Let's DIY ! その9 物置き小屋編
しばらく忙しくてDIYができなかった。庭の芝刈り機などのガーデンツールや電動工具類、余った材木など置く場所が無く、自分の部屋とウッドデッキの上がいつまでも片づかないので、必要に迫られて造ることになった。どういう構造にするかで最も悩んだ。最初は構造材から贅沢にウェスタンレッドシダーを使い、柱梁工法で建てようかと思ったが材料費が高くつきすぎるのとそれを設計・施工する自信がなかったのでツーバイフォー工法にすることにした。壁面パネルの構造材は緑色に防腐処理したツーバイ材(多分SPFだと思う)とOSB合板でつくることにして、アスファルトルーフィングを張って、外壁にシダーシェイクかシングル、パネリング、サイディングを張ると見かけもかっこいいかなと思った。その中でも特に悩んだのは屋根の構造と葺く材料だった。屋根もシダー葺きにするかアスファルトシングルにするか、あるいは思い切ってポリカーボネートの浪板にしてしまうか・・??屋根の形は片流れにするか切妻にするか、壁面との接合はどうするか?明かり取りの窓は?などと悩みながら設計図を引きつつ、早くも土台づくり(1800x1180)にはいってしまった。途中変更したくなったらどうしよう・・・。ま、でも行き当たりばったりでできるのがDIYのいいところだからね。なんとかなるでしょ!

掘った溝に約4cmの砂利を敷き詰めた後、約5cm厚の捨てコンクリートを使って、水平をとったところ。表面に張った水を使って水平をとっているのでどのポイントではかってもキレイに水平がとれている。おかげでプロにやってもらったフェンスの土台がビミョーにゆがんでいるのがわかってしまった。

接着をよくするために捨てコンクリートが半渇きの状態でブロックを並べた。あとで4x4に固定するためのボルト(12mmx270mm、ナット19mm)を8本埋めこんだ。ブロック同士の接合部とボルトを埋めた孔は上までしっかりモルタルをつめ、他の孔は半分くらいまでモルタルを詰めて捨てコンとの接合力を増す様にした。
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コンクリートで土間仕様にしてみた。奥から手前にむかって傾斜がついていて水洗いが出来るようにした。 | |||
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| 今回はツーバイフォー工法にしてみた。カベパネルのうちの1枚。防腐剤処理済みのツーバイ材(2x4&4x4)をOSB合板にボンドと65mmコーススレッドでとめた。ツーバイ材同士は95mmコーススレッドでとめ、この壁だけでもかなり頑丈にできた。底辺に当たる4x4材にはボルトの通る孔をドリルで空けて、ナット用に深さ10mm、直径30mmφをトリマーを使って加工した。 | ||||
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| 壁を3面立てたところ。隣のパネルとコーススレッドで打ち止めて土台とはボルトで固定してあるため、跳び蹴りでもビクともしないくらい丈夫である。サイドには窓を開口させポリカーボネートの板をガラス代わりにした。 | ||||
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| 中に角材をしまうことを考えて屋根は思いっきり高くしてみた(約2.5m)。先に三角形のフレームを作ってそれぞれを壁に打ちとめた後、4x4の梁?を入れた。かべ周囲には屋根用アスファルトルーフィングが余るので、手動タッカーを使って貼ってみた。OSB合板は堅いので、タッカー打ちの3発に1発は失敗する。 | ||||
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| 初めて、僕が登場。かみさんに頼んで撮ってもらった。屋根の片面を張るのにOSB合板1.5枚必要なので屋根板を固定するためと、屋根の補強のためにもう一本骨を追加した。 | ||||
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| 屋根板を(正式な呼び名がわからない・・・)とめた後、アスファルトシングルを下から順番に貼っているところ。屋根は高くて150cmの脚立での作業はチョー大変でした。 | ||||

アスファルトシングルを葺き終わったところ。一番上は、シダーシェイクとウェスタンレッドシダーの4x4材をくの字型に加工したものを屋根の裏側からとめた。これで防水は完ぺき?。資材も中にしまってみました。実はこのあと台風の直撃を食らったのだが、庭木が軒並み傾いていたのに、物置はびくともしなかった。屋根が飛んだら、死人が出る〜〜。(この後、さらに屋根を補強したのは言うまでも無い。)

シダーシェイクを下見張りで貼っているところ。

シダーシェイクが大夫張れた。切り妻の三角の防水はどうしよう??

ほぼ全面にシダーシェイクが張れた。表面の塗装はキシラデコールのチーク色を選択した。シダーシェイクは表面仕上げがラフになっているので、塗料の吸い込みが激しい。1.6リットル缶が2缶必要だった。後は、切り妻の三角と、ドアを造るだけだ。がんばるぞー。

ドアをつけてみた。ドアはT1の防水シナベニヤ9mmと2x4レッドシダーで作り、キシラデコールの緑で塗装。扉の内側には、いろいろな道具がしまえるように棚やフックを端材を使ってたくさん造った。左側の扉の真ん中へんに、2x4材に13.5mmのドリルでたくさん穴を空け、斜めに取り付けた。鉛筆やカッターなど細長いパーツを差しておけるのでとっても便利。なかなか満足な出来である。
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| 切り妻屋根の三角部分は後面は同じくT1の防水シナベニヤ9mmを下見張りし、キシラデコールの茶色で塗り、前面はポリカーボネート波板を張り、採光がとれるようにした。 | ||||
後残るは内側の棚を作ることと、ドアノブ、かんぬきだけである。でも8月頃から、日曜大工のやり過ぎで右ひじがテニス肘(テニスも週1回はやっている)になってしまい、痛いことこの上ない。おかげでだんだんと進行がスローペースになってきた。医局での仕事も増えて、仕事を家に持ち帰ることも多くなってしまったし・・・。
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ほぼ完成!。内側の棚も左右3段できた、ドアノブはあまったWRC材からの削りだしで作った、かんぬきはやめて、南京錠にした。テニス肘も完治。12Vガーデン用ライトをポリカーボネート板を通して内側も照らせる様に設置した。すごい収納力で、大変に重宝している。愛犬チェリーのお散歩用の綱が下がっている。
(しかし、いろいろこだわってずいぶんお金がかかった様な気がする)
続く