小咄





2004年6月22日更新 TRIGUN Vash×Meril





僕が死ぬとき





君は泣いてくれるだろうか



この終わりの見えない戦いの中で



君は僕を見つけてくれて



それだけで



僕は救われた



メリル



僕が死ぬとき




君は




泣いてくれるだろうか





2004年11月22日更新

 SUMMON NIGHT craftswordstory Pratty→Varila





秘密の場所



あなたとわたしの秘密の場所

初めてあなたに出会った場所







海風があたって

わたしの銀色の髪とあなたの金色の髪

糸が絡むようになびいていく様子







とてもとても大好き



12月上旬更新

gundam SEED Distny D×M





小さな小さな、赤いリボンのついた小さな箱に

私の想いも一緒にたくさん入っているの



「これ、クリスマスプレゼントよ、ディアッカ。」

「うっわ、サンキュミリィ!…って、こんだけ?」

「――もちろん。」


笑いを堪えるのに精一杯で

彼の顔をまともに見れなかった


どれくらい入っているか



わかる?


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もう一度 トライガンウルミリ






二人で見ていた夕日が今日はいつもと違う。


夕日の朱が砂漠の砂に反射して

それがとても切なくて涙が滲んできた。

「――ハニー、どうしたんや?」

あの人の声が少し上のところから降ってくる。


彼にこの涙を見られないように拭った。



「なんでもなないですよ、ダーリン…。ただ、砂漠の朱が…とても…。」

そう呟いて、

二度と帰ることのない彼に言った。


もう一度、彼とこの景色を見たいと思った。


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言の葉  サモナイ2ネストリ





言の葉が一枚、また一枚と散っていく。

彼のように、私は器量も良くは無いけれど、こんな言葉くらい知っているわ。

何度言っても、それは彼に紡がれず、

ただ、落ちるだけ。




――――ネス。

早く戻ってきて。


私、早く言いたいの。



大好きだって。


12月26日更新

summon night kir×natsumi





東の空が明るくなってきた。



夜空を見ながら一夜を君と過ごした。

僕のマントの中で眠っている君はとても可愛らしくて、胸が高鳴る。




「…ナツミ、朝だよ…。」

そっと、耳に囁くように言うと君は子供みたいに身をよじる。







――早く帰らないとリプレたちに怒られてしまうのに。







そんなことを考えても、やっぱり、すぐに消えてしまう。







もう少し、このままで。


2005年1月1日更新

TRIGUN Vash×Meril





年が明けて初めて彼女とキスをした



とても緊張して

幸せで



そっと





メリルの頭を撫でた



――こんなに幸せなんだ


1月更新

TRUGUN MAXIMUM  wolfwood×milly




蒼天を見ながら、私は呟きました。




「――…牧師さん、見てますか?この惑星はこんなにも綺麗です…。」





遠い旅に出て行ってしまった貴方に



贈りたかった言葉


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大好き ハリポタ ドラジニ



大好きって言葉が、私は彼に言えない。言いたいのに、言えない。



お兄ちゃんたちに聞いてみたの。

ストレートに「アンジェリーナやアリシア、ハーマイオニーに言ったことはあるの?」って。




そしたら、双子のお兄ちゃんたちは声を揃えて「もちろんさっ!」って。

一番歳の近いお兄ちゃんに聞いてみたら髪の毛みたいに顔を赤くさせたわ。それは、言ったことがあるって答えだと思うの。




わたしだって、お兄ちゃんたちみたいに、大好きな人に大好きって言いたいわ。

でも、私の周りと、彼は、許さないと思うの。結局は片思いで仕方ないのかもしれない。

それでも。




大好きって、言いたいの。ドラコ。


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瞬間 ハリポタ ロンハー


恋する瞬間なんて、僕にも君にもわからないと思う。

だっていつの間にか君に瞳を奪われていて、きっと彼女もそうだと思うんだ。僕の勘違いかもしれないけどね、ハーマイオニー。

でも、そうだと信じたいんだ。



ロン…あのお騒がせな双子のような言葉を吐くのね。



あれ?ダメかな?



