平安時代の椿油の使い方

わかば   

前回の「ゆする(米のとぎ汁)洗髪について」と関連するような内容ですが、
まったく別の話題なので、新規でスレッドを立てます。

わたしは今日、祖母に「髪の艶がなくなった」と言われてしまいました。
個人的にはゆする洗髪のおかげでつやつやになったと思っているので、すごくショックです。
そこでいろいろと考えてみたのですが、平安時代から使われてきたヘアケア剤といえば
椿油だということを思い出しました。
しかし、平安時代の椿油の使い方については聞いたことがないのです。

平安時代の椿油の使い方について、ご存知の方はいらっしゃいませんか?
[2008/09/06 19:40:14]

熊野    URL

古くは延喜式に出ていたといいますが、詳しい使用法の記述が見当たらないのが残念です。
洗髪して、髪に香をたきしめた後、使うのか、梳かすとき櫛につけて使うのかは不明です。
髪以外にも、化粧品として、スキンケアとか、紅を溶かすとかに利用していたのは事実です。
いずれにしても、現在まで髪にいいとされて、使われている椿油。とくに、江戸時代は結髪を
整えるのに最適だったのだと思います。
[2008/09/07 13:13:47]

わかば   

熊野さん
検索して調べてみましたが、「丁子の油を染み込ませた布を油壺に入れておき、それを髪につけていた」とか、
「髪油が作られたのは鎌倉時代初期のことで、それ以前は真葛(さねかずら)の液汁を塗って髪に艶を出していた」
など、いろいろな説がありました。
[2008/09/11 21:34:41]

熊野   

やはり、記述がないのは、使用されていなかったからに相違ありません。
平安時代はゆすると小豆の粉で洗ったあとは、香を焚きしめながら、乾かしたというだけですから。
現代のシャンプー、コンディショナーと違って、ただ洗っただけでは頭皮の匂いはとれない
ので、香を焚いてその上で髪を乾かしたということです。
[2008/09/11 21:58:29]
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