街のetc情報【NotePad】

　かの「芸大美術館開館記念秘蔵絵画展」とかいう展覧会が、今朝(99/12/02)の新聞で３０万人のお客を

呼び込んだとか。

で、てっきりクリスマスごろまでやってるだろうと思いきや、５日で終わりというので、「どんなもんだろ

う」と氷雨の中、出掛けてきました......っても、車だけど(苦笑)。

　上野のお山の裏側に行ったらば、なんか人がやたらと歩いてくるし〜、なんかぞろぞろ向こうに歩いてい

くし〜、と嫌な予感がしたんですが、案の定、寒い中を２時間待ち。おいおいおい。

　とっとと予定をやめて、脇の「陳列館」でやっていた「前野まさる退官展」に行っていました。だって、

開館９時半なのにその１時間前から行列出来てるって言われたら、「いいよ、一度ＮＨＫの日曜美術館で見

てるし、どーせ『教科書に載ってる絵』なら」という気分にもなるぢゃない(笑)（そんなのはσ(^_^;)くらい？）。

　この人、芸大の建築科の教官で、芸大建築の教官の中では、歴代教官では２人目なんだそうです、退官展

やるの。入り口にコート着て立ち話してた人がどうやらご本人だったようですが、風貌とか体格とか身長と

か、まさに「お茶の水博士」＠手塚治虫でした(笑)。

　この前野さんという建築家は、単体の家屋よりもむしろ、家屋の連続からなる「町並み」とか「都市計画」

に近い分野でいろいろと研究していたようで、岡山県倉敷市の近く、下津井とか高梁（たかやな）、玉島の

町並み保存から発展した町の活性化計画とか、芸大奏楽堂の保存の旗振りとか大学地元の谷中・根津の町並

み研究からスタートした「台東区民講座　谷中学校」とかの実績があるとか。まぁ、保存と利便の兼ね合い

で呻吟もなさってるようですが。

　何も、芸大というと絵画彫刻・音楽だけでなく、そういう分野もあるんだというのと、町並みお散歩が好

きということもあって、ちょっと紹介でした。