ぽい
武蔵工業大学バドミントン部の同輩。武蔵工業大学の大学院生。敏(とし)
武蔵工業大学バドミントン部の同輩。会社員。しんいち
筆者。
朝6時30分に待ち合わせ。場所はどこだったっけ? どこかの駅だったような気がする。寝坊したぽいが45分頃に到着。二人でコンビニに行ってる間に今回の運転手敏から連絡が入った。ほどなくして合流。
今日は気が楽だった。敏が車を出してくれるというので運転を任すことができた。なにせ、敏の車はマニュアル。教習所を卒業してからマニュアルを運転する機会がほとんどないオレは運転の仕方を忘れてしまったからね。が、そのせいでどこを通ったのかほとんどわからない。とりあえずどっかから東名高速に乗って、7時30分頃海老名S.A.で休憩したんだよね。8時過ぎに大井松田ICで東名高速を下りて一般道(たぶん国道255号)をしばらく走り今度は西湘バイパス、そして真鶴道路と海沿いを走る。9時過ぎに熱海のスカイラークに到着。そこでこれから行くところについて相談することになった。なにせ今回の旅行は行くところをほとんど考えていない(その辺が「のんびり旅行」と言われるゆえん)。かろうじて熱海梅園に行くということは決まってたんだけど。そこで話はオレのいい方へ転ぶ。
敏とぽいで城ヶ崎(だっけ?)の門脇灯台を見にいこうと言い出したんだけど、どうせそこまで行くなら時間もあるし「浄蓮の滝」にも行かないかと切り出した。
浄蓮の滝は「日本の滝百選」のひとつ。伊豆半島の真ん中辺にあるんで「ちょっと遠いかな?」と思ってたんだけど、二人は二つ返事でOKしてくれた。
高さ27m、幅7m、滝壺の深さ15m。赤城山の寄生火山、鉢窪山の噴火により流れ出した玄武岩溶岩によってできた滝。この滝にまつわるお話にはいくつかのパターンがあるが、村の掟を破って滝に近づいた樵(きこり)が斧を落としたことで滝の主「女郎蜘蛛」に出会い、出会ったことを口止めされたものの、祭で酔ったひょうしに話そうとしてしまいその瞬間に絶命してしまうという恐ろしいもの。

次に向かったのは城ヶ崎。旅行雑誌に吊り橋が載っていたらしい。この旅行に行く前にもぽいから「城ヶ崎の吊り橋でビビろう」なんてメールが来ていたんだけど、確かにスゴイ! 死にたくなったらここから飛び込めば一発なんじゃないかってくらいの高さ。が、ほんとに自殺者がいるんだろう。「心の相談所」とか何とかいう看板がそこらに立っている。



城ヶ崎を後にし、一路今日の宿泊地である網代(あじろ)に向かう。網代には敏の会社の契約している保養施設があるというのだが、食事は特にない。そこで、網代の観光協会で食事のできるところを教えてもらった。こういう、現地調達の手探りの旅がまた楽しい。夜はそこで食事をし、部屋でお酒を飲みながら明日のルートについて相談した。
熱海城は海抜120m余、錦ヶ浦を控えた天与の要塞の地にあり水軍の根拠地として最適の地にも関わらず、築城を果たし得なかったという。というわけで、この城は建築技術の発達した昭和34年に建てられたもの。建築様式だけは桃山時代、慶長初期のものだというから笑っちゃうね。
お城の中はお定まりの武具甲冑などの資料館になっているのだが、天守閣展望台からの眺めがなかなかいい。熱海港、網代港はもちろん、大島や初島まで見ることができる。


そしていよいよ熱海梅園へ。熱海旅行が決まったとき、何かイベントでもやってないかと調べたらこの熱海梅園の梅まつりくらいしか見つからなかった。そのせいか、いつしかこの梅まつりがこの熱海旅行のメインイベントのように感じられてきた。
梅園を一周する。梅はまだ四分咲きだったけど、まあ普通に楽しめた…かな?
