Maryland州では州内に住居を持ち、継続的に自動車を運転するものには入国して(住居を確保して)から30日以内に(現在は60日以内に延長されています)州の運転免許を取得することを州法で義務付けています。国際運転免許証は一年間有効ですが州の免許を取得せずに入国して30日以上経過すると、何事もなければ(こういうことを書いてはいけないんでしょうが)特に問題ありませんが、違反やら事故やらを起こすと無免許運転の罰則が加算されます。また、罰則ではありませんが、NIHのcampus内の駐車許可が30日間限定の仮許可証しかもらえません。さらに、運転免許証は米国内ではパスポートに代わるphoto IDですから、紛失の危険をおかしてまでパスポートを持ち歩く必要がなくなります。
というわけで、運転免許の取得に取り掛かります。

雪の中〜

こんな標識

ここが入り口

駐車場から撮ってみました |
最初にすることは、教本(Maryland Driver's Handbook)を手に入れることです。先に留学している人が持っていれば譲り受けてもいいですし、GaithersburgにあるMVA(Motor Vehicle Administration)へ行ってもらってきてもいいでしょう。管理人は土曜日の午前中(8:30〜12:00まで免許取得業務のみ実施している)にあいにくの雪の中、下見とドライブがてら出かけてもらって来ました。
MVAまでの行き方は、
1)Free Wayを使う Rockville Pikeを北上すると1.5 milesほど行ったところにFree Wayの入り口があります。この入り口は目的とするI-270と環状線のI-495と共通のインターなので間違えずにI-270 Northに乗りましょう。自信がなければNIH北端のW.Cedar Laneを左折してOld Georgetown
Roadを右折、そのまま北上するとDemocracy Boulevardを越えてI-270の入り口があります。Democracy
Boulevardを左折してもWestfield Shoppingtown Montgomery Mallの手前にI-270の入り口があります。いずれにしてもNorthに乗ってください。無事Northに乗ったらそのままExit-10まで行きます(間違ってSouthに乗ったら、一度降りてI-270Northへ乗り換えましょう。文字通りFree
Wayですから何度乗り換えてもただです)。
Exit-10でFree Wayを降りるとW.Diamond
Ave.です。直進しつつ注意していると右側にMVA↑の看板がありますから道なりに進みます。右手にGIANT
FOODのある、Quince Orchard Roadとの交差点を越えると、Clopper
Roadと名前が変わります。そのまま直進してFirstfield
Roadとの交差点を越え、坂を上りきったところのMetropolitan
Groveとの交差点(MVA→が直前に出ている)を右折すると、左手にMVAのofficeがあります(MVAと書いてある石の看板がありますが、MARCの看板の方が目立ちます)。左折するとMVAの駐車場です。
2)一般道を使う (帰りは一般道を使ってみました。その逆を行けばいいわけで)Free Wayは怖くていやだ(でも、いつかは使うんですから早めに慣れておきましょう)という人のために、 |
一般道での行きかたも書いておきます。Rockville Pikeをひたすら北上します。Frederick Roadになってもさらに北上、I-370の陸橋(Welcome to Gaithersburgと看板がついている)をくぐってGaithersburgに入ります。
さらに北上するとW.Diamond Ave.に入る道があるんですが分かりにくいので、Montgomery
Village Ave.(124号)との交差点まで行きます(かなり走ります。左手に Gaithersburg
Square Shop Centerが見えたら次の交差点)。Montgomery Village Ave.を左折して、I-270(Exit-11)とMRCAの陸橋をくぐるとClopper
Roadとの交差点がありますから右折します。少し進むとMetropolitan Groveとの交差点(MVA→が直前に出ている)がありますからそこを右折してすぐです。
Officeには二ヶ所入り口がありますが、licensingの入り口は向かって左側です(駐車場の入り口から見ると奥のほう)。入ってすぐに受付(Information)があるので、"I
would like to get a driver's handbook."とかなんとか言えばもらえます。ただです。日本の自動車学校の教本に比べるとかなりお粗末ですが、きちんと読んでおきましょう。日本と米国の交通法規で極端に違うことは少ない(左右が逆なのと、禁止されてなければ赤信号のときに注意しながら右折してもよいという規定ぐらいですかね。違うのは。別に赤信号で右折しなかったからといって、クラクションを鳴らされることがあるくらいで罰せられるわけじゃないし)ですから、日本の交通法規をきちんと理解して(覚えて)いれば、理解するのは難しいことではありません(むしろ、読んでおいたほうが日本で見かけない標識の意味が分かって運転しやすいです)。
アルコール・薬物教習(3時間)を受ける。
アルコール・薬物教習は実技試験を受ける前に必ず受講して、受講証明書の交付が必要です。法規試験までは受講証明書がなくても受験可能ですが(ちなみに試験の順番は、視力試験、法規試験、実技試験の順)、国際免許保持者は一日ですべての試験を受験可能なので、手間を考えると先に受講しておいたほうがいいでしょう。

