーロック・サーガ』2000.3.31.FRI) 

  ゾナラーナ様-2 (No.38『ハーロック・サーガ』2000.3.31.FRI) 

  ゆみねこ様-2 (No.39『ハーロック・サーガ』2000.4.1.SAT) 

 

※No.は作品の投稿コーナーの記事ナンバーです。

 

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未来軌道

『ハーロック・サーガ第2話(OVA)』

 

 ・・・ということでハーロックサーガ第2話なんですが、やっぱり作画でしょう。

 正直言って1話目の時、ちょっとこれは・・・と思っていたんですが、今回はあんまり気になりませんでした。

 アルカディア号がCGから手書きになったのは嬉しいですね。

それとメーテル。目つきが悪かったですが、そんなに悪くはなかったです。

他の作品に比べるとまだまだですが、これからに期待ですね。

 

 ストーリーは原作に近いストーリーだったんですが、ただアルベリッヒが台場正に指輪を作らせるところがちょっと違いましたね。

なんか誘導尋問してるみたいな感じで。

 999が出てきたのはよかったですね〜。

 どうやらバンダイさんは「ハーロックサーガ」のHPの掲示板を参考にされてるようですので、これからどんどん良くなるのではないでしょうかね。

 第3話発売の5月25日が楽しみになってきました。
 
 ワルキューレ以降もやってほしいです。

 

(作品掲示板No.1/1999.3.27(土)の投稿記事より)

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秘密作家J

『アルベリッヒ』

 

 ハーロック.サーガのハーロックは寡黙で良いですね。狂言回しのトチローとの釣り合いがとれていると思います。


 でも今回の2巻目で、感心したのはあのアルベリッヒ。最近の松本作品では敵がずいぶん小さい男に描かれているのが多く、ハーロックの魅力を引き出すためにも、敵の描き方を何とかして欲しいなって思ってました。


 確かに原作でもアルベリッヒは何とも情けない男だったし、ハーロックが手を出すまででもなかったのですが、宇宙最強の力を持った指輪を手にして、支配者ヴォータンに反旗を翻すという野心家であり、屈折した孤独な男を安原さんが好演してくれたおかげで、何とも言えない魅力的なキャラになっていたと思います。


 ハーロックのライバルとなると、男ではどうしても、古武士的な宇宙戦士タイプが多いのですがアルベリッヒにはそれらとは違う、何かを感じてしまいました。

 結果は当然、原作通りに進むとあーいうみじめな終わり方ですが、変な意味で、アルベリッヒを応援してしまいます。

 

(作品掲示板No.2/1999.3.28(日)の投稿記事より)

 

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Maja

『ハーロック・サーガ全6巻通して』


 やっと、ラインの黄金が終わりましたね。
そこでハーロック・サーガの感想など述べたいと思いますが、まずは数少ない褒められるところからいってみましょう!
 実は途中で打ち切りとか、中止とかになるんじゃないかとちょっと心配していたのですがきちんと予定通り、全6巻、しかも発売日に遅れることなくちゃんと発売されたことは褒めてあげたいところです。
当たり前のことなんですが過去例などもあるので絶対確実な保証はないですよね。
 それと、音楽ですね。当初、やはり零士氏がクラシック大好きということで、ワーグナーの曲をそのまま使用するということになっていたらしいのですが、そこを敢えて和田薫氏がアレンジしてハーロック・サーガ用のオリジナルとして曲を作ったということで、そのチャレンジはとてもよかったと思います。
 以前、劇場用「わが青春のアルカディア」でもドヴォルザークの「新世界」等をそのまま使っていましたが、確かにとても印象的でよかったのですが、やはりその作品にしかない音楽を生み出して欲しいという気がします。
 この前行われた幻想軌道コンサートでもやはりワーグナーテイストのハーロック・サーガの曲はとてもよかったと思いました。
 褒められるところといったら、大体こういうところでしょうか。

 作品の出来としては、予想どおりでした。
私としては予想を裏切って欲しいという気持ちもあったのですが、すっきりと本当に見事、予想どおりの結果でしたね。
 1年程前、絵柄や配役が発表された時点で、私の中では「ハーロックの登場作品」とは切り離して捉えていましたので、結構冷静にというか冷ややかに見ていたという感じですね。
 SSXを毎週見ていた頃の気持ちで見ていたら結構大変だったでしょうね〜。
ハーロックが出ているアニメとして見るよりは松本零士原作のアニメとして観てました。
 で、どうだったかというと、まあ正直言って何を言う気も起こらない……んですね。
もう怒りも通り越しているというか。
 そこを敢えてせっかく最後ですから、やる気を起こして言ってみましょう。


