車とキャンプ

最近の自動車は、低公害・低燃費と環境問題を意識したものが多くでてきました。
ところが、これだけマスコミで呼びかけているにもかかわらず、
窓からタバコの吸い殻を捨てる車、駐車しているときにもエンジンをかけたままの車が多いのです。
いくら自動車メーカーがいい車を作っても、それを使う方がわかっていないのなら
何の意味もないのではないでしょうか。
法律で規制しないとできないなんてどうしようもなくなさけなく、
やっぱりこの国は車社会の後進国だなと思ってしまうのです。

3〜4年前から友人家族にさそわれてキャンプに行くようになり、
はじめにテントとバーナーを購入しました。
最初は用具もそろっていなかったので何かと不便なこともありましたが、
家にあるものを工夫して使ったりしながら、少しずつ用具(最低限必要と思われるもの)
をそろえていきました。(これも楽しみの一つ)
新鮮な空気、動植物の観察、自然の中で体を動かす、ゆっくりとした時間を過ごす、
また、食事の準備や調理、そして食事は楽しいものです。
人それぞれの楽しみがアウトドアブームとなったのでしょう。
ところが、最近になって少し考えることがあるのです。
食事が終わった後、普通の合成洗剤を使って食器を洗う人が多いのです。
多くのキャンプ場は下水設備が整っておらず、排水はそのまま地中に流れてしまいます。
すると、界面活性剤を成分とする合成洗剤は分解されにくく、川に流れだして川を汚染してしまいます。
何年もするとその生態系が変わってしまい、取り返しのつかないことになってしまうと思うのです。
(これは一般の家庭での生活排水でも同じことです)
「自分だけなら、これぐらいなら大丈夫だろう」と考えているのでしょうか?
こういう考え方で現在の環境汚染問題が引き起こされていることに気づくべきです。
これからも自然とふれあいたいと思うのなら、洗剤は石鹸を主成分とする洗剤を使うなど、
できるだけ自然環境をこわさないように意識してアウトドアを楽しみたいものです。

スキューバ・ダイビングでは「海に何も持ち込まない、何も持ち出さない」という言葉があります。
これは、陸上の自然に対してもいえるのではないでしょうか。
もう少し一人一人が環境のことを考えないと未来が心配です。
いずれ何らかの形で自分や家族の身に返ってくるということがわからないのでしょうか。
誰が言ったかわすれましたが次の言葉が印象に残っています。
「現在は未来からの借り物だからきちんとして返さないといけないんです。」