2010年8月8日(日)
カップ

カップとはブレーキやクラッチの油圧機構の要の部品です。
写真はブレーキのマスターシリンダーのピストンで真ん中辺の台形の部分がゴムで出来ているカップです。
開いている側にオイルがありペダルを踏むことでピストンが動きオイルを押して油圧が発生します、写真は左が新品で台形の角度が右より開いているのがわかるでしょうか。
シリンダーにピストンが組み込まれている状態では開いている分だけ内壁に押し付けられているので密着度合いが違ってきます。
古くなるにつれて形の変化や接触部の摩耗により密着具合が変わってきます。
素早く踏んだときにはカップの内側にかかる圧力も大きいので漏れにくいですがゆっくり踏んだ時や保持しているときには漏れてくる事があります。
新品に交換するとゆっくり踏んでもしっかり油圧が掛かるので踏みごたえが変わる筈です。変わらなかったらそんなにヘタってなかったって事になりますがブレーキなので事前に交換しといた方が良いでしょうね。

2009年10月25日(日)
無理は禁物です。

これはとある車のパワーウィンドウレギュレーター(ドアガラスを上下するリンク)左の写真の赤丸の部分が右では千切れています、これはガラスの上下動の時に抵抗が増え固定されている部分が疲労によりこうなってしまいました。
でもここまでになるまでには窓の上がり下がりがスムーズじゃなかった筈です、
おかしな動きをしだしたら出きるだけ早く擦動部をグリスアップしてやるかしてなにか対策をしておかないと外出先で折れたら困る事になりますよ。

2009年8月7日(金)
些細な事ですが

これはMR2(SW20)のリヤブレーキですが赤丸の部分の板の付き方が違っています。正解は右側の写真です、左の付き方は稀にみますがブレーキを軽く踏んだ時とか、バックする時にパットが動き鳴き音が出る時があります。
音以外はあまり症状は出ないので間違っていてもあまり気づきません。
あなたの車は大丈夫ですか?

2009年6月11日(木)
丈夫なベアリング

軽の1BOX車で右旋回時にデフがロックした様になるとの事。
純正でLSDが付いていた車なのでそれが壊れた可能性もあったのでとりあえずパーツの在庫状況をチェックしてから車を預かる事に。
まずリフトアップしてタイヤのガタを診たところ左がやけにがたつく事に気づきハブベアリングの異常だと判断して早速部品を発注してばらしてみたらベアリングの回転は至って普通おかしいなと思いつつベアリングを外してみるとシャフトに段差が綺麗に出来ていました。オーナーに聞いた所結構荷物を積んで走っていたそうで、納得。
でもベアリングはなんともなっていなかったのは驚きでした。

2009年6月9日(火)
ヒーター効かない?

冬場ヒーターが効かず寒いとの事
話を詳しく聞くと高速を走っていると水温計が下がっていく、下道でゆっくり走ったり信号待ちが多いと普通に戻る。冷却水の温度コントロールが異常な事がわかったので
早速サーモスタットを外してみたところ真ん中の水路をふさぐ弁のゴムがちぎれて半分になっていました(写真右新品、左故障品)、これでは水路をふさぐ事が出来ず常にラジエターに水が行く事になり高速走行でラジエターに風が当たり水温がどんどん下がり通常であればサーモスタットが水路の開きを調節して
水温が下がるのを防いでいるのですがそれが出来なくなっていました。
ヒーターも冷却水の熱を使っているので肝心の水温が下がってしまっては暖かい風は出てきません。
ヒーターが効かないのがこの例とは別にもうひとつ水漏れをしていてヒーターの方に水が来ていない時にもなります。
冬場ヒーターが効かなくなった時にはエンジンの冷却系統に問題がある兆候かもしれないので
みなさん気をつけてくださいね!

2009年6月8日(月)
暗い話ですが。。。。

とある車ですが車検の時にヘッドライトの光度が基準値に届かずバッテリーを充電しなおしたり球を換えてみたりしましたがまったく変わらずもうあとはヘッドライト自体に問題がありそうですが、このレンズはガラス製なので残るは反射板となりますが交換するしか手はなく、新品を注文しました。
写真の左が問題品で右が新品、確かに反射板のひかり具合が違いますがこれでそんなに光度が違ってくるのか不安でしたが測定した所10倍位差がありました。今回は片側だけ交換しましたが反対側も次回の車検時には
交換することになりそうです。10年ちょっとでヘッドランプごと替えなければいけないなんて。。。。。