記事タイトル:或る夜の怪獣夫婦の会話 


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お名前: 黄桃   
おひさしぶりです、こっちは(笑)

ケリーのセンチメンタルメモリーですな。
やっぱりマーガレットは好きで嫌いな名前?
じゃ、今後の展開って。。。
邪推中(笑)
[2001/09/13 01:01:59]

お名前: 黄桃   
おひさしぶりです、こっちは(笑)

ケリーのセンチメンタルメモリーですな。
やっぱりマーガレットは好きで嫌いな名前?
じゃ、今後の展開って。。。
邪推中(笑)
[2001/09/13 01:01:56]

お名前: ローズマリー    URL
まるふうさん  こんにちは

あーケリーのなかにはやはりあの人が……。
ジャスミンもそうだとはちょっと意外な気もしますが。
まあ、ジャスミンにも一番強烈な記憶の様ですからね。

名前も本当の名前はできるだけ知らせないというところもありますよね。
ニックネームで呼び、本名はしまっておくというか。
胎児に名前をつけて(その名前は他人には知らせない)、
産まれて1年たってつけなおすとか。
名前のもついろいろな力や風習は興味深い。
名前を知ることでそののもの力を封じるという伝説や
昔話も各地にありますね。
名前がネックのマンガもありますよねえ。
[2001/09/03 12:22:13]

お名前: まるふう   
ローズマリーさん、こんばんわ(^o^)

 おひさしぶり......うん、ここでは(笑)。
 別のところではやたらお会いしますが(・_゜)\バキッ☆

 なんとなく、「ケリーが付ける名前」「夫婦2人きり」「マーガレット」という
三題噺になってしまいました(笑)。
 夕食のしたく前に4巻目をめくってたら「俺にも1つくらい名前付けさせてくれれば
よかったのに」でジャスミンがびびってるあたり(笑)。
 アレ読んでて、「で、実際どういうネーミング?」と思ったのが始まりでした(笑)。
 女の子ならケリーはたぶんマルゴとデイジーがらみで.....(笑)。
男の子だと、まぁヨシュアかな、と(笑)。

 ジャスミンは確実にマルゴでしょうな(笑)。恋敵のような気もするけど>ジャスミンに
とってのマルゴ(笑)。それとも、兵士としてのジャスミンのお手本かな?

 ちなみに、「ヨシュア」ですが、手許にある「アメリカ人名辞典」@北星堂書店に
よると、ヘブライ語で「God-Saves」という意味です。「Jos」で始まる綴りの
ヘブライ語がらみの名前は神様がらみの名前が多いみたい。特に男性名はね。

 名付けるという行為は、魂を規定する、という宗教的な意味合いを世界のどこでも
民族宗教(原始宗教)レベルで抱えているようです。日本もそうだし、ケルトとか
ギリシャでもそうですねえ。願いをこめて親がつけるんだから、大事にしなくちゃね。
[2001/09/03 01:23:17]

お名前: ローズマリー    URL
まるふうさん

お久しぶりです(笑)
いやあ。ケリーの感傷でしょうか。
こういうシリアス(?)な雰囲気私大好きです。
これってゴーストより後なのかなあ。
ちょっと考えちゃう。
「マーガレット」
ジャスミンの頭にもケリーの頭にもある人物が浮かんでる?
それは……同じひとなのか違う人なのか。
名前って「思い」ですよね。それに重い。
大事なものですね。
[2001/09/02 22:04:37]

お名前: しまった......    まるふう   
 あ〜、書いてるはずなのにすすまないよ〜(T_T)。

 ということで、逃避してしまいました(自爆)。
[2001/09/02 21:38:27]

お名前: まるふう   
 ダニエルが1歳半をすぎてちょこまかと屋敷や《クーア・キングダム》の
なかを歩き回り出した頃。
 夫婦は珍しくガウラン高原の屋敷で2人きりで夕食をとった。
 相変わらずケリーよりも大喰らいなジャスミンが健啖ぶりを発揮し、最後に
紅茶を前にしたときに、ふと顔を上げた。
「なあ、海賊」
「なんだ」
「おまえ、以前言っていただろう。ダニエルに名前を付けたかったって」
 カップの中の紅茶かすがスプーンの動きに渦巻くのを覗き込んでいたケリ
ーは顔をあげた。
「そうだったかな。ああ、そんな事も言ったかもしれないな。それがどうか
したか?」
「いや、いったいどういう名前を付けるつもりだったのかなと思ってな」
 ケリーはしばし妻の顔を眺め、ふと視線を逸らした。
「......あんた、ダニエルが女の子だったら、なんて名前を付けるつもり
だったんだ?」
「わたしが質問してるんだぞ?」
 ケリーは黙り込んだ。ジャスミンが見つめていると、スプーンの柄をいじっ
ていたが、やがて溜息とともに吐き出した。
「......ヨシュア、かな」
「はあ?」
 ジャスミンは目を丸くした。「それはまた、ずいぶんと古風な名前だな」
 顔を上げた。
「そうなのか?」
「そうだぞ。大昔の勇者だか王様だかの名前だ」
「へえ」
 ケリーはカップにまた視線を落とした。「......勇者の名前だと?」
「と、習った記憶がある」
 ケリーは紅茶をすすった。静かにカップを置く。
「......知り合いがな、そういう名前だったのさ」
 ぽつりと言った。「それで?」
「それで?って?」
「ダニエルが女の子だったら?」
 ジャスミンは腕組みをして天井を見上げ、考え込んだ。
「そうだなあ。マーガレットかなあ」
「なんだ、そりゃあ。あんたが花の名前を子供に付けるのか?」
 ジャスミンは視線を下ろした。
「変か? ていうか、おまえ、よくそれが花の名前だと知っていたな」
 ケリーは肩をすくめた。「そのくらいは知ってるぜ」
「わたしの最初の友達がな、そういう名前だったのさ」
 ジャスミンは頬杖をついた。
「そういうおまえはなにか案があったのか?」
「いや........そうだな、俺もマーガレットだったかもな」
 ケリーは苦笑した。「女の子だとダイアンが一言ありそうだな」
「ローズとかか?」
 ジャスミンは笑った。「凝りそうだな、彼女は」
「そうだな。さて、俺は部屋に引き上げるぜ」
 がたりと立ち上がった。
「まったく、連日書類に追いまくられて大変だぜ」
「言うなよ、わたしだってそれをやってるんだ」
「まあな。じゃあ、おやすみ」
 食堂を出て自室に引き上げる。その途中の窓硝子にうつる自分の
姿を眺めた。
 まったく、スーツ着て書類眺めて署名して、か。
 苦笑する。ひでえ冗談だよな。この俺が女房子供持ってるなんてよ。
 
 マーガレットの花は知っている。花占いに使う花だ。ケリーにとっては
一番好きな、そして一番嫌いな花だった。
[2001/09/02 21:36:31]

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