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事務手続
 以下の記述はあくまでも管理人の経験に基づくものです。
 ご存知のように、米国のシステムは頻繁に変更されるため、ここの内容を参考にしていただくのは全くかまいませんが、それによってあなたのVISA更新に何らかの不利益が生じても管理人は一切責任を負いません。
 あくまで参考であって、最新の情報はご自身で確認してください。
DS-2019の更新
 さて、留学期間を延長するにあたって、何はともあれ、DS-2019を更新しなくてはなりません。
 DS-2019の申請はそのラボの責任者の仕事なので、fellow自身が何かをやるということはほとんどないと思います。
 実際、管理人の場合はCV(Curriculum Vitae)を更新して出してくれと言われたのみでした。
 ボスから留学延長の話がでたのが2004年の5月くらい、で、8月に日本に一時帰国して医局と相談して9月にCVを提出。
 10月末に新しいDS-2019を受け取りましたから、実質、CVを提出すれば1ヶ月ぐらいで交付される計算になります。
 もちろん、ラボのボスや秘書の仕事の進め具合にもよるんでしょうが(笑)。
面接予約の申し込み
 初めて管理人がVISAを申請した当時(2002年12月)には、在日米国大使館での面接は義務付けられていませんでしたが、2003年の8月からはJ1の初回申請、更新ともに面接を義務付けられています。
 もうひとつ、忘れてはならないのは、”
VISAの更新は、以前のVISAの有効期限が切れてからでないとできない”ということです。
 ですから、手持ちのVISAの有効期限を確認してから予約を取りましょう。
 で、面接の予約を取ることになります。
 在日米国大使館のサイトから予約を取れますから(こちら、現在留学されている人は、大半が面接経験者ですからお分かりだと思います)、そこから面接の日時を予約します。
 注意事項としては、基本的には3ヶ月先までの予約に限られていること、申し込みにパスポートナンバーが必要なこと、重複(同じパスポートナンバー)で2日以上の予約を取ると、予約そのものが取り消される可能性があるということです。
 
あと、最終的な予約画面を印刷する必要があるので、印刷できる環境で予約を取りましょう(管理人は自宅で予約を取って、プリンターがなくて(泣)印刷できなかったため、画面をコピーしてメールで送ってラボで印刷するという間抜けなことやってしまいました、それで全く申請には問題はなかったですが)。
提出書類の準備
 VISAを更新するにあたって提出すべき書類は、基本的に初回申請と変りません。

Passport

 もちろん現在有効なものであること。
 過去十年間に発行された全てのpassportということになってますが、日本の場合、passportを更新すると古いpassportは基本的に回収されてしまう(希望すれば、穴をあけたりしてもらえるそうですが、自分が留学するのを見越している人は少ないでしょうから)ので、尋ねられた場合は”ない”と答えるしかないと思います。
 実際、そんなこと聞かれないと思いますが。

DS-156

 VISA申請用紙。
 ネットからオンラインで入力し、最終的にPDF形式で出力されるファイルを印刷します。
 印刷するためにはAcrobat Readerが必要です(ダウンロードはこちら

写真

 DS-156に貼る写真が必要になります。
 初回申請時の写真を持ってきていれば済むんですが、管理人のように2年で帰国するつもりでいると持ってきていないってこともあります(笑)。
 ちなみに最近6ヶ月とか書かれていますが、奥さんは1年以上前の写真でも全く問題なしでした(笑)。

Ritz camera in Montgomery Mall
 日本に戻ってから準備してもいいんですが(実際、大使館の入り口に証明写真の撮影機があったりするから)、5cmX5cmというのはアメリカのpassportの写真と同じ規格なので、管理人はこちらで撮影しました。
 Montgomery Mall内にあるRitz Camera(写真暗いですが)です。
 ”I would like to get pictures of mine for passport.”とか言えば通じます。
 撮影してから出来上がるまで、約1時間かかりました。

領収書

 VISA申請料の支払いですが、これは成田空港に東京三菱銀行の支店があるので、そこのATMで振り込みました。
 申請料金は$100で、もちろん為替の変動があるので振り込む日本円の金額は変化します。
 振込先は東京三菱銀行の虎ノ門支店です。

