ミスユニバースで審査されること

wind    URL

ミスユニバース2007で森理世さんが優勝しましたが、コミュニケーション能力を
長期間にわたって審査されているそうです。毎日新聞の記事(URL)によると、
   
 「ミス・ユニバースの特徴の一つは普段の生活態度、特に人との接し方が観察されて
いることにある。各国の代表はほぼ1カ月前に開催国に入る。今年の場合、77人の美
女たちは5月2日にメキシコに結集し、審査会当日の28日まで各地で現地住民と交流
したり、HIV(エイズウイルス)撲滅のチャリティー・オークションに参加した。初
対面の人ともうまくコミュニケーションできるか、疲れた時でも積極的でいられるか、
が試されているというのだ。」
 「ミス・ユニバースになれば1年間にわたってニューヨークを拠点に世界各地を回り、
HIV撲滅運動に参加しなければならない。その間、各地のミス・コンテストで王冠を
渡したり、メディアへの対応などもあり、スケジュールは超過密だ。それに耐えられる
かが観察されているようだ。」
   
また、産経新聞の記事によると、
   
「選ばれたその日から翌年の大会まで、『自分だけの人生ではなくなる』(同代表)」
「行き先を告げない外出は禁じられ、ボランティア活動やイベントへの出席など毎晩、
翌日の日程が設定されて、数十カ国を訪れる。」
「今年は特に、HIV・エイズ根絶運動が活動の柱となり、そうした重要問題で『スポー
クスパーソン』を務める力量が求められる。」
   
ということです。1ヶ月間も日常的に審査されているとは知りませんでした。
1ヶ月も外国で生活していると、体調を崩すこともあるはずですし、
ホームシックにもなるでしょう。とても過酷なコンテストなんですね。
 ミスコンは芸能人への登竜門というイメージを持っていましたが、
少なくともミスユニバースは単に容姿が優れているだけではなく、
国際貢献活動のできるコミュニケーション能力が高い人が選ばれるようです。
   
 毎日新聞の記事によると、英会話能力は審査対象ではないとされているものの、
話せることは有利に働くということです。森理世さんご本人のブログによると、
カナダの高校を卒業していて、英会話は不自由ないようです。
 日刊スポーツの記事によると、ミスユニバース日本代表プロデューサーのイネス・リグロンさんから、
特訓を受けたそうです。
   
「リグロン氏は森さんを都内に呼び同居。フランス合宿などを通して栄養の取り方や話
し方、歩き方、パフォーマンスの特訓を繰り返して『健康的な美しさ』を目指した。
『美しさは知性から』と新聞や世界のファッション誌を読むことを課題にした」
   
先進国から指導者を招いて練習に励むあたり、国際大会に臨むスポーツ選手と同じです。
   
   「『ミスコン』に美の基準とは? モテ系か、自立した個性か」(荒木理緒)によると、
大学のミスコンテスト(こちらは芸能人への登竜門)ではモテ系の女性ばかりが選出されるそうで、
ミスユニバースとは審査基準が相当違うようです。
   
   ドン小西さん(ミスユニバースジャパン2006審査員)のブログによると、
   
「去年から、プロデューサーのイネスさんが中心になって、選考基準の見直しをしたん
だよ。で、『世界に通用する美を持っていること』『個性があること』『意志が強くて
自立した女性であること』という3つに、選考ポイントが置かれるようになった。」
   
ということです。「かわいい系」の女性も最終審査に沢山残っていたのですが、
上の基準に照らして代表に選ばれたのが昨年の知花くららさん(世界2位)であり、
今年の森理世さんだそうです。ドン小西さんは、日本の「モテ系」ファッションにも
辛口コメントをしていて、読んでいておもしろいです。
   
 個人的には、ほとんどのミスコンテストで髪の美しさが評価基準に入っていないのが
不満です。ただ、髪型の審査となると、それは個人の好みになるから入れにくいんでしょうね。
髪質を審査するとしても、直毛を美しいと思うか癖毛を美しいと思うかは
人によるし民族にもよりますから、審査基準にはしにくいんだと思います。
髪の傷みを診断するのは客観的評価として可能ですが、それだとコンテストのために
少しでも傷んだ部分を切る候補が増えて、ショートヘアばかりになりそうです。
でもいつか、長い黒髪の美しさをアピールポイントにしたアジア人女性が
世界的なミスコンテストで優勝してほしいものです。
   
 なお、写真をよく見ると、森理世さんの髪の長さは一番長いところでアンダーバストで、
平均の長さは胸にかかる程度ですので、現在掲載されている
「ロングヘア有名人」のリストからは外し、「その他の情報」に入れることにします。
   
 この記事は、上記の荒木理緒さんの記事に触発されたもので、この記事から得た情報も多いです。
   

[2007/07/25 00:28:01]

大変な役割なんですね…  熊野   

>「選ばれたその日から翌年の大会まで、『自分だけの人生ではなくなる』(同代表)」
>「行き先を告げない外出は禁じられ、ボランティア活動やイベントへの出席など毎晩、
>翌日の日程が設定されて、数十カ国を訪れる。」
>「今年は特に、HIV・エイズ根絶運動が活動の柱となり、そうした重要問題で『スポー
>クスパーソン』を務める力量が求められる。」
   
ただ綺麗でスタイルがよければいいというものではないんですね。
社交性、コンセプトも求められる、大変なコンテストなんですね〜。
   
> なお、写真をよく見ると、森理世さんの髪の長さは一番長いところでアンダーバストで、
>平均の長さは胸にかかる程度ですので、現在掲載されている
>「ロングヘア有名人」のリストからは外し、「その他の情報」に入れることにします。
   
あら、残念、空いていましたか! 
   

