2月15日、京都府山城町棚倉の涌出宮(わきでのみや)神社で、
「いごもり」という火の祭りがあるという話を聞いたので
また、知人と3人で写真を撮りに行きました。
その神社の近くに私の友人の実家があるので、空き地に車をとめさせてもらい
日がおちる前に神社に行き、たいまつに火が付けられるのをしばらくの間待ちました。
あたりが暗くなり、まずはじめに巫女や宮司の神事が行われたのですが、
神事についてはよく意味がわからないままその様子を見ていました。
そして、たいまつに火がつけられ、炎が空高くのぼっていく様を写しはじめました。

炎といえば、とうとうアメリカ・イギリスがイラクを空爆し
建物が壊され、炎があがり、戦争がはじまってしまいました。
アメリカ・イギリスは、イラクが国連の査察に対して非協力的であり嘘をついているとして、
国連の査察に見切りをつけ、イラクの武装解除と民主化をすすめる名目で
独自に強硬手段にでたようですが
これは、どちらもどちらといえ、戦争だけはやってはいけないことです。
結局、最終的に被害をこうむるのは何の罪もない一般市民なのです。

ここで、私が最も好きなソングライター、Jackson Browne(ジャクソン・ブラウン)が
1986年に出したアルバム "LIVES IN THE BALANCE" が思い浮かびます。
そのアルバムのタイトル曲"LIVES IN THE BALANCE"の歌詞を載せておきます。

LIVES IN THE BALANCE
   written by Jackson Browne
I'll been waiting for something to happen
For a week or a month or a year
With the blood in the ink of the headlines
And the sound of the crowd in my ear
You might ask what it takes to remember
When you know that you've seen it before
Where a govemment lies to a people
And a country is drifting to war

And there's a shadow on the faces
Of the men who send the guns
To the wars that are fought in places
Where their business interest runs

On the radio talk shows and the T.V.
You hear one thing again and again
How the U.S.A. stands for freedom
And we come to the aid of a friend
But who are the ones that we call our friend-
These govemments killing their own ?
Or the people who finally can't take any more
And they pick up guns or a brick or a stone
And there are lives in the balance
There are people under fire
There are children at the cannons
And there is blood on the wire

There's a shadow on the faces
Of the men who fan the flames
Of the wars that are fought in places
Where we can't even say the names

They sell us the president the same way
They sell us our clothes and our cars
They sell us everything from youth to religion
The same time they sell us our wars
I want to know who the men in the shadows are
I want to hear somebody asking them why
They can be counted on to tell us who
  our enemies are
But they're never the ones to fight or to die
And there are lives in the balance
There are people under fire
There are children at the cannons
And there is blood on the wire

対訳:中川五郎

何かが起こるのを
一週間、一か月、一年と待ち続けてきた
新聞の見出しを印刷するインクに
 血の匂いを嗅ぎとり
いつも民衆の叫び声を耳にしながら
すでに一度体験していることを
無理して思い出すまでもないだろう
政府は国民に嘘をつき
国はまた戦争へと押し流されて行っている

戦争に武器を送り込む奴らの顔に
 浮かぶ翳り
自分たちの商売の利益に結びつく土地で
その戦争は繰り広げられている

ラジオのトーク・ショウやテレビの番組
いつ聞いても同じ話ばかり
合衆国はいかに自由のために立ちあがり
どれほど朋友たちを援助しているか
だけどぼくらが言う朋友っていったい
 誰のことなんだ?
多くの政府は自分たちの仲間を
 殺しているんじゃないのか?
だから民衆はもう我慢できなくなって
銃をとったり
 石を投げたりするんじゃないのか
どっちつかずのままの生活
砲火を浴びる民衆
銃撃される子供たち
鉄条網は血にまみれる

戦争を煽り立てる奴らの顔に浮かぶ
陰険な翳り
誰もが名前すら知らない土地で
その戦争は繰り広げられている

服や車を売りつけられているように
大統領まで売りつけられているぼくら
青春から宗教まで奴らは何でも売り物にし
挙げ句のはてに戦争まで売りつけるんだ
影にいる黒幕は誰なのか僕は知りたい
そして誰かが奴らに問い質すのを聞きたい
敵が誰なのか奴らは教えてくれる
 かも知れない
だけど戦いに加わったり、
 ましてや命を捧げたり
 ということは絶対にしようとしないんだ
不安定な状態での生活
砲火を浴びる人々
銃撃される子供たち
鉄条網は血にまみれる

 (from Asylum records  WPCR-340)


17年前、当時のアメリカの中南米政策を批評した歌ですが、
今このときにも重要な意味を持つと思います。


祭りの炎が空高く登っていくのを見ていると、
昔の人々は炎には神がやどると考え、豊作などを祈っていたのだろうと思います。
後日、話を聞くと、昔大蛇の首を切り落としたとき流れた血が炎だということで、
17日には田植えの儀式が行われる、一連の祭りだそうです。
30分ほどで炎は小さくなり、残り火が細々とオレンジ色に燃えていました。