White Flint Recovery Inc.の入った建物
|
受講場所ですが、NIHから一番近いのはRockville
Pike沿いにあるAlcohol and Drug Recovery Inc.(2003年6月3日現在、確認したところWhite Flint Recovery Inc.が正式名称のようです。1335 Rockville Pike # 106 Rockville, MD
(301)294-6545になっています。場所と電話番号に変更はありません。Zhu
BM様ご連絡ありがとうございました。)という施設です。どうも名前の通りアルコール中毒や麻薬常用者の民間矯正施設のようで、表立った看板が出ていないので場所が非常に分かりにくいです。 |
具体的には、Rockville Pikeを北上して、Templeton Pl.を越えたところにあります。(北上しつつ)右手にVOB BMWとMcDonaldが見えたら、その向かいです。
この建物の正面玄関を入って、左手奥の扉を開けて中に入ると左手に事務所があります(表にはWhite
Flint Recovery Inc.の看板らしきものは本当に何も無いので注意)。
受講するには前もって予約が必要ですが、名前と連絡先の電話番号を聞かれるだけです。電話予約でもいいですが、多分電話で聞いても場所が判然としないでしょうから、場所の確認のためofficeへ出かけて予約したほうがいいでしょう。火曜と木曜の18:00〜21:00の時間で講習を行っています。受講時に受講料$35と、IDとしてパスポートが必要です(念のため国際免許証も持って行きましょう)。
というわけで、行ってきましたアルコール・薬物講習(2月20日)。Rockville
Pikeが異常に混んでいて18:15に到着するも、無事講習室へと入れました。待っていたのは黒人のおばちゃんinstructorです。受講生は管理人を含めて日本人3人とヨーロッパ系2人、アジア系2人の計7人。申込み用紙に名前・住所を記入してパスポート・$35とともにinstructorに渡します。その際、40ページくらいのA4を閉じた冊子と10ページくらいのやはりA4を閉じたものを渡されます。内心”やれやれ、これから3時間缶詰か”と思っていると、instructorのおばちゃんとんでもないことを言います。"Read
these booklets for an hour. Then give you
a test."とのこと(正確に聞き取れたわけじゃないんですがね、言ってることは判りましたが)。こんなの講習でもなんでもないじゃないか〜と思いつつ、10ページ閉じの方をまず読むとアルコールの作用の図解と米国内で乱用されている薬物の名前やら作用やらが載っています。40ページ閉じの方は、アルコール依存症がやたら多いお国柄のためか、アルコールに対する政策上の愚痴とアルコールの危険性を強調する表現のオンパレード。どんなこと書かれていたって飲む奴は飲む(飲んで車を運転するのは反則だが)、と日本人酒飲み代表の私は思いました。
で、一時間後まず解答用紙を渡されます。続いて問題(PDF版)(Java Script版)を渡されるとテストタ〜イム。冊子は見てもいいわけ(2004年7月21日現在、テスト前に冊子が回収されるようになったとの情報を、きくちさんからいただきました。)ですから、答えは簡単(というか、アルコール以外の薬物の問題を除いては、ほとんど常識問題)、英語も難しくないしinstructorのおばちゃんに質問するとそれとなく答えを教えてくれます。ちゃっちゃっと終わらせて提出するとなにやら採点しております。げっ、不合格か?と思ったら名前と住所とinstructorのsignが殴り書きされた2枚綴りのcertificateが渡されました。これにsignして2枚綴りの一枚目を渡されたので、これから何かあるのかと思うとこれでお終い。あ〜長かった3時間って、まだ8時前ですがな。ま、早く終わる分には文句はないんで、実質1時間30分の講習を無事終了しました(しかし、さすがアメリカ。アバウトですな。これが日本なら施行規則違反か何かで問題になりそ)。
登録と視力試験・法規試験
翌日(2月21日)、試験を受けに行きました。
High wayを使って20分でMVAに到着。左側の入り口から入って、Informationの人の良さそうなおじさんに"I
want to apply for a new driver's license."と申し入れると、"Do
you have a ????? license?"と聞かれました。国際免許を出すと"No,
your out-of-country license?"と聞かれて、オリジナルの日本の免許証のことだと思い至り、見せると"Are
you a Japanese?, Excellent."となにやら訳の判らんことを言われてnumber
ticket(A number)とapplication FORMを渡されました。Application
FORMに記入して(ボールペンを持っていきましょう)、奥の左側のベンチ(ブースのある方)で自分の番号が呼ばれるのを待ちます。番号が呼ばれて、登録です。IDはパスポート・ビザとDS-2019、日本の免許証とその英文訳、国際免許証でO.K.でした。あと、住所を確認できる書類2通を出して登録終了。さらに奥の仕切られた部屋でLaw
testを受けるように言われます。
”視力試験はないのか?”と思いつつLaw testの列に並んで受付をすると、ありました小さな検査器が。覗くように言われ、片眼ずつ4と番号のふられた列のアルファベットを8個読んだ後、左側と右側にランプがつきますからランプの方向を"Left,