 そもそも、ラインの黄金をアニメ化しようと企画した人の考え自体が私にはわかりません。
また、スタッフの選考自体の感覚も理解超えてますけどね。
トチローとハーロックの声優を同じ人間にしたり。(予算の関係ですか?)
私の頭がついていかないのもあると思いますが、原作の内容って未だによくわからないんですよ。
それに、あまり単純に面白いと思いませんでした。
 ハーロック・サーガは、そういう原作をただ単にコピーしただけって感じですね。
沢山のお金とスタッフを使ってやる必要なんてあったんでしょうか。
 各巻にスタッフインタビューとかキャラクター設定資料などのライナーノーツが同封されて
いるのですが、結構興味深かったです、この資料。
作品を見て感じた制作側の姿勢がそのまま声として載っているのです。
とにかくやっていけばなんとかなるさっていう感じなんですね。綿密なプランもない。
 スタッフさんの姿勢は、お役所仕事をしているかのようですね。はい、この仕事やってください、わかりました。あー、難しそうだな〜、まあ、無難にやっとくか。てな感じに見えるんです。
 だから、もう全てが表面的なんですね。
例えば、今回のハーロック・サーガのジャケットなどのイラストですが、作監の本橋氏が担当してますが、なんとハーロックらしく見えるものはほとんど漫画「ダイバー0」や「ラインの
黄金」の中で描かれたハーロックの「模写」つまり丸写しばっかりなんですね。
 ポーズなど参考に、というならまだかわいいけど、服を替えただけで本当にただ、写しただけ。
 メーテルにしても、この作品のメーテルは、やけにキツイ目をしていますが、原作ラインの黄金のメーテルって目がちょっと目がきつい感じで、本当に原作そのまんまです。
 これは他のキャラクターに関しても同じ。
作画監督にいわせればホラ、原作通りじゃないかってことなんでしょうかね。
 しかし、これがプロのやることか、と少々呆れてしまいました。
設定資料の中にも原作丸写しのものがかなりありました。
 もうね、いかにキャラクターを理解して描こうとしていないか、キャラクターの表面だけで描こうとしているかわかるというものですよ。
 その証拠に実際、肝心の中身のアニメーションを見れば、一目瞭然なんですね。
動いていても、舞台の中で生きているように見えないんです。
999のエターナルファンタジーを担当した作画監督の加々美氏という人の絵は、私自身感覚的にはいまいち好きではありません。
でも彼は、少なくとも零士調の絵を研究した中から自分で絵を作り出しているところはそういう面から見れば好感持てるところです。
 
 これは作画監督だけでなくて、他のスタッフさんも同じですね。もう、表面で、言われたからやってます、って感じがとても伝わってきますね。
 「原作よりも、もっと面白いアニメーションにしてやる!!」っていう意気込みって必要なんじゃないでしょうか。
クリエイティブな世界で仕事しているんじゃないのかな?
大勢の人に夢を見せる仕事をしているんじゃないんでしょうか?
 原作が面白くないと思ったら、あくまであれは原作なワケだから、もっとこうしたらいい作品になる!って原作のスジとは外れて松本零士とケンカするくらいの熱意くらいあってもいいのではないでしょうか?
 それとも、今のアニメ制作するシステムってそういう体制になってしまってるんでしょうかね。
 それからまた、ハーロックがタイトルになっていたり一応主役であるにも関わらず、あまり
ほとんど空気のような存在感でした。
 この作品では描くのが難しいということで、明らかにスタッフさん逃げちゃってますね。
 ハーロックを描くのは、今まで制作されたものを見ても感じますが、絵的にも演技的にも確かにとても難しいと思います。
声担当の人もトチローの声の時はほっとしてしゃべっている印象があるし、とにかく男前の声なら、巧い声だけでハーロックの声が務まるというわけにもいかないようですよね。
 そうなるとハーロックの役に感覚的にすっと入っていけたという井上真樹夫氏は本当に
すごいなぁと思ってしまうんですよね。
 とにかく難しいからといって逃げてるよりもっと踏み込んでチャレンジして頂きたいですね。
それだけやりがいだってきっとあるだろうし。
 せっかくのキャラクターを、もっと大事に「生かしてほしい」です。

 6巻では、次につながるような終わり方をとりあえずしていますが、ワルキューレ、制作するつもりなんでしょうかね。
 仮にあったとしても今回のスタッフはやめてほしいなとお願いしたいですね。
 作るなら、絶対いいものをつくる!!という気概をもってやってほしいものです。

 

(作品掲示板No.21/1999.11.28(日)の投稿記事より)

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ゾナラーナ 様-1

『ハーロック・サーガ』


 こんにちは。初めて投稿させていただきます。
ハーロック・サーガ全6巻見ましたが、ホントは良い感想を述べたら良かったのですけれど、実際の所は、何だか原作よりも中途半端な終わり方をしてしまったような感じでした。(^^;)
 アルベリッヒとの対決も、肩を打ち抜いておいて、指輪を取り返し、後は襲ってくるドラゴンから「工夫して逃げろ」と告げて去っていく所なんか尻切れトンボな展開で、「ありゃりゃ・・・」てな感じでした。
 あと、全作品の後半になってくると、登場キャラクターが皆棒立ち状態だったのがとっても目立ってしまい、もう少しストーリーの展開や、登場人物の見せ場などを工夫する気はなかったのかな、と言いたいです。
 Maja様がおっしゃるとおり、スタッフはこの作品や、ハーロックには特に何の思い入れもなしにアニメにしてしまった、という感じがしました。
これでは、いくら声優さんが優れていたとしても、演技のし甲斐がなかったのではないでしょうか?
ハーロックの存在感がとても希薄だったし、トチローも最初は格好良さがそれなりに出てたのに、次第にドタバタが目立ったような・・・。
 やはり、どうしても昔のハーロック作品、特にりんたろうさんの手がけたハーロックもの(宇宙海賊キャプテン・ハーロック、旧映画銀河鉄道999、さよなら銀河鉄道999)と比較してしまわざるを得ないかな?
あのハーロックは段違いにかっこよくて、1シーンごとにも存在感がバシバシ感じられたので。(他のキャラクターも同様!)
 りんさんがいかにハーロックが好きで、思い入れを込められていたのかがよくわかります。
 今後、松本アニメがどれだけ出てくるのかわかりませんが、私もやはり数を多く作ってくれなくても良いからじっくり内容を深めた、キャラクターの生き様をじっくり見せてくれるような作品を作って頂きたいな、と願っています。

