≪プレイレポート・フイム編1≫
キャラクター懲戒第一弾 ジオ編
第一話「盗賊捕縛」
〜汚名返上!熊殺しのジオ!?〜

■森の牙参加PC
ジオ・マクレガー  タマット入信者 ◇熊殺し
レナ・デアボリカ  ウィザード
アルス        ウィザード
NPC
ミオ・コーズムーン アルリアナ神官

■依頼内容
 ガヤン神殿からの依頼で、ある盗賊を生きて捕縛する事。
 なお、その盗賊が持っている物も必ずガヤン神殿に提出する事。
 盗賊捕縛は以前失敗しているため、今回は最後のチャンスである。
 名誉挽回のために奮起する事を期待する。
 報酬は一人500ムーナ。前金に100ムーナを渡す。

 一同がたまたま森の牙にいるところに、この依頼が舞い込む。
 二つ返事で引き受けた一同は、まずこの依頼を持ち込んだガヤン信者に情報を求める。
 そこで得られたのは、盗賊が一月ほど前から出没している事、そろそろまた現れるかもしれない、という事程度だった。
 とりあえず、被害にあった屋敷を巡ることにする一同。
 屋敷の主人たちに話を聞いたところ、どこも盗んだのは三十メルチほどの黒い影であり、盗まれた物は家宝級の宝石などであった。
 他に分かった事といえば、宝物庫はどこも同じような間取りであるという事である。

 たいした情報が得られなかったため、裏タマットの情報屋を尋ねることにした。
 ジオが聞き出した情報は、
・盗賊はこの街の裏タマットに所属していない
・動物を使うらしい
・ペローマ神殿から何かを盗み出した
・街の東はずれに潜伏しているらしい
・次に襲われる家
であった。
 この事を残りの三人に伝えた後はすぐにその教えられた家に向かった。

 その屋敷はガヤンも目をつけていたため、しっかり警備されていた。
 一同は宝物庫でガヤン信者二人と一緒に警護する事にする。
 夜が更けてきたその時、突然庭から叫び声があがる。
 窓から覗くと、ガヤン信者達が虫の群れに追いまわされていた。
 虫が部屋に入ってこないように窓を閉めた直後に、今度は屋敷の中から叫び声があがる。
 それは犬の唸り声と、それを止める屋敷の人の声であった。
 それが収まってしばらくすると、部屋の前をねずみほどの大きさの動物が走り抜ける音がした。
 部屋に入ってこられないように、ガヤン信者にドアを押さえるように指示をするジオ。
 しかし、ドアに気をとられた瞬間、窓のガラスが破られる音がする。
 とっさに反応できたのはアルスのみ。すかさず宝石を守る位置に移動する。
 部屋に現れた黒い影は、なんと鳥であった。
 アルスの健闘空しく宝石は奪われるが、レナがジオに≪高速飛行≫をかける。
                                   ホークフライト
 東に逃げる鳥を追いかけるジオ。
 しかし、家と家の間を抜けられてしまい、見逃してしまう。

 ジオを追っていた一同とガヤン信者達は、引き換えしてきたジオと合流し東へ向かう。
 そして、誰もいない家が立ち並ぶ付近でジオが人の気配を感じる。
 家の角から覗いた先では、男が鳥に餌をやっていた。
 何とその鳥は見間違う事か、先ほどの鳥であった。
 そしてよく見るとその男が乗っているのは、熊だった。
 エリクサで体力を回復させてすぐに突撃する一同。
 戦いの前に、男は懐に手をやる。レナは、杖を持っている事を見て取った。
                           ワンド

 戦いは長引いた。
 ジオは熊を、ミオは男を相手にしたが、後方支援の魔術師達が上空から来る鳥の攻撃に耐えられず、魔法の支援がほとんどなかったからだ。
 それでも何とか≪盾≫を受けたジオが、熊を圧倒する。
            シールド
 運悪く武器を落として素手になってしまったが、形勢は逆転しなかった。
 ジオとミオはそれぞれ手痛い一撃を食らうものの、結局の所はジオ一人で撃退。男を生きたまま捕縛した。
 そして、駆けつけてきたガヤン信者達に引き渡したのだった。

 サリカ神殿にて傷の手当てをした一同は、報酬を貰いにガヤン神殿に赴く。
 労いの言葉とともに、報酬を渡される。
 あの杖は、動物を自由に操れるものだという事だった。
 報酬を受け取って帰路につく一同。
 しかし、入り口付近でガヤン神官に呼び止められるのであった……

続く

参加キャラクター参加プレイヤー
ジオ・マクレガー猫撫雅遊
アルスSYK
レナ・デアボリカ黒光
GMフイム

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