ブラックへナについて |
私はずっとヘナを愛用しているのですが、最近はブラックへナのせいで、 ヘナまで誤解を受けることが多いのでヘナの名誉のために一言。 ブラックへナと呼ばれるものには、ヘアダイの成分が混じっているものと、 木藍・インディゴなどの植物の葉が混じっていて黒っぽく染めるものがあります。 また、100%へナで髪をオレンジにしてから、その上にインディゴで重ね染めをする 方法もあります。 白髪をインディゴで染めると紺色になりますが、茶髪を染めると黒くなります。 (絵具のオレンジと紺色を混ぜるような理屈だそうです) かぶれなどの問題があるのは、ほとんどがヘアダイの成分の混じったものです。 ヘナとインディゴの混じったものは、植物にアレルギーのある方は使えませんが、 そうでない方なら安全に使えると思います。 また、ヘナにはトリートメント効果があります。 ヘナは色素の成分(ローソン)が髪のケラチンに絡みつくことで染まるので、 髪にコシやハリが出ます。また、癖毛の方が何度か使うと落ち着きがよくなったりも するそうです。 実際に私もヘナをしはじめてから、髪を誉められるようになりました。 ヘナにインディゴを混ぜて黒っぽく染めるものは、粉は緑や深緑色をしています。 匂いは牧草というか抹茶というか・・・という匂いです。 しかし、ヘアダイの成分の混じったものの粉は黒い色をしています。 黒いへナは天然100%ではありません。 水やお湯に溶かすと、ヘナとインディゴは茶色っぽい緑になります。 水に溶かしてすぐに真っ黒になるものは、ヘアダイの成分が入っています。 ヘナは長い時間髪につけていると、トリートメント効果がアップするので、 時間のあるときは、長く置いておくのを薦めている人が多いです。 でも、ヘアダイの成分の入ったヘナを天然へナだと信じ込んで、何時間もつけっ放しに するケースも多いようです。 それでは、トラブルが起こっても不思議はありません。 ヘアダイの成分が入っているかどうかを確認するのは重要だと思います。 また、ヘナは頭皮についても平気なようです。 (ヘナやインディゴはインドや中国では皮膚病の薬として使われていたようです) ヘナには頭皮の皮脂のバランスを整える効果もあるので、頭皮にもつけるようにと 薦める人もいます。 ヘアダイは頭皮や皮膚につけないようにと注意書きがありますが、 実際に家でヘアダイをするときは、完璧に頭皮につかないようにするのは無理だと言う 美容師さんもいます。 だから、植物にアレルギーがない方で、自分で黒く染めたい場合は、 ヘナがいいように思います。 もちろん、ヘアダイの成分の入ったヘナを使うのもいいと思います。 そちらのほうが短時間で一気に真っ黒になりますし。 ただ、ヘアダイの成分が入っているというのを知らないと、トラブルを起こす可能性があります。 また、色をつけたくない方にはトリートメント効果のみで色は変わらないヘナも あります。 (色素の少ない部分の葉や茎を粉にしているそうです) 生活の木などで売っています。 よく出回っているものなら、ナイアードの「ヘナ+木藍」や、 アーナンの「インディゴ」、「赤み押さえ」は植物のみで出来ています。 「赤み押さえ」の成分はヘナとインディゴです。 長々と書いてしまいましたが、ヘナへの誤解が生まれるのは悲しかったので・・・。[2005/10/22 11:50:31]
ある方から、ヘナ100%ではないブラックヘナでも安全性の高いものがある、 と教えていただきました。以下、その方からのメールを元に紹介します (当然ながら、メールの内容を紹介することの許可はいただいています)。 -----------------------メールより------------------------------------- ヘナについては、植物にアレルギーのある方は使えませんが、 インドでは医療などに昔から使われていたものです。 ブラックへナも、問題を起こすのはヘアダイの成分がまざっているものがほとんどです。 木藍やインディゴが混ぜてあって黒く染めるものでは、あまりトラブルはないようです。 ヘナを使っている人の意見では、髪が健康になった・コシやハリが出たなどの評判が多いです。 -------------------------------------------------------------------- ヘアダイの成分が混じっているものと天然の植物(インディゴ・木藍・大青)の 混じっているものとの区別の仕方も紹介して貰っています。 -----------------------メールより------------------------------------- ☆ヘナと植物のみで黒く染めるヘナは、水に溶く前の粉の色は深緑色です。 しかし、ヘアダイ成分の混じっているものは、黒い色をしています。 天然のヘナや植物のみのものが、黒い色をしているということはありません。 ☆水に溶いたときの色は、ヘナと天然の植物のみの場合は、緑から緑がかった茶色です。 (溶いてから時間をおくと紺色っぽくなります)。 ヘアダイの成分の入っているものは、溶くとすぐに黒になります。 ☆ヘナと植物のみの場合は、抹茶やい草の匂いがします。 ヘアダイの成分の混じったものは一般のヘアダイのように金属っぽい匂いがします。 *注意としては、インドなどから直輸入しているブラックへナにもヘアダイの成分の混じったものがあります。 (インドでは赤い髪が好まれないので、髪を真っ黒にするために色々な混ぜ物をすることが多いようです) ヘナは長い時間髪につけていると、更にトリートメント効果が上がるので、 長時間へナをすることを薦めている方も多いですが、 ヘアダイの成分入りのものは長時間つけたままにしておくと、皮膚障害や髪の損傷を引き起こします。 ヘナでかぶれたという方は、ヘアダイ入りのものを天然成分100%だと思って使い、 トラブルを起こす例が多いそうです。なので、見分け方を知るのは大事だと思います。 --------------------------------------------------------------------[2005/10/22 12:49:52]
ある方から、「ブラックヘナでかぶれ続出」の記事は、 ヘナにネガティブなイメージを与える、という指摘をいただきました。 ぼくはヘナ100%のものに何か健康上の問題があると言ったことはありません。 しかし、世間でヘナと称して売られているものの中にはカラーリング剤を混ぜてあるものも少なくありません。 それらに対する注意喚起は繰り返し行っていますし、必要だと考えています。 愛知万博での事件を伝えた元々の新聞記事は、「ヘナでかぶれ続出」、という タイトル付けがしてありました。 しかしそれではヘナ全般でかぶれるかのような印象を与える恐れがあると考え、 ロングヘアマガジンでのタイトルを「ブラックヘナ」と限定して、 ブラックヘナに含まれていたパラフェニレンジアミンの問題であることを明確にしたものです。 むしろ、ヘナの「名誉」を守るためのことでした。 ただ、ブラックヘナでもカラーリング剤を含まないものがあることを知らなかったため、 ブラックヘナ全体が危険だというイメージを与えた可能性があり、これについてはお詫びしたいと思います。[2005/10/22 12:50:05]
細かいようですが、元記事には 原因は・・・パラフェニレンジアミン とまでは書かれていなかったと思います。 ほかの原因物質の可能性が明記されていたわけではありませんが・・・ でも元記事は植物アレルギー等の可能性も読み取れなくはなかったです。 だから、「ヘナでかぶれ続出」のままでよかったのでは? ところで、「カラーリング剤」とは具体的には何を指すのでしょうか? 「世間でヘナと称して売られているものの中にはカラーリング剤を混ぜてあるもの」は 具体的にはどんな商品を指すのでしょうか?[2005/10/24 21:25:49]
元記事に「パラフェニレンジアミン」と明記してあります(URL)。 カラーリング剤とはヘアカラーのことです。[2005/10/25 19:44:03]
具体的な商品名は忘れましたが、ドラッグストアで売っているもので、 カップに入ったものや入浴剤のようなパッケージで1回分に小分けされているものは、 ヘアカラーにヘナが混ざっているものでした。 5分や10分くらいで洗い流すように書いてあるものは、 ヘナ入りのヘアカラーだと思ってよさそうです。 ヘナだけだと5分や10分では髪に色はつかないので、 短い時間で染まるものはヘナ100%ではないと思います。 カラーリング剤で問題を起こしたことのない方は、別に気にすることもないでしょうが、 ヘナのトリートメント効果などはほとんど感じられないようです。
[2005/10/26 13:11:47]