かみなり
「−−キャァッ!」

黒い雲が広がり、この星では珍しく空の奥で強い地響きのような音がなっていた。

「ミリィ、大丈夫?」

「は、はい、先輩…キャッ。」

ゴロゴロ…。

「今日は天気も悪いようですし、ここまでにしましょうか。」

空模様を見ながらメリルは行言った。

まさかこの星で「空模様」を気にするとは思わなかった。

それも、あの、「彼」の兄が引き起こした大惨事によるもの。

今、世界は混沌と化していた。



岩の陰に隠れながら火を焚く。

この一連の動作ももう慣れた。

この旅をして、もう随分となる。

「どこに、行っちゃったんでしょうねー…ヴァッシュさんと牧師さん。」

「そう…ですわね。」

ミリィから受け取ったマグカップの中のコーヒーを見つめながら呟いた。

彼にこの銃を渡す。そして全てを聞き出す。

最終目的のようで違うこの思いはまるで空に光るカミナリのようだった。

「結局は…お仕事、ですわ・・・。」

「先輩…。」

そう、今はあのカミナリのように激しく、そして輝いているかもしれない。

けど、いつかは収まっていくもの。

その役目を今度は自分で。

                                        fin

アトガキv

100のお題、初めてがこれってどうよ?!しかも意味わからないし〜♪一応、原作のトコです。丁度2.3月ぐらいのアワーズ。で、銃とかなんかいろいろなってるじゃないですか。それ。一応、彼らを追う彼女らみたいな?(爆死)

お見苦しいものをお見せしました;

2003 3 25 伊予

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