マスターの正しいいぢめ方

 偽バレリア「ひょ〜ほほほ、ひしゅと〜りかる、ひしゅと〜りかる」

 ひしゅと〜りかる:本来は「historical」(「history」の形容詞形)。山口大学ボードゲーム研究会(略称、ボー研)の誇る伝説の狂人(?)くつるおかさまがよくおっしゃられていた言葉。シミュレーション・ゲームで1945年に唯一残った戦艦大和を沖縄に海上特攻させる(史実では45年4月7日に空爆で沈没)……のではなく一路ハワイに向かい、艦砲射撃で航空機を壊滅させるというような素晴らしい(?)作戦を成功させた時にお使いになる。

 偽ユーリ「して、偽バレリア様。今宵はまず……」

 偽バレリア「うむ、まずは基本からぢゃな。セッション中に寝るなどというのではまだまだ序の口なのぢゃ」

 まだまだ序の口:こーゆーことを言う奴に限って序二段か三段目で終わる(「笑いの文化人講座」より)

 偽バレリア「依頼を受けても『いやー、これまで危険なことやってきたので隠居したいんですよ』とか言って『動かない』ことぢゃな。で、マスターに突っ込まれると『ロールプレイしているだけじゃい!』と逆ギレする」

 偽ユーリ「ほほお、さすがですなあ。居眠りやお絵描きはどうでございますか?」

 偽バレリア「ひょひょひょ、まだまだお主は青侍ぢゃ」

 青侍:身分・官位の低い武士を指す。ただし、一般的には「未熟者」として用いられることの方が多い。「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」なんかで悪代官(だけじゃないけど)の不法を糾弾するような連中。個人的には故・黒澤明監督の「椿三十郎」を鑑賞してみることをお薦めする。38年も前の映画だけどね。

 偽バレリア「よいか、セッションの前日にプレステでもやって徹夜するのぢゃ。そして、ボーッとなった頭のままで参加する。当然、通常時より頭の回転が鈍るから自然セッションの進行がよく分からなくなる。で、しつこくしつこくしつこく(中略)しつこく『あーマスター、今何言ったの?』と言うのぢゃ」

 偽ユーリ「くくく、愚かなマスターの血圧がうなぎ登り(?)ですなあ」

 偽バレリア「ひょ〜ほほほ、わあが軍の勝利ぢゃあ(意味不明)。それから、『パワープレイに徹する』のも一案ぢゃ」

 偽ユーリ「お館様(←おい、偽バレリアは武田信玄か何かか?)、それは陳腐では?」

 偽バレリア「ぢゃから、そこもとは万年優勝候補なのぢゃあ。ここで言う所の物の『ぱわあぷれい』はルールの裏の裏まで把握して、強敵をもあっさりと屠り……」

 偽ユーリ「をを、マンチキンというやっこ凧(?)ですな?」

 偽バレリア「違うのぢゃあ。そこで、マスターが『それってマンチだよ』とか指摘すると『マンチキン』の本当の意味をとうとうと語って聞かせるのぢゃ」

 「マンチキン」の本当の意味:「わあい、+1の魔剣だあ」とか言って喜んで「ロールプレイ」を全然せず、無邪気に強さを追い求め続けるようなプレイヤーのこと。分かりやすく言うと、「深淵」で「スレイヤーズ」的行動を取ったり、「トーキョーN◎VA」で「スレイヤーズ」的行動を(中略)取ったりすること。あー、筆者は「スレイヤーズ」好きだよ。「ナーガ様といっしょ」(MAGIUSシリーズのやつ)のマスターをやったこともあるし。

 偽バレリア「他にもあるのぢゃ。『ストーリーの裏読み』の一種での」

 偽ユーリ「むむ、それはありがちでございますぞ、大殿(←時代劇じゃないんだからやめんかい)」

 偽バレリア「違うのぢゃあ。意図的に間違えて『読む』のぢゃ。例えば、モトネタが『少女革命ウテナ』のダンジョンもの(←んなもんあるか!)だと分かった場合、『なあ、マスター、それって「キテレツ大百科」の2巻のあの話だろ』とか言って驀進するのぢゃ。ひょ〜ほほほ、アトランタは火の海なのぢゃ」

 アトランタ:アメリカのジョージア州の大都市。南北戦争でシャーマン将軍により火の海にされた。「風と共に去りぬ」の名シーンでもある。

 偽バレリア「それから、お菓子も使えるのぢゃ。ポテトチップスのようにすぐ指がベトベトになったり、アメのようにしゃべっている時に口から出てしまう恐れがあるものばかりコンビニ(スーパーの方が安いけど)で買ってくるのぢゃ!!!」

(続かん!)
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