記事タイトル:ロングヘアの原点 |
雪花さんの「自慢の長さの髪」という表現に触発され、
茶髪・シャギー・レイヤーの大流行の中で 否定されがちなロングヘアの原点について考えてみました。 「烏の濡れ羽色」「みどりの黒髪」 黒髪であるだけでいじめられたりするとんでもない世の中ですが、 髪の色が黒いことはむしろ美点ですよね。 茶髪ブームの唯一の功績は、元々髪が明るい色の女性が
コンプレックスを感じる必要がなくなったことですが、 髪の色以前に、ヘアダイで痛めつけていない健康な髪は誇れることです。 「豊かな髪」 「豊かな髪」という表現には二つの意味があるように思います。 一つは髪の長さを「豊か」と表現することで、 もう一つは髪の量が多い・密度が高いことを「豊か」と表現することです。 今は、長い黒髪は「重い」とされ、茶髪にし、髪を短くし、 さらにセニングやシャギー・レイヤーでボリュームを減らし軽くすることが
当たり前のように言われています。 でも本来は、長くてボリュームたっぷりの髪こそ憧れの髪なんです。 髪の量が多くて悩んでいる女性も多いのですが、 ぼくは密度が高くて髪が太いことはむしろ美点だと感じています。 豊かな髪は若さや健康の象徴だともいえます。 ぼくは髪の分け目が細くて長く伸ばした毛先までたっぷりボリュームがある女性は
美しいと感じるのですが、 それは髪の密度が高いから美しい、ということでもあるんです。 「自慢のロングヘア」 「自慢のロングヘア」という言葉はあっても 「自慢のショートヘア」「自慢のセミロング」という言葉はありません。 本来は、髪が長いことはそれ自体が自慢できること・誇れることなんです。
[2003/10/25 20:13:48]