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‐手彩色銅版画・ドローイング‐安井寿磨子展

2004年5月13日(木)〜30日(日)《会期終了》

パステルで淡く彩色をほどこした安井寿磨子さんの銅版画は、
見る人によっては甘い夢となり、また妖しい幻想にもなる。
美術の楽しみを日常のこととしてとらえる彼女の想いは、
多くの人を楽しませてくれます。
今年も素敵な新作が届きました。 ぜひ ご覧下さい。

好きという 言葉が 夜の沈黙の中で
ただひとつ 光っていました

好きという扉を 何枚かひらいて行っても
それは 好きで つくり上げられている
お家のようなものなんです

おいしくて 何杯でも 食べられる
ごはんの おかずみたいに
甘く 優しく うっとりと してしまいます

本当にうれしくて 楽しくて 思い出して
なめて 熟して 熟れて とろりと 美しいのです

お水は きれいなのを 下さいね
お天気の日は 陽にあてて
私を 眺めて いて下さい
赤い色は 私の心と 同じ色

SUMACO
版画集「九ッの扉」より 2004年

[作品画像]
空遠くふり仰ぐ時
53.0×36.0cm
エッチング手彩色

[作品画像]
ちゅう 4.0×9.0cm エッチング手彩色

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