その笑顔が怖いのよ、まったく。



でもさ、君は僕の恋人って立場なんだから、良いじゃないか。



……そうね、私も少し譲歩しましょうか。私は瞳とその赤い色かしら。



そう来なくっちゃ、ハーマイオニー。


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一つ 種運命ディアミリ



ミリアリアと別れる時、俺は、頭一つ下の彼女の額に軽く口付けた。



彼女はとても驚いて、顔を真っ赤にして抗議した。


そんな彼女の様子が、とても可愛くて、別れを惜しませる。



ふいに大人しくなった彼女が言った。




頑張ってね、と。



にっこり笑ってまた一つ、ミリアリアの唇に





口付けをした。


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横顔 サモクラ ヴァリプラ


彼女の悩みを聞いていると、横顔が気になった。

幼い顔をしているが、瞳には強い意志。

自分より二歳下なのにと思ってしまう。

だが




その横顔に見惚れていると




何故か納得がいった。


2005年2月更新

summon night natsumi→kir




アルサックの花弁が舞う風景をいつも思い出す



ねぇ キール




キミも思い出す?

あたしがいたころのことを










あたしは

いつも思い出して

涙が滲んでくるよ


二月更新

SUMMON NIGHT craftswordstory Varila→Pratty




もう『友達』として見れなくなった



最初は『好敵手』




次に『友達』




お前を知れば知るほど

思い知らされる







今はまだお前には







――『秘密の恋』



3月更新

summon night natsumi→kir


桜に似た花がこの世界でもまた咲く


何度目のアルサックだろう


あたしは桜に似たアルサックの花を見上げた



隣には


ちょっと照れ屋で口数の少ない彼がいる


それだけで


なんだか



幸せになる


3月更新

summon night natsumi




友達がよくピアノを弾いていた


今日もあたしは彼女のピアノを聞いていた



ふと


キールが口ずさんでいた曲に似てて



涙が滲んで


彼女を困らせてしまった



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ヴァメリ


帰り道 ヴァメリ

「…ヴァッシュさん、いつか言ってましたわよね。」

彼が上へと続くエレベーターに乗る前に私はこういいました。


「……いつも、切符は白紙だって。――今は、白紙だなんて言わないでくださいな。」


今は



明日という切符に


貴方がいることを願ってますわ。





彼にだけ聞こえる声でそう呟いた。



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ロンハー


あげる! ロンハー


「ところでロン。その…チョコレート、いる?」


ハリーとチェスをしているロンに話し掛けた。この時期、毎年こう話しかけているわね。私。


決まってロンは「…ハーマイオニー?君、大丈夫?」と聞き返してくる。



そんなことを言ってきているけど、何と無く嬉しそうな顔をしている。

――弱いなぁ、私ってば。



そうして、毎年私はロンの顔直撃するようにチョコをあげるのであった。



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キルナツ


キミに会いたい キルナツ


色々考えたけど、

あたしが笑ったり泣いたり出来るのは

キミの傍だけだって気がついた。


教室で窓からさす夕焼けが眩しくて

涙が滲んでくる。


――キミに会いたいよ



会いたいよ、キール…!



言葉にならないその想いは

爆音とともに来た。


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ディアミリ


What do you think? ディアミリ


ザフトでオーブの代表がフリーダムに連れ攫われたと聞いたとき、俺は不謹慎にも噴出してしまった。


…あいつらのやりそうなことだな。

そんなことを思いながら、やっぱり不謹慎な考えにたどり着く。




――俺も攫っちゃおうかな…なぁ、ミリアリア?


青い星のどこかにいる彼女を。



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ネストリ


目覚め ネストリ


朝の日差しが眩しくて目を擦った。

なんだか、いつもより暖かいカンジがする。


もぞもぞっと横が何故か動く。

見るとトリスが僕の隣にいた。

しかも気持ち良さそうに寝ている。


「…またか。――まったく。」


いつものことだが心臓に悪い。


けれど、彼女の寝顔を見ていると許してしまう自分がいた。

僕も甘くなったな…。


そんなことを考えて、甘い眠りにまたついた。



サモナイ キルナツ





大好きだよ?



たまに泣きそうになるくらい。

これってあたしが変なのかな?

キミのその声を聞くだけで




立ち向かえるんだ





2005年九月更新

Harry Potter Ron×Hermone




新しい学期が始まって

またあなたは背が伸びたわね



少し気に食わないけれど

その子供っぽい容姿が少しだけ


オトナっぽく見えるわ




ロン