反駁の練習:問題2

文責:倉島

問題:以下の議論では、議論が平行線になってしまっています。肯定側、否定側それぞれ何が問題だったのでしょうか?

 

論題:当社は年棒制を導入すべし

肯定側

年棒制を導入すると、能力に応じて給料が支払われるようになります。公平な評価に社員が満足します。そしてがんばろうという気になって、充実した仕事ができるようになります。

否定側

能力というのは、目に見えないものであり、公平な評価はできるものではありません。結局、不公平を生み、不満が生まれ、充実した仕事ができなくなります。

肯定側

現在のシステムでは、公平な評価はできていません。年棒制で完全に公平な評価ができるとはいいませんが今よりはましになるはずです。

否定側

現状のシステムのように学歴、性別、年齢での評価は、評価対象がはっきりしており公平です。一方、能力を評価する場合は、人の感じ方に左右されるため、どうしても公平というわけにはいきません。

肯定側

現状のシステムでは、学歴、性別、年齢で評価されています。若い女性が会社に貢献しても、それは評価されないわけです。それでは公平とはいえません。年棒制であれば、完全に公平な評価とまではいきませんが、すくなくとも今よりはましになるはずです。

否定側

業績の評価とは何を基準にするのでしょう。とても曖昧です。このような曖昧なもので給料を決めて仕事の充実に結びつけるのは無理があります。

 

以下、議論は平行線

 

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