right."と答えて視力試験終了。奥の椅子で待つように言われます。
Marylandの法規試験は、コンピュータの画面上で行う択一式(4択と3択の問題があります)の試験です。もっとも一般的なClass
C noncommercialの免許(日本でいうところの一種普免)は、制限時間15分で20問、合格ラインは85%(17問)です。
管理人の前に10人ほど待っていましたが、順に名前を呼ばれて指定された番号の機械で試験を受けます。同じ部屋で試験を受けますから他人の試験の結果がよくわかります。興味津々で見ていると、けっこう落ちる人がいます(試験終了時に画面に緑か赤のバーがでますから、遠くからでも合格・不合格がわかります)。5人に1人ぐらいは不合格の感じです。”もっと勉強してくればよかったか?”と思いましたが、もう遅い。名前が呼ばれて6番の機械の前に座ります。
いよいよ試験開始です。まず一回だけ機械の使い方を練習した後(画面にタッチします)、自分が受ける試験の種類を確認して試験に入ります。1問目、緊張していたせいか選択肢の意味がすぐに頭に入ってきません。とりあえず、答えを選んでENTERを押すと選択した答え以外の選択肢の文字が赤く変わります。赤がつくとドキッとしますが、右下のWindowに"CORRECT"とでました。ほっとしてさらにENTERを押して、2問目、今度は異様に簡単です。”この赤い八角形のサインは何を意味するか?”だって。そんな感じで、5問目だけどうしても分からず一度skipしましたが、間違えずに18問目まで終了。18問目を答え終わった瞬間、突然画面が変わりました。
一瞬”落ちたか?”と思いました(臆病者です)が、画面には緑のバー。合格です。4問間違えた時点で試験終了になるとは聞いてたんですが、反対に17問正解すればその時点でも試験は終了なんですね。当然。しめて6分でした。ちなみに不合格の場合は翌日再受験可能です。それが不合格の場合一週間後に再受験可。それでもダメだと一ヶ月後に再受験可となるようですが、それ以上のことは知りません。
問題の感じとしては日本の免許試験のようにせこい引っかけ問題はないようです。レベル的にはそんなに難しいことはありません。英文も中学生か、高校1年生レベルだと思います。”じゃ、5問目は何で分からなかったんだ?”って言われそうですが、5問目はアルコールに関する問題で、要はその部分のhandbookをまじめに勉強してなかったんです。
で、実技試験も受けようと思ったんですが、前の週の週末の大雪で1週間経つにもかかわらず試験場が使えず、翌週に持ち越すことになりました。
実技試験
実技試験も日本に比べると簡単です。
まず、路上試験がありません。MVAの敷地内にある試験場で、基本的な運転技術(というか小手先の技術)が評価されるだけです(だから運転が下手なんだなアメリカ人は)。その中で、日本人が一番不得意とするのが縦列駐車でしょう。日本では、縦列駐車はほとんど必要ないですが、休日などで路肩に駐車できるアメリカでは結構必要な技術です(まぁ、ちょっと練習すれば誰でもできますが)。
ということで一応練習するとしてどこで練習するか?、最初はapartmentの駐車場で練習していたんですが何の目印もなく練習してもピンときません。そこで思いついたのが実際の試験場。もし可能なら感覚もつかめるし一石二鳥です。MVAの実務時間帯以外ならもしかして使えるかもと考えて、日曜日の夕方行ってみました。と、開いているんですねこれが(2004年7月21日現在、GaithersburgのMVAでは、休日の試験場は完全に施錠されるようになっているそうです。きくちさんからの情報です)。日本のように試験場の入り口に鎖を張ったりもしていません。しかも同じことを考える輩がいるようで、ポールを立てるブロックにご丁寧に木の枝まで挿してあります。
誰かに見咎められるかと思いつつ1時間ほど練習して感覚を身につけました(縦列駐車の試験部分は4ヶ所あるんですが、全ての部分で練習しました)。結局、誰にも見咎められず思う存分練習しました。ただし、本当に大丈夫かどうかは保障しません。もしかすると管理人が運がよかっただけで、securityに警察に連絡されるかも知れないです。あくまでも自己責任において行って下さい(大丈夫だとは思うけど)。それと、MVAが閉まってしまうと人気がなくなるところです、できれば一人で行くのは止めましょう(明るいうちに、できれば2人以上で行きましょう)。
2月25日に実技試験を受けに行きました。明日からまた雪だというので、今日必ず合格しないと駐車許可証の期限が切れるので苦しいことになります。
試験に行こうと思ってNIHを出発しちょっとapartmentに寄ったんですが(これが良かった)、ふと左側のリアタイヤを見るとパンクしてるじゃないですか!!。Car
MAXに持っていけば無料で直してもらえますが、時間が惜しかったので近所のガソリンスタンドへ持ち込みました(その時、それは起こった2参照)。気づかなければ試験前の車体のinspectionでアウトになるところでした。で、パンクを修理して($29)いざ出発。
MVAに到着してinformationでdriving testを受けたいと伝えると、station
13に行けと言われます。登録をしたブースと反対側ブルーの窓口の一番手前です。窓口でID(パスポート、ビザ、DS-2019、日本の運転免許証)とアルコール・薬物講習のcertificateを出すと、なにやら紙(実技試験の評価票)を取り出して"Lane
#2"と書かれ、日本の免許証をクリップで留めて渡されます。”第二レーンで待つように”と言われました。

