木酢液洗髪 


タイトル&名前: 陽暮   

【管理人注】陽暮さんの「初めまして。」より独立させました【管理人注終了】
   
木酢を使ったことのある方はいらっしゃいませんか?
木酢は炭焼きの副産物だそうで、酢のにおいでなく炭の香りがします。
私が使っているのは良質の木酢ではなくホームセンターの安物ですが(汗)、
米酢がさっぱり撥ねる感じになるのに比べて、木酢の方が髪が柔らかく感じます。
2回酢リンスするので、両方あるときは米→木と使ったりしています。
ヘアケアのページで見かけなかったので、どうなのかなと思いまして。
   

[2006/03/27 15:11:07]


タイトル&名前: 誠   

陽暮さま
   
はじめまして。誠と申します。
私も同じくらいの長さの髪です。
木酢液を使われているというのですが、私も以前使っていたのですが、
現在は中止しています。(理由は後段に書いております)
   
木酢液は、全成分の解明がされておらず、成分的には200種類以上の物質が
含まれていると言われています。
【よいイメージを持つ方の主張】
1.食品添加物(主にソーセージなどのくん製品への香り付けなど)として
認められているので安心。
2.昔から利用されてきたモノだから伝統に裏付けられて安心。
【悪いイメージを持つ方の主張】
1.全成分が解明されていないことと効果が認められないことで
農薬取締法における特定農薬(※)には指定されていない。
2.有害物質のタール除去済み製品であっても微量のタールを検出することがある。
(製品によって成分のばらつきがあると言われている)
   
(※)特定農薬とは、いわゆる農薬とは別に、有機農法なので使用でき、
表示することができる物質・生き物。現在は、食酢、重曹、農産物を
生産している地域周辺で採取可能な天敵(テントウムシや在来種のマルハナバチなど)
   
主に上記のような両方の主張があるのが現状です。
もしも、これからも使われるのであれば、
タール除去済み製品を購入するなどの工夫は必要かと思われます。
タールは法定タール色素という形で化粧品(口紅等)等に含まれています。
安定性が高いと言われる法定タール色素であっても、
体質によっては、皮膚炎や色素沈着の原因になると言われています。
   
ちなみに、私が木酢液の使用を中止した理由は
1.もともと皮膚炎で悩まされていたのが、新たな皮膚炎を引き起こしたから。
2.木酢液独特の香りが苦手だったから。
の2点です。
実際に私が使っていた期間は、3日間くらいです。
木酢液の方が髪が柔らかく感じるというのは、
前述の通り木酢液には200種類以上の成分が含まれるため、
そのなかのいくつかの成分が髪に有用だったり、
pHがちょうど髪に合った数値だったなどの要因ではないかと推測できます。
   
上記のことは陽暮さまが、本当に欲しい木酢液の情報とは違うかもしれませんが、
私は木酢液をスキンケアやヘアケアの1つとして使用することは
自己責任の範疇だと思っています。
そのため、あえて参考までに書かせていただきました。
   

[2006/04/02 23:56:10]


タイトル&名前: 陽暮   

>誠さん
初めまして。木酢についてのお答え、ありがとうございました。
私の周りは、木酢はおろか石鹸洗髪派も家族以外におりませんので、
どのようなものでも他の方の意見を聞いてみたかったのです。
椿油でさえ、合わない方もいらっしゃいますし。
私は木酢の香りも好きで、1年以上使っていますが特に症状もありませんから、
少なくとも今のものがなくなるまでは使おうと思います。
でも、木酢にタールが含まれているのは、知りませんでした。勉強不足ですね…。
これからは懐に余裕ができるので、他のヘアケアも試したいと思っています。
もし次も買うなら、もっと質のよいものを買いますね。
本当に、ありがとうございました!
   

[2006/04/06 15:16:27]


タイトル&名前: 木酢液の毒性  wind    URL

例によって、天然成分で健康によいと言われているものに疑問を呈してしまう
へそ曲がりの性分ですが・・・。また、化学は強くないので間違ってるかも知れません。
URLは、弘前大学のサイトにあった木酢液成分表です。
   
 木酢液は木を焼いた煙から作られるわけですが、煙とか煤とかは昔から有害であることはよく知られていて、
誰も吸い込まないように気をつけていました。
もちろん、消毒というのは、一部の生物にとって有毒な物質を使ってその生物を殺すことですから、
木酢液が消毒液として使える=有毒成分を含むことはある意味で当然だと思います。
ただ、その物質を、皮膚につけたり飲んだりしても有効、という点にひっかかります。
 具体的に有毒成分を見ていきます。
   
 まず、タールについて。有機物をガス化する時にできるものがタールですから、
木酢の粗液には必然的にタールが含まれるということです。
   農林水産省の調査では、大半の商品では、タールは検出限界以下まで除去されているということです。
この点では少し安心です。なお当然ながら、「大半の商品」であって、
全ての製品で除去されているという保障はありません。
 次の主要な有毒物質はフェノール類です。木酢液に含まれるフェノール類として
クレオソート(クレオゾールやクレゾールなどの混合物)があります。
   クレゾールは劇物で、吸入すると倦怠感・嘔吐等の症状を起こし、
皮膚に付いた場合はやけどを起こすということです(滋賀県のページより)。
もちろん低い濃度では消毒液として使えます。
ただし、消毒液を日常的に皮膚に塗ったり、まして飲用はしないと思います。
 ホルムアルデヒドも含まれています。
これは発がん性やシックハウス症候群の原因物質で有名ですね。
農林水産省の調査によると、木酢液の中には高濃度のホルムアルデヒドを含むものがあるということです。
ホルムアルデヒドを除去したことを謳っている販売業者もありましたが、
木酢液の臭いの成分の一つがホルムアルデヒドなので慣れてください、と書いている業者もあります。
 メチルアルコールも有毒ですね。
 他にも有毒成分はいろいろありそうですが、時間的限界もあって、このへんで。
   
 もちろん、健康に害を与える基準値より何桁も微量なら心配することもないでしょうが、
そのあたりをちゃんとデータで示した上で販売している製品があるのでしょうか?
   
次は、公的機関以外で、木酢液に批判的な数少ないサイトの一つです。
   木酢液の恐怖(ふくい米.com)
   
あ〜また抗議メールが来そうです(笑)
   
そうそう、陽暮さんを批判しているのではなく、科学的裏づけなしに木酢液が
何にでも効くかのように持ち上げる一部の傾向に疑問を呈しているだけです。
普通のシャンプーやリンスにもいろいろ種類がありますから、試してみてくださいね。
   

[2006/04/07 23:16:59]


タイトル&名前: 陽暮   

勿論、批判なんて思いません。
万能薬なんてものは存在しないでしょうし、人によって平気かどうかは全く違います。
というか、windさんに調べて頂いてしまって…(汗)すみません。
でも、勉強になりました。ありがとうございます。
   
私も天然志向ではありますが、天然なら全て良い、というわけでもない。
着色料などでも、天然の方が毒性が強いものだってありますし。
私の場合、合成シャンプーでも平気なのですが、香料の匂いが苦手で石鹸に変えました。
お香は好きなのですが、香水や制汗剤などがとにかく駄目で…。
アジエンスやTSUBAKI等も惹かれるんですが、香りが付くことにどうも抵抗があって、断念しました(^^;
ヘアケア製品、無香料のものを色々見てみようと思います!ありがとうございました。
   

[2006/04/17 23:01:42]
 


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