1次試験(教職・一般教養)報告書

 選択マーク式で5択、50問。
 60分なので、模試などで慣らしていれば50問を解くのはペース的には容易だろう。問題も教職・一般教養とも幅広く出題されており、難易度的にも良問であると思う。北海道は毎年美術・音楽分野も問うてくるので、若干目を通すほどの勉強はしておく必要はあるかもしれない。ご当地問題も出る年出ない年があるみたいだが、今年は北海道出身の彫刻家の名前と作品の出題があった。
 問題は5択だが、その選択肢は組み合わせ(例えば、ア〜キの記述があって、その組み合わせで選択肢が形成される。@ア・イ、Aア・イ・ウ、とか)であるのが多い。つまり選択肢のもととなる文章は5つ以上あるということで、その読解には注意する必要があると思う。
 教職教養は、新もの好きの傾向があるらしく、各種答申や法改正はチェックしておく必要がある。教科審答申や、幼児期からの心の教育の在り方について答申、学校教育法施行規則23条などが出題された。時事問題も改正男女雇用機会均等法をたずねられたりしている。
 問題については、「傾向」として以下に記しました。参考になれば……(詳しいことは雑誌などをご覧ください)。

北海道教員採用試験問題情報

記憶が曖昧で断片的ですが……。
ご参考になれば幸いです。全て選択問題(50問)で5択です。
・ (一般教養・美術・2問)札幌大通公園の「三人の乙女像」や「わだつみの声像」などを制作した北海道の彫刻家(1905-1980?)の名前(○○新・岡本太郎・佐藤忠良・(あと2人))と作品(写真から)を選択。問題文の中にロダンに師事した(or敬愛した?)の記載があり、作品写真の中にはロダンの「考える人」像があった。
・ (一般教養・音楽・2問)「ハレルヤ!」楽譜の並び替え。及び17~18世紀の音楽界について正しいものを選択。
・ (教職教養・2問)発見学習の考案者と、発見学習で期待される効果について選択。
・ (一般教養・国語・2問)外山滋比古の文章。作品名は忘れました。内容は「人間は今まで知識を倉庫的に溜め込んできたが、昨今現れてきたコンピュータには到底かなわない。これからは頭の中を整理して創造的人間になれ」みたいな感じ。問題は文中に出てくる「作業能率を上げる」の「作業」の言い換えと、作者の考えに適したものを選択。
・ (教職教養・2問)臨時休業を決める機関の選択。及び教育委員会が決められる休業日は何かを選択。
・ (一般教養・社会・2問)古代〜中世の年表。壬申の乱・平将門の乱・保元の乱を示す説明文(組み合わせ)を選択(1つは前九年の役(or後三年の役)の内容だった)。及び藤原良房の摂政となったきっかけ(組み合わせ)を選択。
・ (一般教養・英語・2問)ローマの歩行者天国について。下線部の理由選択と本文との内容一致選択。
・ (教職教養・2問)教科審答申。「豊かな人間性」を穴埋め選択。もう一問は忘れました……。
・ (教職教養・2問)幼児期からの心の教育の在り方について答申。穴埋め選択。内容及びもう一問は忘れました。
・ (教職教養・2問)学校教育法施行規則23条。「校長及び教頭」と「職員会議」の組み合わせを選択する穴埋め選択。及び学校評議員設置による効果(組み合わせ)を選択。
・ (一般教養・時事・2問)改正「男女雇用機会均等法」を穴埋め選択。もう一問は忘れました。