さるのせんせいとへびのかんごふさん 穂高順也 文/ 荒井良二 ビリケン出版 |
へびの看護婦さんが注射になったり、巻尺になったり活躍!
荒井良二のポップな絵が素敵です。絶対受けること間違いないおもしろい絵本です。
「へびのせんせいとさるのかんごふさん」もでました。低学年の読み聞かせにこの2冊を使ったら大受けでした。
ねぎぼうずのあさたろう その1 飯野和好 福音館書店 <絵本> bk1 |
浪曲に乗って始まる物語。ねぎじる飛ばしてあさたろうが大活躍!飯野さんの迫力ある絵といい、子供達に大受けです。ねぎじるを飛ばすところなど、声に出して読むのは難しいんだけど、読み聞かせで読むと大受けまちがいなし!
シリ−ズ「ねぎぼうずのあさたろう その2」「ねぎぼうずのあさたろう その3」があります。
あさたろうがふるさとに帰る日はいつ?!
くろずみ小太郎旅日記おろち退治の巻 飯野和好 クレヨンハウス<絵本> bk1 |
こちらも浪曲調。くろずみ小太郎の世直しの旅は続きます。ホントおもしろい!
シリ−ズ「その2 盗賊あぶのぶんべえ退治の巻 」「
その3 妖鬼アメフラシ姫の巻 」「その4 悲笛じょろうぐもの巻
」が出ています。
ごきげんなすてご いとうひろし 徳間書店 幼児〜 bk1 |
うちにおさるのような弟がやってきた。みんなはかわいいっていうけど、私にはただのおさるにしか見えない。
しかたがないから、捨て子になって、もっと大きな家の子として、拾われてもっと幸せになるんだ。と考えたお姉ちゃん。誰に拾ってもらえたかな?
新しい兄弟ができるって、子供にとっては大きな問題なんですよね。
おとうさん、おかあさんがとても素敵なんです。
続編に 「やっかいなおくりもの」 「にぎやかなおけいこ」「ふたりでまいご」があります。
おさるはおさる いとうひろし 講談社 低学年から |
わかりやすい、短い文章ですが、とても哲学的。「ボクはいつおさるになったんだろう」とか、「広い海で偶然顔見知りのカメに会ってすごくうれしかった」こと、など、低学年の子どもむけに簡単に書いてありますが、奥が深い本です。のんびりとした雰囲気、素朴な感じの絵も素敵。
シリ−ズに 「おさるのまいにち」「おさるになるひ」「おさるがおよぐ」「おさるのおうさま」
ねこと友だち いとうひろし 講談社 中学年から |
ねこときんぎょは友だちでした。
でも、ある日ねこは突然金魚が食べたくなって
しまいます。魚はねこの好物ですからね。でも、友だちなのに、きんぎょを食べるなんてしてはいけない、でも、見ていると食べたくなってしまう。考えたねこは旅にでます。
ともだちってなんだろう?と考えさせる本です。
へびくんのさんぽ いとうひろし すずき出版 <絵本> |
へびくんが、水溜りをわたろうとしたら、「ちょっと渡らせて!」といろんな動物がやってきて、へびくんを橋のかわりに渡って行きます。ありはまだいいのですが、なんと大きなゾウまで!
頑張ったへびくん、自分で自分を誉めてあげます。
絵本なんだけど、YAもOK!もちろん、小さい子にも!
読み聞かせで読んで大受けでした。
14ひきのひっこし いわむらかずお 童心社 <絵本> |
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさんと10ぴきのネズミの兄弟のものがたり。
描かれた自然のがとても美しく、家族が協力して暮らす様子がステキです。
息子の大のお気に入りのシリ−ズで10冊どれも、それぞれの季節感ががあります。
「14ひきのあさごはん」「14ひきのやまいも」「14ひきのさむいふゆ」「14ひきのぴくにっく」「14ひきのおつきみ」「14ひきのせんたく」「14ひきのあきまつり」「14ひきのこもりうた」「14ひきのかぼちゃ」
まんじゅうこわい 川端誠 クレヨンハウス <絵本> |
有名な落語がすてきな絵本になりました。
お話は知っている人が多いかもしれませんが、川端さんの絵で読むとまた、ひと味もふた味も違います。大人の男性にも、オススメです。
落語絵本のシリ−ズはほかに「ばけものつかい 」「じゅげむ」「はつてんじん」があります。
Beat KIds U 風野潮 講談社 |
バンド「ビ−トキッズ」でドラムを叩いているエイジ。
ロックコンテストで賞を受賞し、東京の本戦に出場できることになりますが・・
全編軽快な関西弁で書かれていて、Kinkikidsファンの私は、 エイジが堂本剛とだぶってしまいました。
複雑な家庭なのに、明るく前向きなエイジがステキです。
ドラムのリズムに乗ってイッキに読めてしまいました。
あらしのよるに 木村裕一 講談社 低学年から |
やぎの肉が大好物のオオカミとやぎが狭い小屋の中に、一緒にいたらどうなってしまうでしょう・・・?
