カップとはブレーキやクラッチの油圧機構の要の部品です。
写真はブレーキのマスターシリンダーのピストンで真ん中辺の台形の部分がゴムで出来ているカップです。
開いている側にオイルがありペダルを踏むことでピストンが動きオイルを押して油圧が発生します、写真は左が新品で台形の角度が右より開いているのがわかるでしょうか。
シリンダーにピストンが組み込まれている状態では開いている分だけ内壁に押し付けられているので密着度合いが違ってきます。
古くなるにつれて形の変化や接触部の摩耗により密着具合が変わってきます。
素早く踏んだときにはカップの内側にかかる圧力も大きいので漏れにくいですがゆっくり踏んだ時や保持しているときには漏れてくる事があります。
新品に交換するとゆっくり踏んでもしっかり油圧が掛かるので踏みごたえが変わる筈です。変わらなかったらそんなにヘタってなかったって事になりますがブレーキなので事前に交換しといた方が良いでしょうね。
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