――いつのまにか、それは落ちていた。







心に波紋を浮かべている。












落ちるがした







愛すべき親友と、初めて好きになった人が、恋人同士になった。

それを親友から聞いて、初めて自分の気持ちがわかった。

―――わたくしはナルに、憧れ を抱いていたのだわ。

気付くとあっけないくらい、納得した。










それが今から少し前。

ナルへの気持ちは、きっと「初恋」というものだったのだろう。

それでは、次にくる「恋」は?

答えは簡単。

これも、気付かないうちにきていた。









「はい、原さん。どうぞ。」

眼鏡の奥で優しげな瞳で熱い日本茶を出してきた。

「ありがとうございます、安原さん。」

今出来る、最高の笑顔を向けてそれを受け取る。

その時に、指が触れた。











すぐに顔が赤くなっていくのがわかった。










「?どうしました、原さん?」

「…いいえ、なんでもありませんわ。少し熱くて…。」

「火傷しないように、ちゃんと冷ましてくださいね。ふーって。」

まるで、可愛い女の子を見るように見てきた。










それが無性に悔しく感じた。










貴方の瞳にうつるわたくしは、どんななのですか?

芸能人?

美少女??










無性に気になった。

麻衣、貴女に伝えなければならないことが出来たわ。










わたくし、恋に落ちたの。

それも相手はやっかいな越後屋さん。















真砂子→安原といったカンジのです。っていうか、安原さんはきっともう気付いているよ。拍手に載せたのが理想。

2008 7 28