嵐の夜、ヤギが小屋で雨宿りをしていたらいっぴきの動物がはいってきた。真っ暗で何も見えない中、やぎと相手は話が弾み意気投合しますが、なんと相手はオオカミだった!
幸い、オオカミは風邪を引いていてにおいがわからないので相手がヤギだとは気づいていない。2匹は明日のお昼ごはんを一緒に食べる約束をしてわかれますが・・・・・
「ヤギがオオカミに食べられてしまう!」という緊張感が続いて、ペ−ジをめくるたびにドキドキします。
ペ−ジの続け方、次作への続け方が憎いほどうまくて全作読まずにはいられません。絶対、おすすめ!
お話は「あるはれたひに」「くものきれまに」「きりのなかで」「どしゃぶりのひに」「ふぶきのあした」へと続きます。
「ふぶきのあした」で完結しましたが、ヤギのメイとオオカミのガブの友情はまるで、「ロミオとジュリエット」のようだと思いました。「ふぶきのあした」を読んだときには思わず涙が・・・。こどもから大人まで幅広い年齢のかたにお勧めできるシリ−ズです。
みつばちマ−ヤの冒険 熊田千佳慕 小学館 <絵本> |
とにかく絵がすばらしいんです。写真よりも精密で暖かさがあります。
虫や花が愛おしくなる、素敵な絵本です。
さる・る・る・る 五味太郎 絵本館 <絵本> |
さる、○る」と○の部分を変えるだけでこんなに楽しいお話ができることにびっくり!
日本語っておもしろいね。
「さる・るるる one more」「さる・るるる secial」もあります。
童話物語 向山貴彦 幻冬舎 |
クロ−シャ大陸のトリニティ−という小さな町に住むペチカは身よりもなく教会で働いて、なんとか暮らしていた。
しかし、仲間や守頭にいじめられる毎日。ペチカ自身、ひねくれた性格の悪い子だった。
そんなペトカが唯一心のよりどころとしているのが、お母さんの思い出であり、たった1枚のお母さんの写真だった。
ある日、ペチカは妖精フィツと出会う。フィツは9日間地上で初めてあった人間を観察しなければならない。フィツが最初に出会った人間がペチカだった。
ところが、「妖精は人間を滅ぼす」という言い伝えがあるため、妖精を嫌う守頭にフィツと一緒にいるところを見られたペチカはあやうく殺されそうになる。なんとか、逃げ出すがここからペチカの長い長い旅が始まる・・・
「身よりはないけど、けなげで明るく頑張っている」ような主人公が多い中、「いじめられ、苦労した分、ひねくれてしまった」主人公ペチカが新鮮に感じた。
旅を続けるうちに出会った、何人かのやさしい人に影響され、少しずつ変わっていくペチカ。
また、大陸の地図や硬貨・時間などがしっかりと絵で示されていて物語の世界にはいりやすくて、結構長い話なんだけど、いっきに読めました。
ねらってるねらわれてる 近藤薫美子 BL出版 |
前から読むと虫が獲物をねらってます。
後ろから読むとねらっていたはずが「ねらわれて」います。これこそ、自然界の食物連鎖?!
虫好きの子におすすめです。
にんきものずかん 近藤薫美子 BL出版 |
画面いっぱいの虫・虫・むし・・・
ぎょっとする人も多いかもしれませんが、子どもが好きな「探しもの」と「言葉あそび」をうまく組み合わせた、とても楽しい絵本です。何度見ても飽きませんよ。
「にんきものアルバム」もあります。