確かに髪の色を変えるのがおしゃれ、季節に応じて髪の色を変えるのがおしゃれ、という風潮はありますね。そうしたい人はそうすればいいですが、黒髪を大切にしている人に対して自分の価値観を押しつけるのはどうなんでしょうね・・・。
黒髪＝ノーメイク＝手抜き、という人は、髪の手入れのことをあまり知らない人ではないでしょうか？長い黒髪を大切にしている女性なら、洗髪法・髪の乾かし方・櫛の入れ方など、細心の注意を払って自分なりの工夫をしておられると思います。いったいどこに手抜きがあるんでしょうか？「黒髪のままなんてノーメイクと同じで手抜き」と言った人の髪はあなたより美しかったですか？健康な髪でしたか？
黒髪＝ノーメイク＝手抜き、という人は、カラーリングがどれだけ髪を傷めるか知らない人かもしれません。例えば日焼けサロンに通って紫外線をたっぷり浴びてかさかさの肌にしながらしっとりした肌を求めるなんておかしいですよね？カラーリングすると、髪がぱさついたりきしんだり枝毛が増えたりします。それはカラーリングを繰り返すたびにひどくなります。大元の髪をこんな状態にしてしまう「化粧」って何なんでしょうか？もしも肌をかさつかせる化粧品があったらそれはまともな化粧品とは扱われないと思います。それなのに髪に対してだけは許されるんでしょうか？
メイクでも、素肌・素顔をかなり変えてしまうメイクもあれば、ノーメイクに見えるくらいのものもあります。茶髪は前者の化粧法、黒髪は後者の化粧法ではないでしょうか？厚化粧こそが本当の化粧、ナチュラルメークは手抜き、なんて言う人はいませんよね？じゃあなぜ髪についてはそんなことを言うのでしょうか？変ですよね？
そもそも、カラーリングとメイクを同じに考えること自体がおかしいです。メイクは落とせば素顔に戻れますが、一度カラーリングしたら、元の髪には戻せません。
カラーリングを繰り返すと、髪がぼろぼろになり、やがて髪の色を変えること自体ができなくなるのをご存じですか？それを承知の上で髪の色をどんどん変えるのもその人の自由ですが、あなたには髪の色を変えない自由もあります。
めまぐるしく変化する都会の中で、めまぐるしく自分を変えていくというおしゃれもあると思います。でも、自分に生まれながらに備わった美＝黒髪（および生まれながらの栗色の髪）を大切にすることは、自然の美を大切にすることと同じだと思いませんか？
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カラーリングが髪を傷めることについては、「ビューティフルヘア」に詳しい情報があります。
[2003/08/23]