1999/06/25 シャンプーのやりかた マスミ

管理人さん、読者の皆さん、初めまして。澤水月さんの知人で、マスミと申します。
よろしくお願いします。ロングヘアの人は、女性では栗山千明ちゃん、男性ではバンド「ラクリマ・クリスティー」のギターHIROさんが好きです。この人、男性なのに原沙知恵ちゃんクラスに美しいストレートの黒髪を、1メートルくらいひざまで伸ばしているんですよ。
さて、今までとても楽しくこのページを読ませていただいてましたが、今回ヘアケアなどのコーナーができたと知り、これなら私にも何か書けるかも、と思って投稿します。ただし、あくまでも私の経験から書くことになりますけど……。

みなさんは、髪を洗うとき、シャンプーのCMのような洗い方をして(させて)いませんか? まるでソフトクリームみたいに泡を盛り上げ、毛先もその中に巻き込んで……。あれは、実は髪を美しく伸ばしたい人、今ロングヘアで、それを美しく維持したい人には、致命的なほど良くない洗い方なのです。
澤さんに以前みせてもらった海外の超ロングヘア専門の美容院のHPに、こんな言葉がありました。「ウエストを超えるくらいのロングヘアの毛先は、アンティークの手作りレースと同じくらい繊細で、もろいものだ」
この言葉通り、実は、毛先というのは、極端な言い方をすれば、「あえて洗おうとしなくてもいい」くらいのものなのです。「頭の上からおちてくる泡」をお湯で通すだけで十分なんですって。

私は、1度めのシャンプーの時、ポンプで3、4押し別の容器(旅行用の詰め替え小びん)にうつし、それを倍量にお湯で薄めて良〜く振り、泡立ててから地肌につけます。この時には、泡を地肌になじませるだけで、時にこすったりはしません。泡が地肌全体にいきわたったら、すぐ流してしまいます。
2度めには、1度めの半量を同じように泡立てます。これをまた地肌中心につけると、1度めの感じからは信じられないくらいよく泡立ちます。ここで指を広げて地肌にふれ、決して爪をたてないように細かく指先を動かし、よく洗います。その後、毛先をそっと持ち上げて泡にふれさせます。「シャンプーで落とさねばならない汚れ」は地肌にちかい部分の脂分ですから、毛先にはそんなに回り込まないのです。ムース、つや出し等使っている場合でも、泡をふれさせるくらいにして、決してねじったり、CMのように揉んだりこすったりしてはいけません。……この洗い方だと、実は髪を長くのばしても、そんなにシャンプーの量はいらないんですよね。CMで正しい洗い方を見せられないわけです(笑)。ちなみに、CMの泡は、ボウルで泡立て器で作ったものだそうです。

さて、この後すすぐわけですが、実はこの「すすぎ」は「洗い」よりもっと、時間にして2倍くらいのつもりで念入りにやる必要があります。旅行先などで他の方の流し方を見ていると、けっこう耳の周りや、はえぎわなどに泡が残ったまま作業を終了してしまう方が多いようです。これはかぶれや、かゆみ、抜け毛、ふけの原因になりますので、よくよく注意した方がいいです。
わたしはすすぎの際、シャワーヘッドをぴったり髪にくっつけちゃいます。地肌までお湯が通るのがよくわかり、また血行が良くなって気持ちいいですよ。この方法だと、うなじの裏側までよくすすげます。

何だかしっかり洗ってないみたいで「きたなーい」なんて言われちゃいそうですが、少なくとも私はこれで、健康的で美しい髪を保っていますよ。きれいに伸ばしてみたい方、ぜひ1度試してみて下さい。


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