『アリソン』 時雨沢恵一著

[2004/09/19]  風詠

『アリソン』 時雨沢恵一著 イラスト黒星紅白 メディアワークス発行 〜V巻(V巻は上下巻)

1920〜30年代の雰囲気を持つ異世界のファンタジーものです。たった一つの大陸で大河を挟んでいがみ合う二つの国。そんな世界を舞台に主人公アリソンとその幼なじみのヴィルが活躍する冒険活劇です。戦争とは、生きるとは、死ぬとは、守るとは、といろいろなことを考えさせられる作品です。

この主人公のアリソンは空軍の飛行機移送部隊の伍長です。彼女の髪は金髪で本文では、「まっすぐで背中にかかるほど」と描写されていますがイラストでは腰まであるように見えます。アクティブでいきいきしたアリソンの描写に髪がよく使われます。

長い髪の女性というとおとなしいイメージが先行しがちですが、この作品はそんな先入観をぶっとばしてくれます。私が髪を伸ばそうと思ったきっかけになった作品です。ロングヘアでアクティブな女性を目指す人、スポーツ好きな人には特におすすめです。

余談ですがロングヘアの利点をひとつ思いつきました。アリソンは飛行中は髪を結わえてジャケットの中に収めていますが、これってけっこう暖かいのでは?首筋からの風の侵入も防げますし。


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