GMはフイムさん。プレイレポートの文章もフイムさんによるものです。
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一同は依頼を受けて森の牙に集合する。
しばし遅れて、依頼主である女性が現れる。
その女性は名をジェシカ・マクロールといい、ヘビーレザーを着たりりしい20代女性だった。
詳しい依頼内容を聞く一同。
一巡り(一週間)ほど前に、存在すら知らなかった祖父から便りが届いたという。
『遺産をすべておまえに譲る。遺産は屋敷に残している』という内容で。
一度その屋敷に向かったものの、不穏なうわさがある上に、なんとなく怪しい雰囲気でとても近づけなかったという。
そこで、護衛を頼みに来たというのだ。
馬車もすでに手配しているということで、前金200ムーナをもらい、買い物をして早速現地へ向かう一行であった。
ジオはジェシカの姿をどこかで見たことがあるような気がしたが、特に気にしないことにした。現地に到着した一行は、二手に分かれ屋敷の調査と宿の確保に向かう。
屋敷に向かうのは、単独行動が好きなライ。そしてレイン、アルス、ジェシカである。
町外れにある屋敷は木々に囲まれた、二階建ての建物であった。
外観と窓の位置、そして屋敷の中をちょっと確認すると、翌日の突入に備えて宿屋で休むのであった。ついでにレインは、町の住人から屋敷のことについて聞いてまわる。
しかし屋敷には変わり者の老人が一人で住んでいたこと以外、夜中に変な声がするということぐらいしかわからなかった。朝になり、早速屋敷へ向かう一行。
正面から入ると、ドアが左右と正面に合計三つ。
しかし左のドアは反対側からかんぬきがかかっており、入ることができない。
仕方なくその他の入り口から調査を開始する。
ジオ、カルロスを先頭に、アトリーとジェシカ。後衛にアルスとライとレインを据える隊形で挑む。
アトリーは不意に、ジェシカが前方を睨んでいることを確認する。
何を見ていたかはわからなかったが、激しい怒り、恨みなどを汲み取る。応接間と思われる広い部屋に入ると、そこには四体の骸骨が。
動き出したスケルトンを迎撃する一行。
武器の愛称が悪かった上に、スケルトンチャンピオンも含まれていたが、辛くも勝利を収める。
台所には一角ゴキブリが数十匹いたが、すばやく感知したため襲われることはなかった。二階では、ある部屋でレインの妻、ミサが現れる。
レインが近寄るが、何も反応を示さない。
顔見知りでもあるアトリーが声をかけるが、やはり何も答えない。
不審に思ったアトリーが≪幻覚破壊≫をかけると、案の定ミサの姿はかき消えた。
レインは何でもないフリをしていたが、アトリーはしばらくこのネタでレインを困らせることだろう。
その他ではジオが蜂に刺されて少し傷を負ったことを除けば、変わったことはなかった。何も見当たらなかったため一階に戻り、かんぬきのかかっていたドアを壊す一同。
中に入ると、そこは物置であった。
カルロスが部屋を探索して隠し扉を発見する。
階段を下りた先は広い部屋であった。その奥には布で覆い被せられた箱がある。
箱をあけようとカルロスとレインが近づく。
蓋に手をかけた瞬間、ジェシカがつぶやく。
「ついにこのときが来たようね………」
同時に剣を抜き、ジオに向き直る。
「私はズィーグ・マクレガーの娘!父の仇をうちに来た!ジオよ、覚悟!」
同時に、箱の中からホブゴブリンが二匹、そして後ろの階段からもホブゴブリンが二匹現れる。
戦いは壮絶なものになった。
ジオと互角の戦いを繰り広げるジェシカ。加えてホブゴブリン四匹に、残りのパーティも苦戦する。
三匹を始末した所で、ジェシカは<悪魔>に変身をする。
あまりの恨みの深さに驚愕するジオ。
両手が鉤爪、髪の毛が二つにまとまり触手に、足がスカート状の<悪魔>になったジェシカは、ライ、そしてジオをも斃す。
しかし、そのジェシカもレインの剣によって斃されるのであった。
ジェシカは、<悪魔>に取り込まれたことを悔やみながら死んでいった。ジェシカを斃してホッとしたのもつかの間、何者かに屋敷が焼き払われる。
天井が崩れたのを利用して、何とか脱出する一行。
外に出ると、フードをかぶった者が木の上に立っていた。
問いただす前に消えてしまったが、一同は自分達の<敵>を認識するのであった。