このサイトでは、新参者である私が先輩諸氏に先立って書き込むのは、 僭越の至極と思われますが、昨年私が体験した所についてお話したいと思います。 まず、京都の風俗博物館(西本願寺そば)が企画している「京の家づと」というイベントが 年に2回ほど行われています。(ただ、今年もやるかどうかはわかりません) 場所はその時によって違います。昨年は前半は下鴨神社、後半は城南宮で行われました。 私は、その企画があることを城南宮でやる時から知ったので、 下鴨神社でのことは、詳しくは分かりません。 多分同じような感じで行われたのだと思います。 いくつか並べてある十二単を好きな色目を選んで着られるのもいいですし、 写真は自分もちですが、2時間たっぷりあって、きちんとした室礼(しつらい)の中で いろんなシーンが撮れるのが最高です。 2時間で10,000円でしたが、変身所に比べると格安です。 着古した感じはしますが、写真に撮ったら分からないほどです。 正絹の十二単みたいなので、それほど重く感じられませんでした。 「井筒企画室」を検索してたまにチェックして見て下さい。 それから、今まさに開催しているのが、岩手県のえさし藤原の郷です。 正月6日から3月まで着付体験を開催しています。 今までにも、平安祭とかで着付体験はありましたが、略式でしたので(五つ衣が一つ) ちょっと不満があります。(無料でしたから仕方ないかも) でも、今回はちゃんと五つ衣が5領ありますし、仕立ても立派なものだそうです。 たしか、10,000円でしたが、記念写真を一枚撮ってもらえての価格は、お得です。 「えさし藤原の郷」で検索すると出ます。 京都には、変身処が沢山ありまして、舞妓さんや、十二単に着付けてもらえます。 私がおすすめの処は、「平安装束体験所」です。 実は私は、行ったことがないので、いらした方に説明していただけた方がいいと思いますが、 白塗りしないのが、いいな!と思って、おすすめしました。 ただ、クーラーが京の町家保存の為、つけていないので夏季はお休みです。 十二単が20,000円とちょっと高いですが、自然な写真が撮れそうです。 後は全国各地に公共の博物館で、年に1〜2回ほど、十二単体験イベントがあります。 公共なので、利益目的ではなく、私の近くの埼玉歴史と民俗の博物館では、100円でした。 ただ、1組しかなく、選べないこと、持ち時間が短くて、ゆっくり写真が撮れないのが難です。 たしか、姫路城のそばの県立博物館と、明石市の博物館でもやっていたと思います。 あと、三重県明和町にあるいつきのみや歴史体験館では、 平日でも、その場で抽選して当たったら、着られます。10:30と14:00の2回です。 ただ、毎日ではないので、体験館のHPで休みの日をチェックして行ってみてください。 こちらは、2,000円です。 「いつきのみや歴史体験館」で検索してみて下さい。 白塗りメイクしても構わない方は、京都の変身処「時代や」とか「西陣織会館」とかで、十二単が着られます。 それぞれHPがありますので、詳しいことは、アクセスしてみて下さい。 まだまだあるかと思いますが、私の知っている限りではそんなところです。[2007/01/25 16:26:44]
いつもROMなのに反応して出てきてしまいました(苦笑) 熊野さんも記している「埼玉歴史と民俗の博物館」には私も行った事があります。 友人と2人で行ったのですが、4〜5人の職員(ボランティア含)さんたちが世話してくれ、 とても和やかな雰囲気でした。 残念なところは、 ・更衣室がなく、ついたてで仕切ったところで襦袢を自分で着用し 後は皆の前で着付けてもらうところ ・衣装があまり位の高くない女性のもの(らしい) ・撮影場所が展示スペースとかねているので色々な時代のものが周りにある といったところでしょうか。 でも値段からしてみれば納得いくものだと思います。 十二単衣情報とともに、舞妓さん情報も合わせてお聞きしたいです。 スレ違いだったら申し訳ありません。[2007/01/25 23:23:07]
