TOP / WORKS / ABOUT US / NEWS & INFO. / LINK

VOICE-02
>>> VOICE-01 のページへ
[幸手N邸]N様から届いた「妻からの一言…」。

 家を建てる事が決まり、どんどん盛り上がっていく夫を見てお気楽な
人ねと思っていました。中辻夫妻と出会い、プランの提案を頂いたり、
模型を見せて頂いたりするうちに私も少しはワクワクしてきましたが、
正直、夫のテンションの高さに引き気味でした。
 それでも話を詰めるうち、私にどう思うか考えを求めるので意見して
いましたが、実は夫が何か尋ねてきた時は既に心の中は決まっていると
いう事が分かるようになりました。

「何を言っても無駄だぁ〜」(笑)
  
[幸手N邸]のページへ>>>

 ただ私が譲らなかった事が2つあります。
 1つ目は、収納スペースの事。新たに購入
するもの(それまでは私の両親と同居でした
ので、調味料・箸・栓抜きなど細かいものか
ら冷蔵庫・テレビ・ソファ・テーブルなど新
しく購入するものがほとんどでした)と今ま
で使っていたもの(衣類・布団・書物・玩具
など)の数量・寸法をリスト化し、これらが
納まるよう打合せを重ねました。
All photos in this page
Giorgio Possenti
 その甲斐あって、全てのものを限られたス
ペースに効率良く収納する事が出来ました。
現在でも魅せるディスプレイは夫が担当し、
収納を担当するのは相変わらず私です(笑)。

 2つ目は、布団を干すスペースの事。子供
たちがアレルギー体質でしたので晴れた日に
は布団を必ず干したかったのです。設計図に
は寝室に面したベランダがなく、バスコート

まで運ぶようになるのかなと思っていたので
すが、水廻りから寝室に続く吹抜けのグレー
チングの手摺に3枚の布団が、寝室側の手摺
に1枚がちゃんと干せるようになっていまし
た(我が家は4人家族なのです)。花粉症の
心配もあったので、室内に布団が毎日のよう
に干せる....しかもほんの少し移動しただけで
....となると最高に得した気分になりますね。
 

 また家の中の温度差についても、夏は暑く、
冬は寒い場所が出来るのはどこの家にもある
ことのでしょうが、初めて迎えた冬の事、夜
遅くまで起きていましたら、暖房をMAXに
しているにもかかわらずリビングのガラス面
からの冷気で“家の中なのに息が白い!”と
いう貴重な体験をしました。
 もちろん冬も4回目ともなると過ごし方も
分かって来ました。それは“早く寝るに限る”
です(笑)。万が一起きている場合には居室
で過ごす事。

 やはりこの家で一番良いのはキッチンから全てを見渡せる事。中庭や
各居室、高い位置にある窓からは2階の浴室さえも見透す事が出来ます。

「どこに誰がいるのか気配を感じる事が出来るのは嬉しいですね。」

 ただ欲を言えば2畳でも畳が欲しかったなぁ〜。やっぱり日本人です
からね。
 住宅は、3度建てて初めて納得のいくものが出来ると以前聞いた事が
あります。私たちはまだ1度目ですが、十分に納得のいく家づくりが出
来たと思います。
 そういった意味では設計をお願いしました中辻夫妻はじめ、私たちの
家づくりに携わって頂いた全ての皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。


N様、奥様へ
読みごたえのあるコメントをありがとうございました。
お打合せから完成までをつぶさに思い出します。奥様の
日々の支えがあって、ご主人のセンスとこだわりが活き
てくるのですね。みっつの個室はLDKと中庭を挟んで
別棟のようになっているので、熱効率としては独立して
います。個室が使われていないと、どうしても夏は熱気
がこもったり、冬は冷え込んでしまいます。お子様が、
もっと成長されて、それぞれの部屋で過ごす時間が長く
なれば、現在、みな様がそろって就寝されている寝室の
熱環境も少しずつ改善されていくはずです。諸々の関係
から、引違いサッシをペアガラスにするのが精一杯で、
大きなガラススクリーンが単板になったのは、私たちも
心残りです。それから畳も...。
それでも良いところに目を向けて下さるご家族の皆様に、
いつも教えられ、応援までしていただいているようです。
                   中辻正明 拝

Copyright (C) 1996~2009 M2-Nakatsuji Architect Atelier All rights reserved.