[2007/07/25 09:34:56]

果奈   

ミスユニバースの審査基準が、
『世界に通用する美を持っていること』
『個性があること』
『意志が強くて自立した女性であること』
ですか。
森さんのような女性が優勝したのも、納得です。
森さんは、プロポーションこそ抜群であるものの、あまり美形の部類に入るとは
ちょっとあくまで私から見ればですが)という感じですが、何にでも前向きでとても
好感の持てる女性です。ご本人も優勝したのは「外見よりも、積極的な性格のおかげ」
とおっしゃているほどですから。
欧米女性に勝るとも劣らない彼女の積極性や明るさは、清々しささえ感じさせます。
ですが、私はやはり彼女の外見こそが優勝を確実にしたように思います。
外見といってもコンテストで問われるのは、もちろん美貌というよりもその人に
あった総合的なファッション性と聞いています。審査基準に髪が個別に入ることは
なくとも、その中には髪型もむろん入るようです。森さんも去年準優勝した知花さんも
長い黒髪がチャーミングでしたよね?
やはり、黒髪は外国では日本女性は象徴美で、非常に好意的に受け止められている
と考えられないでしょうか?
森さんのバイタリティ溢れるアクティヴなご性格と長い黒髪、
彼女の外見はなにか新しい大和撫子像を象徴しているかように見えたのではないでしょうか?
もし森さんがヘアダイしていたら、結果は違ったものになっていたとさえ、
私は思います。
確か、森さんは国内のコンテストの時にはまだ髪を空いていなかったと記憶してます。
でも、ロングヘアマガジンの基準では現在の森さんはロングヘア基準をクリアして
いないんですね。とても残念です。
   

[2007/07/26 06:01:34]

wind    URL

☆果奈さん
 結論から言うと、ぼくの調査不足でした。森さんは「ロングヘア有名人」のリストに残します。
 森理世さんの髪の長さがはっきり確認できる画像を見つけました(URL)。
日本代表に選ばれた頃の髪の長さは、胸に掛かる程度です(URLの上から二番目
「世界大会へ向けてのトレーニング模様ダイジェスト版」)。
その後、世界大会優勝して帰国後のインタビュー(URLの一番上「帰国後インタビュー」)
では、胸下くらいまで髪が伸びているようです。コンテストでは髪をカールさせている
ことが多いことと、サイドの髪を色々な長さにしているため、
正面からの写真では短めに見えることが多いようです。平均の長さで言うと
トップバストくらいなのでしょうが、ミスユニバースということで甘めに見て、
「ロングヘア有名人」のリストに残すことにします。判断がいろいろと変わって申し訳ありません。
文句なしにロングヘアと言える長さだったら、こんなにネット上を探し回らなくても
良かったのに・・・とは思いますが。
   
今回の記事を書くために調べてみて思ったのは、ミスユニバースというのは、
いわゆる美人コンテストではなく、国際親善大使、あるいは国際ボランティアの
広報代表を決める大会なんだということです。だから、
外見以外のコミュニケーション能力や体力・気力等の総合力が求められるんだと思います。
 一部で森さんの強気発言が嫌われているようですが、それはミスユニバースを
各種美人コンテストの一つで芸能界への登竜門として見ていて、
森さんを新人芸能人と思っているからじゃないかな。
ちょっと可愛い普通の女の子が、ミスなんとかのコンテストに応募してみたら
思いもよらず優勝してしまって、あれよあれよという間に芸能界デビュー、
といったイメージで見ていたら、確かに森さんのキャラクターとのギャップは大きいと思います。
でも、スポーツとか音楽の国際大会で、それまで世間的には全く知られていなかった選手が
優勝したとき、その選手が優勝に値する激しい練習を続けていて、インタビューで
「優勝する自信はあった」
と言っても、嫌われたりしないのと同じだと思います。
自分を信じ続ける(=自信)強烈な意志を持っていなければ世界の頂点になんか立てないです。
   
ミスユニバース日本代表を決める選考会の様子が、
   「コスメホリック」というブログ(カオルさん)の2007年03月16日のエントリー(カオルさん)に書かれています。
   
 ミスユニバースの選考なんて、勝手に、
 候補者がずらりとならんで、審査員がそれを品定めして、
 グランプリを選ぶ……なんてイメージを持っていたのですが、
 ファイナリストがごんごん自分を押し出してみせて、
 「どうよ、わたしスゴイでしょ!選びなさい!」
 といわんばかりに前へ出てきます。
 そしてそれが、かっこいい!!
   
ということです。芸能人への登竜門のミスコンテストとは全く違うやり方みたいです
(そういったミスコンテストの雰囲気も直接は知らないのですが)。
   

[2007/07/26 22:42:57]

櫻姫   

あははは…
ミスユニバースに応募したことあります(汗)
一次で落ちましたが落ちてよかった…
そんなに大変とは知りませんでした
   

[2007/07/27 16:52:33]

wind   

あはは。何でも色々やってみてるのがおもしろい。
   

[2007/07/27 20:56:58]


ロングヘアマガジン > ロングヘアカフェ