反駁の練習:問題7

1997.10.15 文責:倉島

問題:以下の否定側の立論(一部のみ掲載)に対して、肯定側として反駁を考えてください。

 

論題:日本は首都機能を移転すべし

否定側

デメリットは財政圧迫です。肯定側は、首都移転の費用のうち政府負担額は約4兆円と主張しました。しかし、その程度ではすみません。なぜなら、このような大規模事業のとき、費用試算は大幅に狂うからです。青函トンネルや関西国際空港を見てください。試算は大幅に狂いました。首都移転でも同じです。証拠を引用します。1997年に○○大学の□□教授はその著書『首都移転の実態』で以下のように述べています。『だいたい政府試算はあてにならない。予想投資額を大幅に超えた公共投資は、青函トンネルの場合の数十倍を含め、多くの例が挙げられる』このように、首都移転においてもその費用は、政府見積もりを大幅に超えて数倍から数十倍になってしまうでしょう。こうなると財政圧迫は必須です。現在政府は大幅な財政赤字に苦しんでいます。ここへ10兆円を越えるような出費が生じれば、日本政府の破綻すら考えられます。

 

 

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