開始レーン |
実技試験は(コースの概要はこちら)、MVAの建物の奥にある受験者待合レーンから始まります。そこに受験者が各レーンに車を止めて、試験官を待ちます。建物に近い順から1〜4までレーンがあります。駐車場から車を出し、第2レーンに止めました。他のレーンには車はなく、前には、Pontiacのいかにも新車に乗った受験者が一人(雪が多かったので、実技試験の受験者は少なかったようです)。前の受験者が出発して停止線まで車を進めます。何気なく見ていると、5分もしないうちに試験場から出てきました。さすがに5分じゃ試験は終わらないでしょう |
から、不合格のようです。
さらに待つこと5分、試験官がやってきました。Doorを開けたとたんに"Engine
off"と言われました。慌ててエンジンを止めます。そのまま、ぐるっと一周inspectionを受けます(良かった〜、パンクに気づいてて)。試験官が車に乗り込んで来ます。まず、ID(パスポート、国際免許証)を確認します。一応車の仮登録証と自動車保険の証書も渡しましたが見ませんでした。試験官が自分の持っていた受験者のリストに管理人の名前を書き足すと、サインと年齢を書けと言われます。何の気なしに前の受験者を見ると17歳の女の子!、がPontiacの新車か〜と思いつつサインと年齢を書き込みます。
ラジオがつけっぱなしだったのを切られて、”今から指示に従って運転してもらう、いつものように緊張せずに運転すること、会話は自由で何かあったら質問しなさい”と言われ、”何か質問は?”と聞かれます。”ありません”と答えると試験開始です。

