月のよく映える夜に、あたしは夢を見る。



それは若葉薫る五月の景色で、うちの近くにある空き地だった。

そこは青く茂った草が沢山生えていて、陽を浴びてキラキラ光って見えた。

ふと気がつくと、あたしはそこに立っていた。

『あれ…?』

どうしてこんな所に立っているんだろうと思って、回りを見渡す。

すると、聞き覚えのある声がしてきた。



「――ね、子龍!今日は雨降らなかったね〜。」

は雨が降って欲しいのか?」

「んー…そうかも。」

「何故?」

「子龍と同じ傘に入れるから!」



笑いあう顔がとてもまぶしく見えた。

そこにはもういないはずの趙雲と叔母の姿があった。











考える間もなく、すぐに景色が変わった。

そこは家の中の大きな通称「本の部屋」。あたしも小さい頃よくこの部屋で遊んだ。

小さな、呟くような声がする。



、この言葉の意味は何なんですか?」

「ちょっ…それを私に聞くの?陸遜。」

「えぇ。どんな意味なんです?」

「〜〜〜!」

「こういう意味ですか?」

「りくそ…っ!」



言葉は何かで塞がれ、途切れた。

きっとそれは、あたしの父さんの声と母さんの声。













いつの間にか、あたしは不思議な空間にいた。

きっとこれは夢の中なんだろうな、なんて思った。

目の前に、薄く、見慣れた姿が見えてきた。

それが声を発する。

、これはの幸せだったころの記憶だよ。君はどう思った?』

『あたしは…。』

『この先のことはよくわからないだろうね、。けれどね。』

一旦息をついて続ける。









『二人のようにではなくて、君は凌統と「幸せ」を続けても良いんだよ?』













母さんと叔母さん、二人は続けられなかった「愛する人とずっと一緒にいる幸せ」。













―――なんで、あたしは良いの?叔父さん―――?









――それは君が俺たちの――だからさ――













肝心なところが聞き取れなくて、またあたしは深い底に行く。

瞼の後ろに白い羽と凌統の顔が浮かんで、すぐに消えた。












おっひさしっぶりでぇぇ〜すっ!!(死)

更新しないで何ヶ月ぶりでしょう!ぎゃはははは。とりあえず、リハビリを兼ねての小説。次から最後まで頑張って書きますよ!にぱv