☆えさし藤原の郷 映画のロケセットを使っているそうです。着装所は個室ではなく、 他の観光客も出入り自由で、その人達から写真を撮られる可能性があります。 ヘアメイクはありません。 ☆いつきのみや歴史体験館 寝殿造りをイメージした明るくて開放的な建物です。美しい板張りです。 着装所は個室ではなく、他の観光客も出入り自由で、その人達から写真を撮られる可能性があります。 ヘアメイクはありません。女性の職員さんが、世話をしてくださいます。 ☆埼玉歴史と民俗の博物館 今年の十二単着装イベントは、子供向けだけだそうです。 ☆変身処 ある女性の希望で、京都のある変身処を利用して十二単無料着装をやったところ、 スタッフが髪を櫛で上から下に一気にバリバリ音を立てて梳かし始め、 あわてて止めさせました。ぼくが 「髪は下から上に梳かすんです」 と言ったところ、 「上から梳かしてから下から梳かす」 などと意味不明の言い訳。その後、十二単着装をしに来た女性をメイクしながら、 「髪が傷んでいる」 を連呼。髪にべったり脂を付けられ、可愛そうでした。 それまで十二単着装で失敗したことはなかったので、 こんなやり方のところがあるとは知りませんでした。 ヘアメイクをするところは要注意です。[2007/01/27 23:21:25]
今度の3月3日に十二単着付の予定があって、予約をしようと思っていたのですが、 今回から子供のみというのは、博物館からの意向でしょうか。残念です… 近くで体験できるから、よかったのに…… 写真をとられる分には平気なのですが、顔をぼかしてもらえるといいのですが。 変身処では、平安マニアの方のサイトで見たのですが、 どれも、う〜ん、これはどうなんだろう… って感じの所が多いですよね。 いつきのみやはその点、建物も平安風で自然ですし、 メイクも自分の自由ですので、いいですね。[2007/01/29 11:40:14]
栃木県の宇都宮市にある栃木県立博物館で、 やはりイベントで3月10日に十二単着付体験を行うそうです。 料金は、無料です。埼玉と同じ、子供中心ではありますが、大人もOKだそうです。 時間が11時から12時と、短いので、もう締め切ってしまったかな?[2007/02/04 00:10:53]
紫の縁(むらさきのゆかり)〜源氏物語の世界〜のイベントが始まります! 前回はたしか2003年でしたから、4年ぶりということになります。 今回は、4日間あって、(5月19日(土)20日(日)26日(土)27日(日))それぞれ、 午前中に開催される講演の内容が違うようです。 ただ、高くなりましたね。 1人30,000円(かつら、メイクをお願いすると50,000円)ですから。 イベントの間の日(21日〜25日)は、装束着付体験ができるそうです。 そちらの方も高くなって、十二単が15,000円(かつら、メイクつきですと30,000円) ちょっと二の足を踏みそうですが、この機会にぜひ体験されてはどうでしょう。 あっ!私、別に井筒さんからお金をもらって宣伝しているわけではありません。 (だったらいいんだけどな…)[2007/02/11 23:54:55]
場所は大覚寺です。(嵐山の方です) くわしくは、井筒企画室にアクセスしてみて下さい! (あと、何か付け加えるべきことがございましたら、どなたか書き込んで下さい)[2007/02/12 00:01:44]
【管理人注】メール投稿です。【管理人注終了】 私が5年ほど前に利用した十二単着装所は、『西陣織会館』という京都市上京区に ある所です。URLは西陣織会館のHPアドレスです。 施設のメインは西陣織の紹介や着物ショーなどになっていますが、着付体験もでき るという場所のようです。 私が体験した時には、十二単着装(裳・唐衣)・白塗り・鬘着装でスタジオ撮影と いう形でした。 スタジオの広さなどについては、(すでに若干記憶が怪しくなってきてるのです が)、そんなに狭くはなかったと思います。照明等は明るく、陰気な雰囲気はありませんでした。 十二単については、職員さん曰く一応正式な着付に近いものをしているらしく、ひ もを使って一枚一枚着せていただきました。 鬘については、根本をこよりで留め、その下を何カ所か留められたものを、そのま まかっぽっと被せられる形になっていました。当時前髪がなかったため私は使わな かったのですが、前髪がある人や茶髪の人は黒いバンダナのようなもの(後ろでひも をつかって縛る)を利用して前髪を隠し上げていました。