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生活上の手続
銀行口座を開設する
 アメリカで生活していく上で銀行口座は重要です。

 ご存知のようにアメリカはcredit cardやcheckが主要な支払い手段で、本当に小額の支払い以外($2.35をcredit cardで払ったこともあります)、絶対に紙幣を使わなければならない場面はほとんどありません。Checkを現金化するにも口座を持っていないと不便です。
日本の手形の割引と同じように、街中にcheckを現金化してくれる店がありますが、手数料を取られたりするので馬鹿らしいです

 銀行口座を開くのに、Social Security Numberは必要ありません。Photo ID(パスポート)があれば十分です。他には、できれば住所を証明できるもの(apartmentの賃貸契約書のコピー等々)があれば申し分ないです(あとにも書きますが、Federal Credit Union (FCU) のATM cardについてくるVISAを有効にするためにはSocial Security Numberが必要です)。

 では、どの銀行を選ぶかということですが、Bethesda近郊でもっとも多く支店を見かけるのはChevy Chase Bank、Sun Trust Bankです。特にChevy Chase Bankはいたるところにあります。Bank of AmericaやCiti Bankも幹線道路沿いに支店があります。Crestar Bankは最近までBuilding 10のB1 Cafeteriaわきに支店があったようですが現在は撤退しています。そのほかにもさまざまな銀行があります。

 また、NIH内には銀行ではなくNIH Federal Credit Unionという日本で言うところの信用組合があります。窓口の場所はBuilding 31Aのロビーを入って左手と、Building 10の地下一階Cafeteria横です。

 管理人は場所的に便利なのと、短期間の取引しか行わないことからFederal Credit Unionに口座を開きました(通常の銀行でも以下と同じような手続きだそうです)。廊下を進んで自動販売機の奥の左側の部屋に入ります(一番奥は、出納窓口なので待つだけ損)。カウンターの係に"I want to open accounts."というと、カウンターの上のノートに名前と目的("Open"で十分)を書かされ、申し込み用紙と説明書を渡されます。奥のソファーに座りながら記入しましょう。しかし、あまり細かいことは判らなかったので、名前と住所など確実に書けるところのみ書いておきました。そのうち名前を呼ばれるので担当者と話します。

 まず開く口座の種類ですが、saving accountとchecking accountがあります(もう常識ですが)。ただFederal Credit Unionではcheckingではなくshare accountというようです。両方、もしくは一方のみの開設も可能です。管理人は両方開きました。NIH IDとパスポートを見せて確認終了、一口座あたり$100を預けてくれと言われたので手持ちにapartmentのdepositのために$2,000分のtraveler's checkを残し、残金を出納窓口へもっていき均等割りにして預けました(これがあとで苦労の元になる。”その時、それは起こった!!”参照)。あと給料を自動振込みにするかと聞かれたので"Yes."と答えて終了
(自動振込みの申込み用紙の控えをもらえますから、それをラボの秘書に渡すと手続きしてくれます)。申し込み用紙は担当者が書いてくれました。内容に間違いのないことを確認してサインします。これで、自分の口座番号が書かれたカード(ATM cardじゃないです)を渡されて、口座を開設できました。ちなみに、日本の金融機関のように預金通帳といったものはありません。

 が、最後にcheckの柄を選べというので、カタログを見ながら「"Star Wars"のにしてくれ。」と頼んだら10分ぐらい悩んだ末、「コンピュータで選べないから別のにしろ。」と言う。「じゃ、"Dolphin"にしてくれ。」と言ったところ、やはり10分ぐらい悩んだあげく「私はこれが好いと思う。」という鶴の一声で何の変哲もない森の絵になってしまいました。実際、口座開設に20分で同じくらいの時間をcheckの柄選びに使ってしまいました。

心の叫び:”俺の20分を返してくれ〜”

チャンチャン。

 などと、おチャラけていたところ大事な事を忘れていました。特に困っていなかったので、面倒だな〜と思いつつFCUの窓口で現金を引出していたんですが、よく考えれば(考えなくても)キャッシュカード(こちらではATM cardといいます)があるはずです。たまたま間抜けなことに財布を落としてしまったため、口座番号が書いてあるカードの再発行を頼みにofficeに行ったところ、そこにありました管理人のATM card!!。口座開設から1週間ほどで送ってもらっていたようですが、一人暮らしの身で日中不在のことが多く、不在の場合は送り返されることになっていました(当然といえば当然)。カードにはVISAが付いていて思わずラッキーと思いましたが、Social Security Numberがないとダメ(activateできないといいます)で、VISAのマークの付いた単なるATM cardになってます(Social Security Numberはcredit card関連の手続きには不可欠のようです)。ま、とりあえず日本円決済のcredit cardがあるからいいけど。

 で、窓口でATM cardとして使えることを確認して立ち去ろうとした時重要なことを思い出しました。”暗証番号は?”。窓口のおばさんに"I need a password?"と聞いたところ、思い出したように"Yes, you need."などとふざけたことを言います。今、渡されたcardの受け取りを書いて(そのままお互い気づかずに持ち帰っていたらどうなるんだ!)、PIN(暗証番号はpersonal identification number PINといいます)を登録してもらいました。日本と違うところは、暗証番号は自分では選べない(憶えにくい反面、誕生日などの個人情報とは無関係のため逆に安全か。あとで変更できるんだろうけど)ことと、PINは後から郵送されてくること(それまではただのプラスティックの板)ぐらいですかね。ということで、ATM cardを手に入れました。

 PINは、officeに出かけて変更したい旨伝えると変更してもらえます。日本のようにATMからはできないのでちょっとだけ面倒ですが。

 小切手帳も後日(2週間後ぐらい)に送られてきます。それまでに小切手の必要があれば、口座開設時に臨時(という表現も変ですが)の小切手帳がもらえます。ただ、これには住所も名前も印刷されておらず、店によっては受け取りを拒否されることもあるようですから注意が必要です。

その時、それは起こった!!