Shangri-La









――僕らは、目指した。







「――いやぁ…ネスッ…!」

さっきからトリスの嬌声が高く響く。




彼女と僕が肌を合わせるとき、決まって僕は服を着る。

トリスに僕の身体を見せたくないから。

いつも彼女は隙あらばと狙っているが、そうはさせない。





「あぅっ…あぁ…!」

僕の指の動きに合わせて奥底から愛液が溢れ出してくる。

生理的な反応からか、目からは涙が出ている。

それを舌で拭ってやって、唇に口付けた。

何度目かは忘れてしまったけど、いつも。





――彼女は僕を受け入れてくれる。






互いの唾液を交換するように口内を荒らす。

「んんっ…あ…っ。」




首元に顔を埋めると、彼女の喘ぎが耳元で聞こえた。




ドクンと呪われた血が騒ぎ出す。

彼女の敏感なところを押してやるとさらに激しくなった。

そのまま、そこをこするように上下に出し入れした。



「あぁあぁぁ…っネスッ…ダメッハァッ!」

「―トリス、我慢するんじゃない…。」

「やぁぁ…!」

中が指を圧迫し始めた。そろそろ達しようとしている。

こんな華奢な身体から出ているとは思えないくらいの量の液体がベットのシーツを濡らしていた。

部屋にはいやらしい水音が響いている。



「ネスッ…おねが…いっぁあっいっ…しょに…っ!」

その細い腕で僕の背中に手を回した。

身体は汗ばんでいて、彼女の香りが鼻腔をくすぐる。





彼女が服の中に腕を入れたとき、あふれ出ている膣口から指を引き抜き、一気に猛った自身を突き刺した。





「きゃっあぁぁあぁあぁっ!!」

いきなりの快感に悲鳴に近い声を上げた。

そして、僕はまた耳元で言った。




「トリス…今は、駄目だ…っ。」

いつもの言葉で、いつものように言った。




僕だって、こんな布切れ一枚すぐに脱いで、彼女の肌に重ね合わせたい。

けれど、今は。






「…ふぇ…ネ、スゥ…っあぁ!」

ゆっくりと。けれど激しく攻め立てる。







けれど、今は。

呪われていようとも、二人でこの瞬間を確かめ合って。








”Shangri-La”にはまだ――








「あぁっ!はっぁ…あぁあ!ネスッ…ティ…あぁぁん!!」

彼女と繋がっているところからは快感が波のように襲う。

詰め付けが強くなって、もうすぐだということがわかる。

「…トリスッ…!」

彼女を抱き寄せて、最後の自身を打ちつけた。





「――…ぁあぁあ……っあぁああぁぁああ!!!」

「……くっ…!」








己を彼女の中に放って、一瞬の楽園に浸る。





けれど、それはすぐに現実に引き戻されて。









欲望にまみれた空想を求め続けた。








いつか。






さよなら、蒼き日々よ。


あとがき。

初めて書いたエロでしたが、どうでしょう…?やっぱり、ヌルイですかね?(汗)っていうか、エロって難しいですね!(滝汗)

いやぁ、御見苦しいものをお見せしました;

でも、書いた後はすっきりです(笑)

2004年12月22日 伊予