アンケート「どんなシャンプーを使っていますか?」作成準備過程で、 酸性石鹸シャンプーがあるのを知りました。ぼくはこれまで、 石鹸シャンプーはアルカリ性であるため、髪(弱酸性)には原理的に良くないと考えてきました。 しかし、酸性石鹸であればこの点はクリアできます。(もう一つ、 石鹸は洗浄力が強すぎて必要な脂分まで取ってしまうのではないかという疑問もありますけど。) 酸性石鹸シャンプーを使っている方がいらっしゃいましたら、使用感など教えていただけませんか?[2006/08/27 11:16:01]
wind様 ご指摘のとおり、石鹸はアルカリ性です。 酸性石鹸という場合、「石けん百科」というサイトでは、 脂肪酸と石鹸が結びついたものを酸性石鹸といい、たとえば、 衣服を洗浄する場合にシミの原因になったり、 皮膚に付着したモノをそのままにしておくとシミの原因になると言われているモノです。 手作り石鹸の「過剰油脂」「スーパーファット」と言われるものが 酸化した成分が酸性石鹸だと理解していただければ、よろしいかと思います。 そのため、「酸性を示す石鹸シャンプー」というのであれば、 「逆性石鹸」のことだと思うのですがいかがでしょうか? 逆性石鹸は殺菌剤(塩化ベンザルコニウム等の陽イオン界面活性剤)が主な有効成分で、 厳密には石鹸の仲間には相当しないそうです。 塩化ベンザルコニウムにはデオドラント効果があるので、 デオドラント効果がうたわれている石鹸などにも含まれていることがあります。 またシャンプー、リンスなどに含まれていることがあり、 その場合はフケを防ぐことが目的なのだそうです。(←シャンプー・リンスのことは、 森田敦子著「成分表示で分かる化粧品の中身」に書かれています) 私たちがふだん見かけることができる逆性石鹸は、 飲食店での手洗い用などに出回っている石鹸に多く見られます。 最近ではコンビニでも接客の際に手洗いが励行されていて、 消毒用アルコールや逆性石鹸を使うことが多いと聞いたことがあります。 私はこの石鹸で髪を洗ったことはありませんが、 手を洗ったときに、手荒れを起こしたことがあります。 (ちなみに10人くらいが使いましたが、手荒れを起こしたのは私ともう1人だけ) 皮膚はさっぱりと洗えたのですが、成分が残っていたのか、 もともとのアトピー性皮膚炎のせいなのか、指の間が真っ赤っかに腫れ上がりました。[2006/08/27 14:05:19]
勉強になります。分かりやすい説明をありがとうございます。 酸性=陽イオンですから、ご指摘の通り、逆性石鹸のことでしょうね。 逆性石鹸は石鹸という名前が付いていても実際には洗浄力はほとんどなく、 殺菌剤として使われるもののようです。 ただ、酸性「シャンプー」と言うからには洗浄力もあるはずです。 ちょっと調べてみたのですが、まだよく分かりません。 明日から出張でしばらくアクセスできませんが、帰ってきたらまた調べてみます。[2006/08/27 23:37:24]
いわゆる「混合石鹸シャンプー」の可能性もあるかもしれないですね。 合成のよいところと石けんのよいところを取り入れたシャンプーがあります。 私もいくつか使ったことがありますが、弱酸性かはわからないので、 詳しく調べてからもう一度投稿します。 (これから夕食なのでスミマセン・・・)[2006/09/07 19:02:13]
「混合石けん」ではなく「複合石けん」が正しいようです。 一例として、石澤研究所では、弱酸性石けんシャンプーを販売しているようです。 http://www.ishizawa-lab.co.jp/ISHIZAWA01/islabo/shampoo.html 他にも弱酸性の石けんシャンプーを見つけたら、レポートします。[2006/09/08 08:16:51]