記事タイトル:海水が髪に悪いわけ |
アンケートに関連して調べてみたことを書いてみます。 海水が髪に悪い原因の第1は海水のアルカリ性です。髪を作っているタンパク質の一種の ケラチンは、pH10以上で解けてしまうのですが、海水はPH7.8-8.6の弱アルカリ性 (弱アルカリ性はpH8-11)で、これが髪を傷める原因の一つでは、ということです。 海水が髪に悪い原因の第2は海水の塩分です。塩を野菜にふると野菜がしんなりしてきますが、 これは浸透圧で野菜の水気を塩が吸い出すからです。同様に、海水の塩分は髪から水分を吸い出し、 髪を乾燥させてしまいます。 紫外線防止剤の入ったヘアコート剤は海水と紫外線の両方に効果があると言うことです。 以上参考: 1 「海水と紫外線から髪の毛をまもる」(フジテレビ商品研究所) 2 「酸性・中性・アルカリ性って?pHって?」(生活と科学社) ただし、ヘアコート剤は、髪だけではなく頭皮までコーティングしてしまい、 抜け毛の原因になると言うことなので、常用するものではないかもしれません。 参考:「Q&Aのホームページへようこそ」 対策として、塩水や紫外線で失われた水分を補給できるタイプのトリートメント剤を 使うことがあるそうです。
[2003/08/09 02:13:48]