[J・フライ級]
國武孝光(西:ホンダフィットネス 7勝2KO1敗)
−東代表、榎本信行が棄権のため不戦勝。
[フライ級]
佐藤幹一郎(東:新日本木村 9勝5KO1敗1分)
−西代表、山崎哲也に5回2分45秒KO勝ち
寸評:4回終了間際の右1発でダメージを与えて、5回にフィニッシュし
た。結構スタミナがある。
[J・バンタム級]
中野博(西:畑中 6勝4KO)
−東代表、川嶋勝重に3−0(57-56、58-57、59-56 )の判定勝ち
寸評:粘りのあるサウスポー。川嶋の、強そうだが若さのないスタイルの
穴をついた。
[バンタム級]
稲垣勇(西:宮崎ワールド 7勝1KO)
−東代表、藤掛真幸に3−0(59-55、59-55、60-54 )の判定勝ち
寸評:サウスポーのくせ者、藤掛を2回に左フックでダウンさせると、すっ
かりペースを握って自在に戦った。なかなか成熟している。
[J・フェザー級]
洲鎌栄一(西:尼崎 10勝8KO)
−東代表、坂東タカに5回1分19秒KO勝ち
寸評:板東との強打者対決を制した。スピードとリーチがあり、パンチも
なかなか切れるが、手数が少なく、とりわけジャブがないのが心配。
しかし、好素材であることは間違いない。
[フェザー級]
松信秀和(東:宮田 10勝7KO1敗)
−西代表、服部世志夫に3−0(59-56、59-57、59-57 )の判定勝ち
寸評:いろいろな意味で、全階級を通じて最も目立ったボクサー。たくま
しい身体から迫力抜群のブローを繰り出すが、スタミナ、アゴ、ボ
ディーなど不安も多い。西代表、服部もパンチが切れ、スタイルが
安定した好素材だ。
[J・ライト級]
本田正(東:ヨネクラ 5勝3KO1分)
−西代表、中村つよしに5回2分4秒TKO(左目カット)勝ち
寸評:アマ出身らしくまとまりがある。大きな武器はないが、リズムと前
進力は魅力。
[ライト級]
木村登勇(東:八戸帝拳 10勝3KO1敗)
−西代表、松本猛に3−0(60-53、58-56、60-56 )
寸評:パワーはないが、スピードと安定感はなかなか。髪型のわりにおとな
しいボクサー。
[J・ウェルター級]
中橋祐仁(東:白井具志堅S 6勝1KO1敗
−西代表、佐竹政市に2−1(59-58、59-58、59-59 )の判定勝ち
寸評:アマ経験もあり、一見スタイリッシュだが、最後はがちゃがちゃした
打ち合いでしのぎ勝つ。バランスの良さを生かした攻撃パターンがほ
しいところ。
[ウェルター級]
矢作賢二(西:松田 5勝2敗2分)
−東代表、内藤賢二に3回2分40秒TKO勝ち。
寸評:積極的な踏み込みになかなかスピードがあり、パンチも小さく強く打
てる。ただ、今回はKO勝ちしたものの、やや攻め方が単純すぎるか
もしれない。
[ミドル級]
坂口雄教(西:盛岡 6勝2KO)
−東代表、寺田智樹に6回2分40秒TKO勝ち
寸評:決勝のサウスポー対決は乱戦になったが、冷静さとパンチの正確さと
で上回り、4回に左一発でダウンを奪った後、最終回にフィニッシュ
した。
[三賞の選考結果]
最優秀選手賞: 中野博(J・バンタム)
技能賞: 洲鎌栄一(J・フェザー)
敢闘賞: 松信秀和(フェザー)