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記事タイトル:風変わりな平安の姫君『蟲愛ずる姫君』 |
少し風変わりな平安の姫君のお話を紹介します。 『堤中納言物語』より『蟲愛ずる姫君』以下のサイトで読めます。 「綺羅拾遺」http://www.h4.dion.ne.jp/~kirasyui/ この姫君は当時の身だしなみであったお歯黒もつけず、 眉毛も抜かず、毛先を切りそろえもせずに 毛虫がさなぎになって羽化する様子を楽しんだり、 平気で庭に降りてきたりする活発で風変わりな魅力的な女性です。 姫君の髪は「髪も袿ばかりにて、いと多かり。」と描写されています。 座った状態なのか、立っている状態なのかは分かりませんがいずれにせよ 素晴らしいロングヘアです。[2005/01/27 20:34:01]
恐れ入ります、もうひとつ、原文との対訳で読めるサイトがあります。 「Yossieのおもほゆらくに」http://www1.plala.or.jp/yossie/ です。「その他」にあります。[2005/01/27 20:55:31]
「虫愛ずる姫君」はぼくも大好きなお話です。現代語訳は一つ目のサイトの方が好きかも。 ポップな感じで、思わず笑ってしまいます。 化粧もしない、流行なんか気にしない変わり者の姫君でも髪は長く伸ばしていた、 というあたりも好きです。 男の子と女の子の違いの一つは、虫を厭がるかどうかですが、それは大昔から変わってないんですね。 ちなみにぼくは、虫好きの女の子(女性)は結構好きです。 「ギャラリー」に登場していただいている女性にも、「虫愛ずる姫君」がいらっしゃいます。
[2005/01/31 01:10:16]