記事タイトル:髪の骨粗しょう状態 

タイトル&名前: wind   

毎日新聞1/13付に、「カラフルヘアに落とし穴 髪の毛スカスカしていませんか?」
という記事がありました。以下、要約して紹介します。 1 カラーリングによる髪の傷み  ライオンの調査によると、カラーリングによるきしみ・ぱさつきを訴える人は 枝毛・切れ毛を訴える人を上回っています。  ヘアダイは、強アルカリ剤でキューティクルのうろこ部分を開かせ、色素を浸透させます。 そして過酸化水素水で元々あったメラニン色素を髪の外へ溶かし出します。 カラーリングによって髪が傷む仕組み: (1)きしみの原因:過酸化水素水でキューティクルの一番外側にある脂肪酸がはがれ、 表面の油分が失われ、滑らかさが失われます。 (2)ぱさつきの原因:キューティクルのうろこ部分が強アルカリ剤ではがれ、内側のタンパク質が 流れ出すとともに水分も流れ出ます。この結果、髪の内部が隙間だらけ(骨粗しょう状態)になります。  ライオンの補修剤は、脂肪酸の代わりに髪の表面を覆い、壊れた線維を修復する効果もあると言います。  カラーリングを繰り返した髪は、中心部分が空洞になっています。花王はこの空洞を埋める成分を シャンプーやコンディショナーに加えているそうです。 2 専門家に聞く健康な髪を保つ秘訣 <植木理恵さん>(順天堂大医学部講師(皮膚科))  髪は皮膚と同じタンパク質で出来ているから、髪は健康のバロメーターです。栄養分が不足すると、 内臓などに優先的に栄養が送られるため、髪は細くなったり弱々しくなる。健康な髪を作るためには、 偏らない食事できちんと栄養をとること。 <井上哲男さん(日本毛髪科学協会研究所所長)>  髪のためにはカラーリングやパーマをしないことが一番。髪を傷めないシャンプーの仕方は、 最初にシャンプーをよく泡立て、指の腹で地肌を洗う。その後しっかりシャンプーを洗い落とす。 髪自体を洗うとキューティクル同士がこすれて傷むので、泡で髪を優しく包むようにする。 <西田勇一さん(ライオンビューティーケア研究所主任研究員)> ブラッシングしすぎると髪の表面がこすれ、キューティクルの傷みが進む。 <中村さん(花王)> ドライヤーの熱でキューティクルはめくれ上がりはがれやすくなる。半乾きになったら冷風に変えるべき。

[2003/01/14 00:37:59]
 


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