poi＆敏（とし）との久しぶりの旅行だ。今回はうちの親が老後の田舎暮らしのために建てた天城の家を見に行こうという話が出ていた。車は敏の車（うちのと違って燃費がイイ！）を使わせてもらうからかなり安上がりな旅行になるはずだ。この三人だから贅沢はしないでいいしね（たまにはしてもいいけど）。
10時に長津田駅に集合。台風が近づいてきていたがこの時点ではまだ雨は降っていなかった。聞くとpoiはここしばらく37度から熱が下がらない、敏も二日前に風邪を引いたんだと。近くのコンビニで車の中での食料を買い込みいざ出発！ 運転席に敏、助手席にpoi、そして後部座席二人分をオレが占拠して、まずは東名高速へ向かう。横浜町田IC→（東名高速道）→厚木IC→（小田原厚木道路）→（真鶴道路）→（熱海ビーチライン）→（伊豆スカイライン）→天城と進んでいくことになる。
東名では特に問題もなく通過することができた。ダイビングの海洋実習で浩邦（とうちの母親）と天城に行ったときはおしゃべりが過ぎて厚木ICを通り過ぎてしまったが、その辺敏は違う。淡々と（？）自分の仕事をこなす姿はバド部時代と何ら変わらなかった。
ところが…
敏らしからぬミスを目の当たりにすることになるとは。場所はどこだったかな。うっかり出口の方に行っちゃったんだよね。で、敏ったら
そりゃね、一般道ではやりますよ、オレも。方向音痴ですから。でもね、さすがのオレでも
たとえバイクでもね。
小田原厚木道路を走っている途中で雨が降り出してきて、真鶴道路に入る頃には大雨になっていた。フロントガラスを叩く雨音が激しい。が、風はあまりないようで波はあまり高くない。初島（？）はぼんやりとしか見えなかった。
と、このあたりでオレには睡魔が襲ってきた。自分で運転しないとどうも眠くなっちゃうんだよね。別に敏の運転がつまらないとかそういうわけではないよ。敏の車はマニュアル車だから代わってもらうわけにもいかないしね。免許は持ってるけどまともに運転したことないからすでにマニュアル車の運転の仕方を忘れてしまったオレ。目が覚めたらすでに熱海ビーチラインを抜けて伊豆スカイラインへ向かう道に入っていた。いつもならここまで来ればわざわざ伊豆スカイラインに入ることもないと思うが、ここは運転手の敏に任せることにした。たぶん逆の立場だったらごちゃごちゃ言われるのヤダもん、オレ。
 |
| 伊豆スカイラインにはところどころ景色の見られる駐車場があります。夜景もキレイです。道路に街灯はないので真っ暗です。カップルの車もよく止まっています。ごちそうさま。 |
伊豆スカイラインを終点「天城高原」まで抜けるとうちまであと10分ほど。ここはバイクで走るとけっこう楽しい＝カーブが多い。体調の悪かったpoiがとうとう酔ってしまった。
今日の予定はいったん家に行って、飲み物を冷やしてから温泉にくり出そうというものだったが、予定変更。poiを寝かしつけてから敏とオレの二人で昼食のために下界（＝街）に下りることになった。ついでに夕食のために店の物色とpoiの昼食の買い出しを兼ねて。
ところがまたもトラブル発生。なんと水が出ないのだ。水道管に貯まっている水が出きるとそれ以上水が出ない。なんかアパートで水が出ないときと状況が似てる。冬は水道管の中で水が凍ってしまうので「水抜き」という作業をするんだけど、夏はその必要はないからやってないはず。水が出ない理由がわからなかった。どうしようもないので街に下りたときに母親と親父のところにメールを送ってみた。母親からは返事があったものの父親からはなし。食事・買い物を済ませ母親の指示通りにいろいろと操作してみるが効果なし。どうしよう…と思いつつ何を思ったか実家に電話をしてみると、なんと父親が出た！ し、仕事は!?
親父の話によると水道関係の工事をしたらしい。親父の指示のもと大雨の中敏に手伝ってもらって水道管の中の空気を抜く操作をして、ようやく水が出てきた。これでひと安心。風呂にお湯を張った。ちなみにこれも温泉だから敏とpoiには今日はこれで我慢してもらおう。
poiも目を覚まし、各々風呂に入った。その日は大学や部活のの卒業アルバムを見たりして夜中の2時頃まで飲んでいた。
食事も道の駅の中のレストランで食べたけど、こちらはダメダメだったね。漁師めしを売りにしているらしいけど、オレが注文した刺身の盛り合わせはどれも味が薄くて、違う魚なのに同じ味がした。poiの注文したイカの何たらも味がボケてたらしい。おまけに掃除が行き届いてなくてところどころにゴミが落ちている。これは道の駅のおみやげ屋の方も同じだった。三人ともここでおみやげを買って道の駅を後にした。