 東京三菱銀行
 虎ノ門支店
 当座預金口座1882541
 駐日米国大使館査証申請料受入口 宛

 関西国際空港や中部国際空港に東京三菱の支店があるかどうかは未確認です(手数料さえ払えば、どこの銀行からでも振り込めますけどね)。
 で、ATMから出てきた領収書をDS-156の
3枚目の裏側に貼ることになったようです(管理人の時は3枚目の表側にbar codeを隠さないように貼るってことでしたが)。
 申請料金やその他もろもろに関してはこちら

DS-157
DS-158

 DS-157は「非移民VISA補足説明書」、DS-158は「連絡先および職歴書」です。
 DS-156とは違って、ダウンロードして印刷した後、手書きで作成します。
 卒業した中学校や高校まで書かなければなりませんから面倒です。
 職歴に関しては、ここ2年間のNIHでの仕事の期間を入れて書かなければならないのでご注意。

DS-2019

 もちろん、更新されたDS-2019も必要です。

SEVIS

 SEVIS(Student and Exchange Visitor Information System)にかかる費用は$100ですが、DS-2019を更新して同一のプログラムに参加する場合は支払う必要はありません。

返信用封筒

 これも管理人が申請した時点では、”A4の封筒に必要な金額の切手(速達、速達書留等々)を貼ったもの”だったんですが、今は”エクスパック500(Expack500)”が推奨されているようです。
 管理人は、宅配便に使う用紙のようなものを想像していて、成田空港でわざわざA4の封筒を購入したんですが、成田空港の郵便局で申し込んだら、アメリカのExpress Mailのような専用の厚紙で出来た封筒を渡されました。
 表についているシールの番号を使って、配達状況をトレースすることが出来るので便利です。
 実際、管理人が申請した時も、エクスパック500の封筒を持っている人のほうが多かったような。

財政証明書

 一番悩んだのが、実を言うとこれ。
 実際には、留学生活を維持できるだけの財力があることを証明する書類ですが、日本の銀行口座の残高証明をアメリカ国内から得るのは困難。
 なので、管理人は、NIH FCU (Federal Credit Union)の残高証明と、月々送られてくるstatementの最新のものをつけました。
 残高証明は”verification letter”と言います。
 FCUのofficeで手数料なしで発行してもらえます。

証明書

 米国大使館のサイトには必ずしも必要とは書いてありませんが、調べた限りにおいて申請者のほとんどが持っていくようなので、一応ボスに頼んで書いてもらったもの(実際は管理人が書いて、ボスにサインをもらった、笑)。
 管理人がいつからいつまで滞在する予定かを書いたものです。
 英文そのものは簡単なので、転載しておきます。

March 3, 2005

To Whom It May Concern

This is to Certify that ****** *****, M.D. Ph. D. has been a Visiting Fellow at the National Instiutes of Health, National Cancer Institute, Mammary Biology and Tumorigenesis Laboratory in the laboratory of ******* **********, Ph. D., Chief, Molecular and Cellular Endocrinology Section from January 27, 2003. His appointment is valid to January **, 2006.

                                 Sinserely

        (        Signature         )
        ******* **********, Ph. D.
        Chief, Manmmary Biology and Tumorigenesis Lab.
        CCR, NCI
        Phone Number

 てな感じですか。
 この程度の文章でも、全く問題なく通ったので、ご参考までに。

クリアファイル

 で、以上の書類を全てクリアファイルに入れて(入れる順番は大使館の入り口で、テープがうるさいほど流されているので、それに従いましょう)提出します。
 面接会場(って言うのかな、あれ)に入る前に、書類だけ回収されていきます。

面接
 さて、日本に一時帰国して、在日米国大使館で面接(状況は、2005年3月11日の日記をご覧ください)。
 実際、たいした質問もされずに、無事面接終了。
 面接終了後、下のような紙をもらって、申請作業全て終了しました。
 VISAの更新に関しては、CanadaやMexicoの米国大使館で申請することも出来ます。
 ただし、現在のところ、”VISAの更新は自国で行う”といのが原則のようです。
 日本以外で更新しようとして、書類不備などで更新できなかった場合、米国に再入国できないため日本に帰国しなければならないというリスクがあります。
 どちらを選ぶかは当人の自由ですが、管理人としては現在の国際状況(というか米国の状況)を鑑みても、状況の許す限り日本で更新することをお勧めします。
 Cnada、MexicoでVISA更新を計画されている方は、CanadaでVISA更新を済ませたけんじさんのサイトが参考になると思います。