後ろの髪は束ねるようにな るようです。 ただ、問い合わせてみたところ、現在の私の長さ(ふくらはぎ)であれば、事前に 連絡すれば地毛での着装が可能だそうです。どの長さからならOKとはいっていな かったので、これは事前の交渉しだいのように思います。 その際、前髪はどうなるのか、着付けの時にどうするのかなどはちょっと分からな いのですが・・・ お化粧については、基本的に白塗りのようですが、これも普通のお化粧で可能だそ うです。 撮影については、写真自体は、スタジオのカメラマンが撮影用カメラで撮る形に なっていたのですが、カメラを持ち込んで同行者に撮ってもらう、そのカメラで同行 者との写真をスタッフに撮ってもらうなどのことは可能でした。 また、スタジオ撮影なので、ほとんど『動き』のようなものはない、固定ポーズに 近い形でした。おそらく、装束の重さが重さなのでだと思うのですが、ある程度は現 地での相談のようです。 ただ、小道具が扇のみらしく、平安の舞台セット(?)のような物もなく、屏風を バックにという形なので、『十二単を着た姿』は撮れても、『平安の姫君のような雰 囲気』を撮るのはちょっと難しいかもしれません。 料金については、私が体験した当時は、カメラマン撮影写真数枚付で12000円だっ たと思うのですが、現在は10000円でキャビネサイズ写真1枚付、2カット以上は追加 料金という形になっているようです。 全流れとしては、小さな個室で肌襦袢に着替え→お化粧→着付け→鬘→撮影 と なっていました。 全体的な感想としては、(5年前なのでいい加減薄れてきてはいるのですが;)本 当に『着装体験』という感じだなぁ〜でした。着付け自体は丁寧だったので、「どう やってこんなに大変な装束を着付けていたのか」(実際当時の方法かは謎ですが;) を感じたい人にはいいのだと思います。 また、スタジオカメラマンがいる、黒髪ロングでなくても鬘があるという点で、観 光の記念に着てみたい人、一人で行きたい人、友達と着てみたい人などにもいいのか もしれません。 当時の私はなされるがままだったのですが、ある程度希望にそってくれるように なった点も良いと思います。 ただ、上にも書きましたが、『平安時代の姫君のような体験をしてみたい』という 人には不向きな感じがします。とにかく着てみる、ということが中心の場所でした。 ・・・蛇足ですが、装束自体よりも鬘がかなり重くて、『十二単の重さ加減』はイ マイチ覚えていません;多分気にならないくらいの重さだったんだと思います; ごちゃごちゃと分かりにくくなってしまって申し訳ないのですが・・・こんな感じ の着装体験談です。[2007/02/18 12:51:58]
紫の縁のイベントのお知らせで、訂正箇所があったので、直します。 イベント以外の装束着装体験の日のヘア・メイク代は30,000円ではなくて35,000円でした。 (もう、興味のある方は、井筒企画室にアクセスしているから、ご存知だったかな?) 20,000円もするということは、かなり念入りにお化粧してくださるのでしょうね! それとレス忘れてました。 真架さん>埼玉県立博物館、私が行った時は、早めに行ってメイクをしようと思ったので、 問い合わせたら、道具入れの大きな部屋を貸して下さって、鏡も出してくださいました。 襦袢の着替えも、当日使っていないパソコンルームのような個室を貸して下さって容易に着替えられました。 舞妓さん変身処は京都には沢山ありますよね。基本的には鬘を被るので (本物の舞妓さんは地毛で結いますが) ここのサイトとは、ちょっとずれるかも知れません。 windさん>詳細を書いていただいて下さってありがとうございます。 今年は紫の縁に行ってみようと思います。ただし、私の地毛ではまだまだ短いので ウィッグをつけます。(これこそレス違い?) 松乃さん>白塗り、大変でしたね? でも、五つ衣を一枚ずつ着せ付けてくれるのは、 なかなかできない体験なので、よかったですね! 鬘は、コスプレ用のウィッグとは違い、時代劇に使うような本格的な鬘だったんですね。 あれは、重いし、頭の形とあっていないとこめかみが痛くなったりしますよね。 本当にお疲れ様でした…[2007/02/18 16:41:59]