レーン出口。手前がMetropolitan Grove |
安全確認後左にウインカーを出し、1番レーン以外は発進後すぐ右にウインカーを出して1番レーンに合流します。レーンから出てMetropolitan Groveを横断します。ここに一時停止の標識があるのでしっかり止まりましょう。
横断・合流や進路の変更の時には安全確認のため標識がなくても一時停止しましょう。一時停止標識の無視は即不合格(16点減点)ですから気をつけます(試験場内を人が歩いていることもあります。管理人の時には親子連れが歩いていました)。試験場に入るとすぐ右から来る道路と合流します。左にウインカーを出してためらわずに止まって安全を確認して(何も来ま |
せんが)合流しましょう。つぎに左折して試験レーンの1番か2番に入るように指示されます(1番も2番も同じ構造をしています)。入るときは左にウインカーを出し、一時停止(標識はないですが)して安全確認後に進入します。

試験コース入り口 |
試験コースに入ると、まず縦列駐車です。縦列駐車の試験場所の手前で止まるように指示されます。このとき、右にウインカーを出し停車しましょう、また停車後は指示があるまでパーキングブレーキをかけ、ギヤをautomatic車はP
rangeに、manual車はneutralに必ず入れましょう。自分で呼吸を合わせ、"Go."とでも言って、発進時左にウインカーを出し、適当なところで右にウインカーを出し停車します。ここから試験官がストップウォッチを押しますから、安全確認をして縦列駐車に取り掛かります。落ち着いてやりましょう。目標ラインは3分以内で |
すが、4分までなら減点3ですみます。ポールや縁石に触れないように(ポールは3点、縁石は5点減点。縁石を乗り越えると16点減点で試験中止)注意しましょう。
車を駐車させたらパーキングブレーキを引いて、ギアをPに入れます。試験官がドアを開けて確認しますが、必ず1回はもっと寄せるように言われますからしっかりと寄せ直しましょう。
縦列駐車が終了したら左にウインカーを出し、安全確認をして駐車部分から出ます(このときポール・縁石に触れないように)。

方向転換 |
続いて方向転換です。縁石で囲まれた部分(幅は車3台分よりちょっと狭いぐらい)に頭から入れて方向転換します。落ち着いてやればこれは簡単、目標ラインは3分ですが余裕でできるでしょう。(転換場所に入る前の停車時のウインカーと進入時のウインカー・安全確認を忘れないように)終了したらパーキングブレーキを引いて、ギアをPに入れます。試験官の了解をもらったら右にウインカーを出し安全確認をして車を発進させます。 |

