好き嫌いは個人の趣味ですから、それはそれでいいと思います。→戻る
「オタク」というのは、マイナーな趣味を深く追求している人によく付けられる言葉です。しかし「オタク」と呼ばれる人が実際に、マスコミを通して語られる「オタクっぽい」キャラクターであるかどうかはまた別です。ぼくの友人に、サッカーオタクがいて、どこにあるのかよく分からない国の聞いたこともないサッカー選手の魅力をとうとうと語ったりしてます。でも彼は、元サッカー小僧のスポーツマンです。別の友人は鉄道オタクで、しかも、SLとか特急列車ではなく、貨物列車が「専門」なのだそうです。でもこの友人はとても知的で男前で優しいので、女性によくもてます。
同人誌をやっている人は、オタクとよく言われますが、同人誌ならオタクでプロになったら漫画家として尊敬される、というのも変な話だと思いませんか?
皆さんは現在、インターネットを楽しんでいても「オタク」と呼ばれることはありませんよね?でもぼくがインターネット登場以前に通信を楽しんでいた頃は、ネットワーカーは「オタク」「実世界で人と関われない人達」などと言われていました。でも実際にオフ会に行ってみると、好奇心旺盛で新しい仲間を積極的に作ろうという人達ばかりでした。コスプレイヤーも自分がコスプレをすることによって、新しい仲間との出会いを積極的に作っているんです。
遊園地や各種イベント会場では、様々なキャラクターに扮したスタッフがいますよね。あれもコスプレの一つって思いませんか?
舞台俳優は、役柄によっては奇抜な衣装と奇抜なメイクで役を演じます。コスプレ会場は舞台であり、コスプレイヤーは役者、コスプレ写真は舞台写真だと思えばいいのかも、とも思います。
ボディペインティングという芸術がありますが、これは人間の身体に直接彩色して作品にしてしまうものです。コスプレもこれと同じで、自分自身を作品にしているのだとぼくは理解しています。
あなたはロングヘアファンでしょうか?ロングヘアファンというのはその存在さえも世間ではほとんど知られていない超マイナーな趣味です。それに対してコスプレ趣味というのはTVでも時々取り上げられていて、ロングヘア趣味に比べれば遙かに知名度の高いメジャーな趣味なんです。
コスプレのジャンルの中には、歌手やタレントのコスプレというのがあります。好きなタレントの髪型を真似、メイクを真似、服装を真似るのです。街を歩いていると、歌手やタレントのファッションを真似ている人をたくさん見かけますが、これってコスプレするのと似てるなぁ、ってぼくは感じています。
というわけで、もしもコスプレにプラスのイメージも持たれるようになりましたら、またこのコーナーにお越し下さい。