記事タイトル:無添加は本当に安心? |
よく、「無添加だから安心」というコピーを見ます。 私も前までそう思っていたのですが、100%天然の椿油でかぶれてしまう人を、 何人か見ました。椿油をつけた毛先が触れた皮膚が、真っ赤になって痒くなったり、 湿疹ができたりしたそうです。 また、石鹸シャンプーでかぶれた人も何人かいます。 しかも、その石鹸は香料などが一切入っていない、石鹸シャンプーの中でもシンプルな ものだったそうです。 ちなみに、これらにかぶれた人たちは、いわゆる合成のシャンプーなどで、 トラブルがあったことはないそうです。 少し信じられないかもしれませんが、実際に見たことなので・・・。 ちなみに、私の母も椿油・純石鹸ともにダメです。 私はどちらも好きですし、良いものだと思っていますが、「無添加だから」とは、 一概に安心できないと思います。 やはり人それぞれ、合う合わないがあると思います。[2004/10/07 10:45:52]
小麦や大豆などの基本的な食品でさえアレルギーが出る人がいるんですから、 100%椿油や石鹸でかぶれる人がいてもおかしくありません。 ぼくは、「無添加だから安心」「天然成分だから安全」というキャッチコピーは 信用していません。天然の猛毒はいくらでもあるし、 天然の植物の一部の成分を抽出してそれだけを用いると毒性が出てくる場合もありますから。 石鹸は人類が発明した最初の化学合成界面活性剤なので、 石鹸を「自然」、それ以外を「化学合成」と言うのはおかしいと思っています。 天然の界面活性剤としてはサポニン・レシチンなどがあります(URL参照)。 サポニンは石鹸以前に洗浄剤として使われていた天然の植物に含まれるものです。 なお、ロングヘアマガジンは化学合成洗剤・シャンプーを否定する立場には立ちません。 メリット・デメリットを議論して、それぞれが自己判断してもらえばいい、という立場です。 p.s. ある方からメールをいただきました。 「100%椿油でも、メーカーによって違いがあります。」 「あるメーカーの椿油でかぶれたからと言って椿油を嫌いになる人がいるのが悲しい」 「大島椿の椿油を試してみてはどうでしょう?」 ということでした。
[2004/10/15 08:12:36]