右折しま〜す |
方向転換の試験場所からでて右折すると、コースの突き当たりをすぐ右折することになります。右にウインカーを出し忘れないように気をつけて、右折します。 |

忘れず一時停止 |
上の突き当たりを右折(このとき右にウインカーを出すこと)するとすぐに一時停止がありますから、必ず止まります。一時停止の際に、停止線を越えないように気をつけます。停止線を越えてしまうと、標識無視になり試験中止(不合格)です。また、車は完全に停止させましょう。自分では停止したつもりでも、完全に停止させないと試験中止になってしまいます。安全確認をしてウインカーを右に出し右折です。 |

直線バック |
上の一時停止を右折して、写真の直線を30
mくらい直進すると車を止めるように言われますから、右にウインカーを出して車を止めます。そのまま直線バックです。安全確認をして左にウインカーを出し、右の肩越しにリアウインドーから後方を確認しつつ真っ直ぐ下がります。ただそれだけ。バックする際の正しい姿勢でやればO.K.です。車が正常なら何もしなくても真っ直ぐ下がります。 |
直線バックが終了したら試験官の指示に従って、パーキングに向かいます。パーキングについて試験官が車を降りるまで試験中ですから、安全確認とウインカーを怠らず標識無視などしないように。指示場所に駐車したらパーキングブレーキを引いてギアをPに入れエンジンを止めます。軽い講評がありますが開放感からそんなこと聞いちゃいません。最終的な得点(減点数)を合計して16点未満なら合格です。
管理人は、ウインカーの出し忘れ3回(6点)と、方向転換に入る前に車を止めた際、日本の癖で左に寄せすぎて中央線を越えてしまった(2点)、バックする際に左側の安全確認が甘かった(2点)の計10点でした。(ちなみに思い出すだけでも15回ウインカーを出す必要[上の赤文字]がありますが、ウインカーの出し忘れのチェックは各セクションごとなので、例えば縦列駐車のセクションで1回だけ忘れても2回でも、もしくは全く出さなくても2点減点のみです。致命的ではないですが、結構忘れます。だって、日本で運転免許の試験なんて受けたの20年前なんだもの。つまり管理人は縦列駐車でも、方向転換でもバックでもウインカーの出し忘れがあり多分3回じゃきかないっていうこと。あ〜、恥ずかし。)
ということで、無事合格!!。

メリーランドの運転免許証、今はデザインが違います |
車を一般駐車場に戻し免許証交付の手続きです。
まず、informationに行ってdriving testが終了したことを伝えると、number ticket (B number)を渡されますから、ブルーのカウンターのところで待ちます。自分の番号が呼ばれたら、試験簿とパスポート、日本の免許証を出して登録します。そのあとcashier(ブルーのカウンターの一番左側2ヶ所)に行って$45を支払います。
続いてその左側のカメラブースで写真を撮 |
って5分ほど待つと免許証が交付されます(写真を撮るときに真面目な顔をしていたら、"Smile!"と言われたので慌てて笑顔を作ったら中途半端な顔で、とても変な写真になってしまいました)。
こうして免許証取得に動き始めて11日目にして、晴れてMaryland州の運転免許証を手にしたのでした。
以上は2月末の試験場です。今年は雪が積もっており受験者がもっとも少ない時期だと思います。気候がよい時はもっと受験者が多いでしょうし、high
schoolの卒業時期(7〜8月)は混むはず(日本も3月は混みます)ですから試験場内でも他の交通に気をつける必要が出てきます。日本人が試験を受ける場合、運転経験者が大部分ですが、アメリカ人の受験者は、当然初めて免許取得に挑戦している方々なんで何が起こるかわかりません。試験場内で”もらい事故”などしないように十分気をつけましょう。 |