知ったかぶりプレイヤーへの対処法
ユーリ「こりゃまた面倒な……」バレリア「確かにそうや。しかし、初級者マスターにとっては避けて通れぬ問題やろ。 誰かて初めは初級者なんやけん」
ユーリ「でも、仲間内でやる時なんかは」
バレリア「問題ないの」
ユーリ「僕のセリフをとらないでくださいよ」
バレリア「ええんや、あんたはうちの尻に敷かれとるほうが合っとるんやから」
ユーリ「……」
バレリア「いじけおってからに。話を元に戻すで。仲間内のセッションならお互い気心がしれとるから、初心者マスターでもプレイヤーがサポートに回ってくれるケースが多い。んが、コンベンションではそうはいかん。今回、当然のことながらコンベンションにおける問題として取り扱っていくつもりや」
ユーリ「何でですか」
バレリア「回転悪い奴やのー、あんたも相変わらず。『鯨夢工廠』は『定期的にコンベンションを開くサークル(?)』やろが。『内輪での対処法』なんて書いたってしゃあないやろ?第一、筆者の事情もあるし」
筆者の事情:筆者はTRPG歴10年(実質的には5年)でありながら、内輪のサークルでプレイしたことはほとんどない!どーしてそーゆーことになったのか、筆者自身にもよく分からない(オイオイ)!で、結局筆者はコンベンション大好き人間と化してしまったのである。
ユーリ「ふざけた事情ですね。それにしても、TRPGやってると何人かに一人はごちゃごちゃと理屈並べる人いますね。ゲームのルールなんか以外の点で」
バレリア「そ。そーゆー人が初級者マスターにとってはかなり困る。ことに、知ったかぶりプレイヤーがマスターよりも年上である場合は更に困る」
ユーリ「じゃあ、どうすればいいんですか?」
バレリア「うむ、ここで筆者の親友である牛乳マスターさんの言葉を引用してみよう」
ユーリ「牛乳マスターっていうと、あのいつも1リットル入りの牛乳パックを持ってコンベンションに参加する人ですよね?他県ですけど」
バレリア「ほう、あんたのところてんの脳(by「三つ目が通る」)にもちゃんとインプットされとったか」
ユーリ「そんなことはどうでもいいんです。早く話を進めて下さい、バレリア」
バレリア「ほな引用するで。『マスターは威張る』べきである、ということや。結局、PCの運命握ってんのはマスターやけんの。プレイヤーがブーブー言っても、マスターのさじ加減一つでセッションの展開そのものがガラリと変わることを自覚しておくべきや」
ユーリ「『マスターはPCよりも強し』ですね」
バレリア「まあ、でもこの手にも問題が無くはない」
ユーリ「は?」
バレリア「プレイヤーとマスターの信頼関係を壊す恐れがあるんよ。『暗黒太陽の浮気娘』で描かれたセッションみたいに」
暗黒太陽の浮気娘:以前にも触れたので内容については省略する。途中でパーティー内結婚を果たしたにも かかわらずDMによって死に別れさせられ、泣きじゃくる女性プレイヤーが登場する場面がある。
バレリア「結局、知ったかぶりプレイヤーを抑制するには他のプレイヤーの協力も必要やな。うまくロールプレイでそうしたプレイヤーをたしなめたり、知ったかぶりプレイヤーよりもはるかに体系づけられた知識を持つプレイヤーがアドバイスしたりとか」
ユーリ「『体系づけられた知識を持つプレイヤー』ってどんなプレイヤーなんですか?」
バレリア「クイズ番組の優勝者ではなく識者やな」
ユーリ「よく分からないんですけど……」
バレリア「また初めから説明かい。ええか、『クイズ番組の優勝者』というのは整理されていないただの『情報』を頭に放り込んでいるような人のことを指すんや。これに対して『識者』は『情報』をきちんと区分し、脳内の引き出しにしまっておいて必要な時に引き出して現状分析に役立てるプレイヤーのことを指すんや」
ユーリ「じゃあ、そうしたプレイヤーもいなくて、マスターも強く出る性格じゃない場合はどうするんです?」
バレリア「なかなかスルドイ。花マルや」
ユーリ「ちゃんと答えて下さいよお」
バレリア「いろいろな本や雑誌、TV番組等で勉強していくしかないの。まあ、時間はかかるけど。読むんやったら講談社現代新書あたりが手ごろかのう」
(「ウェルカム・トゥ・サラエボ」はすさまじかった)