5日目(8/14) 江差・・・奥尻〜奥尻島1周〜奥尻 77Km 快晴 ルート図
奥尻島へのフェリーは7時出航なので旅館の朝食は摂らずに近くのコンビニで朝食、昼食用の食料調達。昨夜奥尻島のコンビニ・食堂を検索するとめぼしいお店がなかったので、用心のため昼食用も確保しておいた。フェリーへの乗船を待つ間に朝食。 乗船のため早目に並ぶとバイク2台の次に乗船させてくれた。車での乗船はそれほど多くはないが、人は結構多い。自転車旅行者は他にも3人居たようだ。船賃は人が2200円、自転車は1210円。船は沖合いに出てからしばらく北上するので北海道本土(と言うらしい)が右手にいつまでも見えている。2時間10分の船旅なので、船室で横になるとエンジン音と軽い振動が背中に心地よくいつの間にか気が遠くなる。
ウトウトしたあと気がつき、起き上がると左手に奥尻島が見えていた。なべつる岩が近づくと港はすぐだ。 9:14 奥尻島に上陸。実は今回のルートではメインはこの奥尻島だと密かに思っていた。だから奥尻島を走る日だけは何とか晴れて欲しいと願っていた。その願いが通じたのか、最高の天気で出迎えてくれた。
9:32 フェリーターミナル近くの宿に余計な荷物を預けると共に、昨日の生乾きの洗濯物を部屋に干させてもらい、早速島内1周にスタート。 島内を巡るには時計回りと反時計周りがあるが、どちらが決めるでもなく反時計回りに走り始める。時計回りなら常に海が左手に見えていいということもあるが、交通量がほとんどないので同じ様なものだ。それに時計回りだと後半にきつい登りが待っているので私としては反時計回りは正解だったと思う。
先ずは最北端の稲穂岬を目指す。途中アップダウンが1箇所あり、そのピークから宮津漁港の眺めがいい。見下ろせば海の水がすき透っていて涼しげだ。また正面の岩山には宮津弁天宮が祀られている。
10:13 稲穂岬に到着。稲穂岬はキャンプ場にもなっている。キャンプ場の先には霊場賽の河原があって、石仏やそれらしき石積みがされている。石仏は比較的新しく、1993年の北海道南西沖地震による津波被害者を慰霊するために建立されたようだ。 売店でこの先の道路情報を聞くと、途中から山道に入り、舗装されてないので車なら行けなくはないが、自転車では厳しいとのこと。ここは素直に引き返すことにする。
一旦先程の宮津弁天宮の先まで戻り、宮津小学校脇から球島山370mのヒルクライム。その前に、この先しばらくは自販機もないことを見越し、登り口の自販機で冷たいドリンク小を3本補充。タオルに巻いてフロントバックに詰める。こうするといつまでも冷たさを保つことが出来る。
初めは勾配もきつく、この暑さも考えて標高を100m稼ぐごとに木陰で休憩。そのたびにどっと汗が噴出すので、すぐに水分補給。 道は徐々に緩やかになってくる。
道が緩やかになるとともに、周囲は草原状になる。牛を放牧しているようだ。牛の色は全部きれいな栗毛(牛の場合も言うか?)だが、そういう種類なのかな?。近づくとほとんど全頭が物珍しげにこちらを見る。 登って来た道を振り返ると北海道本土の山並みまでくっきりと見える。
ようやくピークと思ったら、左に更に一登りして球島山だ。周囲に木陰はないが、直下の階段の下に大きな案内板があり、その陰で一休みした後、歩いて頂上へ登る。12:00
頂上からは正に360度の展望。壮大な眺めでとてもカメラに納めきれない。何枚も重ねてパノラマ処理したとしてもとても表現しきれない。これは行って自分の目で確かめるしかないだろう。 いやー、奥尻島へ来て大正解だったなぁ。
丁度父子連れが1組登って来たので、記念写真の撮り合いをする。左は西を右は東をバックに撮ってもらう。 本当はここで昼食にする予定であったが、木陰がないので諦めてバックに入れたまま持ってこなかった。でも頂上は海からの風が涼しく、ここで摂ってもよかったかも・・・。
12:16 木陰を探してしばらく下ると稲穂への分岐の近くに良さ気な木陰があったのでお昼にする。12:23。 道路際だけど他にほとんど車も来ないし、全然問題ない。実際食べている間にバイクが1台と車が2台来ただけだ。 12:48 スタート。しばらく登り返したあと下りはじめる。下り始めてからロボさんが、『地図によるとこの道は行き止まりになっている』と言う。ちょっと引き返すと確かに道が左に分岐しているのだが、明らかにこちらの方が本線であり、対向車も2台ほどあった。