*6巻の「映像特典」は何だか詐欺だよー。
今までのオープニングとエンディング2本を回しただけなんですもの。
「その分だけのお金を返してー。」と思ったのは、私だけでしょうか?

 

(作品掲示板No.22/1999.12.5(日)の投稿記事より)

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ゆみねこ 様-1

 『ハーロック・サーガ』

 この作品については、いまさらここで蒸し返してどうこう言うつもりはなかったのですが、
ハーロックに対するスタッフのコメントを目にして、気が変わりました。
私は幸いにもビデオを買ったのは1巻と、5巻だけで、松本先生のコメントと、山寺さんのコメントしか知らなかったのですが、その他の巻については、何かすごい事が書いてあるらしい・・・というのは、薄々知ってはいました。
 しかし、ここまでだったとは・・・!
そのコメントについては、ここに書くのもおぞましいのですが、なるほど、人それぞれハーロックに対する解釈というのは違うものです。
 それで私が知りたいのは、一体全体「ハーロックサーガ」のスタッフというのは、その「おいしいとこだけもっていく、何もしないヤツ」というのを主人公にして、一体どんな物語を作ろうとしていたのか、という事です。
そういう「ヤツ」を主人公にした物語が、どんな風に人に感動を与える事ができるのでしょうか・・・?
それとも初めから、感動とは無関係の物語を作ろう、という狙いがあったのでしょうか・・・?
そういう事なら納得できますが。
 で、私が「ハーロック・サーガ」のスタッフに対して言いたいのは、別にどんな作品を作っていくらで売ろうと構わないのですが、その「おいしいとこだけもっていく、何もしないヤツ」というのは、私のハーロックとは何の関係もない人物なので、ハーロックとは関係ないとこでやってください。という事なのですね。
もちろんあのタイトルもやめて頂きたい、こう思います。
だって、ハーロックの物語ではないのですから。
「おいしいとこだけもっていく、何もしないヤツ・サーガ」というのが、どうでしょう、ぴったりではないでしょうか。

 とにかくあのタイトルに騙されて、うっかり観てしまったファンの気持ち、というのは・・・
別にわかってもらわなくてもいいのですが、何の意志も、感情も感じられない、魂の抜けたようなハーロックの(つもりらしい)絵を始めとして、それこそ何もしないかと思ったら、突然身を翻して走り出したり、ハーロックにしてはあまりに不可解な行動、発言が多かったです。
ミーメもハーロックの「後妻」ではないので、べたべたくっつかせるのはちょっと違いますね。

 書けば書くほど泥沼ですが、ハーロックを侮辱するために作ったとしか思えないこの作品、私のようなファンにとっては、悲しいだけです。



(作品掲示板No.37/2000.3.31(金)の投稿記事より)

 

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ゾナラーナ 様-2 

『ハーロック・サーガ』



 改めてスタッフさんのコメント(インタビュー形式です)を見ましたが、ハーロックという人物の理解への戸惑い=前者のコメント=や、ストーリーの展開をどうしようかと困惑したこと=後者=から出たものだと思います。
企画の段階でもう少し煮詰めて取りかかればこんなに戸惑うことはなかったでしょうね。
 例えば前作の研究や、松本先生にハーロックについて訪ねたり、アニメはもう少しマンガとは違うストーリーを取り入れてみてはどうかとか、ファンが各キャラクターにどんな魅力を感じているかなど・・・。
良い作品はそれなりに時間をかけないと出来ないと思いますし。(ちょっと各5000円の値段は痛かったです。)
 以上、補足ですが。

 

(作品掲示板No.38/2000.3.31(金)の投稿記事より)

 

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ゆみねこ 様-2

『ハーロック・サーガ』


 補足説明ありがとうございました。
 つまり、やる気がなかった。
正面きって、ハーロックを侮辱する気概さえなかった、って事ですね。
そういう事なら、何も言う気が起こらない、とおっしゃるMajaさんのお気持ち、よくわかります。

 飯の種ならもうちょっと大事にしてもバチはあたらないと思いますが。

(もはや、飯の種である、という意識すらなかった、って事でしょうか。)

 

(作品掲示板No.39/2000.4.1.(土)の投稿記事より) 

 

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