雪舞









ひらひら。





ふわふわ。






ぽんぽん。











今年も雪が降って、わたしの鼻の上に落ちては消えてなくなる。

ちょっとだけ冷たくて、子供のようにそれを楽しんでいた。

ちょっとだけ寒くなって、くしゃみをしたら、後ろから声が聞こえた。




「――馬鹿めが、風邪を引くぞ。」

「司馬懿さまっ!」






わたしのだいすきなこえ。

わたしのだいすきなしばいさま。









いつも浮かべる笑みを司馬懿さまに向けるとすぐに顔を背けられてしまった。

最初はそれがとても悲しかったけれど、今はそれが司馬懿さまなんだって思う。




「大丈夫ですよ?そんなに寒くないですもんっ!」





吐く息は白くなっている。

司馬懿さまはいつものように溜息をつく。それも白くなっていって少しだけ笑ってわたしはまた雪が降る天を仰いだ。

「…好きにしろ。」

そういう司馬懿さまはそこを動こうとはせずにじっとわたしを見ていた。

顔がにやけっぱなしで、頬が赤くなる。





たまらず、天を仰ぎながら少し積もった雪の上で足跡を残しながらくるくるとまわる。

ちょっとだけ、司馬懿さまの方を向いて、わたしの独り言のように言う。









「司馬懿さま、わたし雪大好きなんですよ?」

もちろん相槌はない。

けれど、聞いていることは確か。

「ふわふわしてて。すぐに溶けちゃうけれど、ほら。積もった雪は残ってくれるし。」













「わたし自身も残してくれるんですよ?」













笑顔でそれを言うと司馬懿さまはいつもの眉間の皺をもっと寄せていた。

「だって、こうやって跡になるんですよ?」

足元に目線を泳がせると、今までわたしが踏みしめた足跡が残っている。









「また積もっちゃうと消えちゃいますけど」悪戯を叱られた子供のように言うと、司馬懿さまがよってきた。











「……ならば、私も跡をつけてやろう。貴様にな。」












いつもはそんなことを言ってくれない司馬懿さまなのに、今日はそんなことを言って、わたしは嬉しくなってまた笑顔になる。

暖かい司馬懿さまの口付けが降ってきて、冷たい雪も降っている。












ひらひら。








ふわふわ。












ぽんぽん。













あ・はっぴぃ・にゅぅ・いやぁ☆です(え)すっげぇお久しぶりです。本館の方でも全然創作意欲出なかったですけど、ようやくこっちのほうでは出てきました(え)とりあえず、今年の目標は「やくそく」を終らせることでしょうか?凌統…もう一回クリアして口調覚えなくちゃ(コラ)

ちなみに、この小説は名前変換がありません。今気が着きました。うちの短編司馬懿専用女官です。そして、この別館初のフリー配布小説ですので、よろしければお持ち帰りください。メールフォームでご連絡頂ければ幸いです。んでもって、サイト等に飾ってやるよとかいう方は是非ご連絡くださいませ。泣いて喜びます。著作権は放棄していないのでどっかに「伊予が書いたんよ」とでも記してくださいませ。

では今年もよろしくお願い致します。

20060101 伊予