新しい道が出来ていると思われたので、そのまま直進して下って行くと、新たに舗装したばかりで、路側帯はまだ工事中のところがあった。多分最近開通したのであろう。 やがて右下に海が見えてくる。海も空もきれいだ。さらに大きな鳥の背中に乗って、海の上を飛んでるような気分にさせてくれるところもある。
更に下っていく。途中フェリーでも見かけたママチャリに旅支度の荷を積んだオジさんと擦れ違う。やがてすぐ下に海が近づいてくる。 ここからは島の西側の海岸線にフラットな道がつづく。
前も後ろも絶景がつづくので走っていてもまったく飽きない。時々止まっては写真タイムだ。
湯浜には奥尻島では大きな温泉旅館がある。その海側に北追岬があり、そこからは海よりもむしろ奥尻島最高峰の神威山584mの威容が迫力あっていい。
更に南下して行く。途中モッ立岩なる奇岩が・・・案内板には何やら女性にとってうれし恥ずかしい謂れが書かれている。 トンネル越に見る景色もなかなか・・・・。
海側の景色がいいので海側ばかりに気を取られがちだが、道路際まで迫る断崖絶壁も見逃せない。崖の上からそのまま滝が流れ落ちていたりする。写真では判り難いがここも一筋の滝が流れ落ちていてなかなかいい。 青苗地区には低い丘を越える。そのピークは天井から光が射し込むドーム状になっていて、走っているとSF物の映画の1シーンのようだ。
ドームを抜けると右に奥尻空港があるので立ち寄る。15: 07。空港は午前中に1便あるだけで、職員以外の姿は見かけない。その職員も事務室に引っ込んでいるので窓口はブザーで呼ぶようになっている。 実は腹の具合がちょっとイマイチだったのでトイレを拝借。トイレは最新式で便座に座ってそれなりに頑張っていると突然照明が消えて真っ暗に・・・・。焦ったねぇー。職員の所までは当然声は届かないだろうし、奥尻島でトイレに閉じ込められ、尻丸出しのまま逝くなんてシャレにもならねぇ。手探りでトイレットペーパーを探り、ちょっと立ち上がりかけたら照明が点いた。動くとセンサーが感知してスィッチが入る仕組みらしい。 空港を出て、青苗地区に行くとちょうどお祭らしく、山車や神輿も出ていた。椴法華の祭よりは少し人数が多かったかな・・・。
15: 39 青苗岬に下りて行くと大きなモニュメントがある。青苗地区は1993年の津波で最大の犠牲者を出したところだ。そう言えば当時何度も流されたニュース映像でこの地形には見覚えがある。このモニュメントは犠牲者の慰霊のために建立されたものだ。 青苗地区から奥尻地区までは比較的人家は多いが、景色的には見所が少ない。 16:49 奥尻への途中うにまる公園にちょっと寄る。奥尻町のHPによると、 奥尻町では、「平成元年タイムカプセルうにまる事業」として、平成元年6月から平成2年3月にかけて「愛はおくしり島でめぐりあう」のキャッチフレーズで全国の皆さんから21世紀への愛のメッセージをお預かりし、2001年と2009年に指定された方へお届けするという事業を行いました。 2001年8月には1回目の会館開函が行われ、約3万通のメッセージを指定された方に発送しました。 しかし、その後、あて所不明で返送された分が相当数あります。また、2009年コースは180通を預かっています。 ある。 17:17 宿の民宿『辺見』に帰還。
夕食は豪華だった。もちろん魚介が主体で、蟹がまるごと1匹、更にうに鍋まで付く。大満足だ。 私達のほか何組かの宿泊者がいて、私達の向かいに座った家族連れ、夫婦のほかに大学生くらいの息子2人なのだが、旦那は明るくて話し好きなのか、初めに1人でやってきて、宿の方にも陽気に話しかけながらビールを飲んでいた。後からやってきた奥さんはちょっときつそうな顔立ちをしていたが、席に座るなり旦那に何やらグチグチと文句を言い始めた。途中でやめるかと思ったら、結局食べ終わるまで文句を言い続けていた。旦那は辛そうだったなぁ。この旦那さんなら1人旅の方がずっと楽しいだろうになぁ ・・・なんて思わず同情してしまった。 宿の風呂は新しく、比較的広くて気持良かったが、部屋が狭くて暑かった。 1泊2食 6000円。
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